情熱のスペイン一人旅 その3
バレンシア編
こんにちは。寺社部長の吉田です。
今月は先月に引き続き、スペイン一人旅のレポートです。
バルセロナひとり歩きを3日間満喫し、4日目からは、バルセロナ発のバスツアーに参加しました。
と言っても現地の会社主催ではなく、日本の王手旅行会社主催のツアーです。
東欧、スイス、イタリア、フランス、スペインなどの都市から都市へ、観光しながら移動していきます。事前に予約しておけば、どこで乗っても降りてもよい設定で、食事や観光なども最低限しかついていないため、自由に動きたい旅慣れた人に人気があるようです。
わたしが選んだのは、バルセロナから南に向かい、アンダルシアを経由して、マドリッドで解散という魅惑的なコース。一日目は、バレンシアに向かいます。
最初の立ち寄りポイントは、ローマ時代から続く街、世界遺産のタラゴナです。
バルセロナに数ある世界遺産は19世紀末の建造物が多いですが、こちらはぐっと古い紀元前3世紀に築かれた街です。当時は、100万人もの人口を擁するイベリア半島でも最大の都市でした。現在は、地中海に面したリゾートとしても人気。
ローマ時代の街の特徴は、いくつかの公共施設が必ず設置されていることです。
この街の最大の見どころは、海辺の円形競技場。ローマ時代にはここで剣闘士と猛獣が熾烈な闘いを繰り広げ、上流階級の人々が歓声を上げながら見物していたのです。
この写真の奥にある四角い建物は、ローマ時代のプレトリ。当時の長官の公邸でした。
手前にある白っぽい建物は現代のアパートのようです。時代を超えた建造物が混在する不思議な光景。
街の中心部にはカテドラルがあります。こちらはローマ時代のものではなく、15世紀に完成したものです。
ロマネスク様式、ゴシック様式などが混在しています。地中海世界の歴史の奥深さを感じさせます。
カテドラルの周囲には旧市街が広がっています。アンティークや古道具を売る市も開催されていました。
スペインらしいカラフルな模様の陶器を扱う店も。
郊外には、ローマの水道橋もあります。こんなものが現在まで残っているなんて、ローマ時代の技術力の高さがしのばれます。
バスはさらに南に向かって走ります。バレンシアに到着し、お待ちかねのランチ。地元で人気の「カーサ・クレメンシア」です。
お料理はバレンシア名物のシーフードパエリア。どーんと大鍋で作られ、一人前ずつ皿に持ってサーブしてくれます。
おお、さすがスペインだなと思ったのがこちら。一人用の小さな容器に入ったワインビネガー、オリーブオイル、チリが、個々にセッティングされている。好きなように味付けしなさいということですね。
こちらは厨房。パエリアの大鍋をズラリと並べて薪で炊く。地元の人が容器を持って買いに来てます。
バレンシアの旧市街。イスラムの影響も残るエキゾティックな街並みです。
カフェで一休み。飲み物は搾りたてのバレンシアオレンジジュース。思わず「わぉ!」と声が出るほど新鮮で美味。幸せの味ってこういうものかと。
こちらも「わぉ!」パンからあふれ出るほどの生ハムサンド。こんなのはもうスペインでしか食べられないよ。
夕暮れ時になると建物がライトアップされ、一段と魅惑的に。
一方こちらは、郊外にある「芸術・文化都市」。バレンシア出身の建築家カラトラバが中心となって設計された複合文化施設です。最初の建物ができたのは1998年なので、すでに20年以上が過ぎているのに、現在でもほかで見たことがないほど未来的です。
まるでSF映画の世界に迷い込んだよう。実際に映画の撮影も行われたそうです。
夜景も素晴らしいです。
バレンシアではホテルの朝食も大充実。
どれを食べたらいいかわからない。このホテルは一泊だけなのが残念。
このサラミがまた美味なんです。
グリッシーニの後ろの調味料を見て!特に日本人が多いホテルではなかったが、醤油とテリヤキソースまで用意されているではないか。
バレンシアからアンダルシアに向かってバス旅は続きます。次回は、アルハンブラ宮殿など魅惑のスポット情報をお届けします。
吉田さらさ
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