おうちで楽しむ、京の味と物
コロナウィルスの感染で、不要不急の外出自粛が求められている今。
「春の京都旅を予定していたのに~しばらく行けない!」と、がっかりなさっている京都好きのみなさんに、おうちにいながら京都気分に浸れる、『おうちで楽しむ 京の味と物』をご紹介していきます。インターネットや電話などで、全国どこからでも注文できる品々です。
第3回
ご飯がすすむ京の味 「ちりめん」の「水徳」
京都を代表する味と言えば、「ちりめん」。京都の食卓には欠かせない一品で、カルシウムも豊富なじゃこが、食事をいっそう豊かなものにしてくれます。
ご紹介する「水徳」は、五条大橋のそばにあり、創業明治25年の京ちりめんの専門店です。
ここの「ちりめん」の特徴は、一般的な「山椒ちりめん」だけでなく、湯葉をふんだんに使った「湯葉ちりめん」、香り豊かな「生姜ちりめん」、芽ひじきと京山椒が入った「弁慶」、金ゴマ入りの「金閣寺」など、さまざま味わいの「ちりめん」が楽しめること。いずれも宮崎産を中心とする厳選したじゃこを使い、それぞれの味わいに沿って、吟味された調味料で、丁寧に炊き上げたものばかり。いっそうご飯をすすめます。
(山椒ちりめん 35g 540円、70g 1,080円)
お店でお話を伺ったのは、「水徳」の会長の北里さん。
「じゃこによって、微妙に味が異なりますので、何種類かのじゃこをブレンドして、深い味わいを出すようにしています。また、添加物を含まない調味料を使い、それぞれにあった炊き方をしています」と。
お店の近くにある工房で、熟練した職人さんが丁寧に炊き上げた「ちりめん」は、本当に美味しく、次々に異なる味を食べたくなります。
東京では、日本橋三越や銀座三越で扱われている京の味。今は、全国から注文できるホームページの「購入ガイド」が便利です。
そのページには、各種ちりめんをはじめ、佃煮、実山椒、ふりかけのまぶしなど、ご飯がすすむ品々が揃って、簡単に注文できます。
クレジットカード、銀行振り込み、代金引換が選択できます。
京都を思いながら、ぜひ味わっていただきたいもの。
清水寺への参拝の折には、五条大橋の近くのぜひお店へお立ち寄りください。
京都のおみやげにもしたい逸品が揃っています。
水徳
京都市東山区五条橋東2丁目9
☎075-531-0005
営業時間 10:00~17:00
月曜休み
小原誉子のブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」