ベランダに寄せ植えの鉢を並べ、ささやかながらガーデニングを楽しんでいます。
花の苗を購入するのは、家の近くにある「フローラ黒田園芸」さん(さいたま市)。
珍しい苗や多肉植物が充実、参考にしたい寄せ植えや魅力的なディスプレイが評判の園芸店です。カントリーガーデンもあって「こんなお庭があったら、いいのに…」と訪れるたび、ため息が出ます。
この店では毎月園芸教室を開催していて、7月は「サボテンの寄せ植え」でした。
窓辺で育てている柱状のサボテンがいびつな形になったり、うさぎさんの耳のような形がかわいかった「バニーカクタス」がひょろひょろ伸びたり、サボテンの栽培方法を知りたいと思っていたので、初めて園芸教室に参加してみました。
25名ぐらいの参加者が3つのテーブルに分かれて座り、一人ずつ自己紹介から。参加理由は「サボテンの寄せ植えだから」という人が多数、サボテンは人気なんですね!!
まずは講義で、除草剤の使い方やこの季節の害虫の駆除の仕方、サボテンの育て方や増やし方のお話を聞きました。害虫の話を聞いて、柿の木の枝を切った時に飛び上るほど痛かった記憶がよみがえり、これはイラガの幼虫の仕業だったことを数十年ぶりに知りました。
休憩をはさんで、サボテンの植え込みに挑戦。テーブルの上には一人ずつぽってりとした黒の素朴な鉢と直径5センチぐらいのサボテンが4種類、そしてサボテン用にブレンドした土が用意されていました。植物には必ず肥料が必要だと思っていましたが、サボテンはやせた土を好むので肥料はほとんどいらないんですって、参考になります。
厚手の園芸用手袋をして、とげが刺さらないように慎重にポットからサボテンを取り出して土を取り除くと、根は意外にも貧弱。サボテン自体が水を蓄えているので根はそれでいいんだそうです。なるほど納得!
4つのサボテンの配置と鉢からの高さのバランスを見ながら出来上がりのイメージを決め、土を入れていきます。たったそれだけなので15分程度で完成、案外簡単です。
注意点はサボテンにキズをつけないこと。一度ついたキズはずっと残ってしまうそうです。
4つのサボテンは、どれもコロコロっとした球形ですが、それぞれに表情があって見飽きません、ピンクのお花もアクセントになっています。出来栄えはこんな感じ!
店内には、いろいろなサボテンの寄せ植えがありました。一種類のサボテンをたくさん寄せ植えするのも素敵、鉢との組み合わせで雰囲気も変わります。
私のサボテン栽培の失敗は、置く場所と水の与えすぎにあったようです。
今回の寄せ植えは、形を崩さないように上手に育てたいと思います。
強い日差しの中でもサボテンはたくましく育ってくれそうです。
■フローラ黒田園芸