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沖縄は梅雨明け直後から1カ月がおすすめ! 浜比嘉島の古民家食堂『てぃーらぶい』へ

かりぃ

かりぃ

東京生まれ。インド育ち。2012年より沖縄在住。既にリタイアした夫と中学生の娘との3人暮らし。おいしいもの・旅・美容・健康に強い関心あり。度々自宅で開く宴会が元気の源。ペンネーム「かりぃ」は沖縄語で「乾杯!」。スーパーフード「モリンガ」商品製造販会社経営、NPO活動、翻訳・ライターなど数足の“わらじ”を履いて奔走中。沖縄発の“おでかけ”お届けします♪

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こんにちは。かりぃです。
沖縄、梅雨明けしました! 今年は雨が少なかったとはいえ、梅雨明けは空色、雲、空気、日射しが全然違って、夏気分も盛り上がります。

 

「久しぶりにドライブ行く?」となり、家族でおでかけ。沖縄本島の東海岸と4つの離島をつなぐ海中道路へ。両サイドに見渡す限りの海が広がる全長5キロのこの道路は人気のドライブコース。

空と海の青さに包まれて走るのは爽快!
沖縄に行くならどの季節がお勧め?と聞かれたら、私はいつも「梅雨明け直後から1ヶ月!」と答えています。この時期は晴れ渡った空が美しく、夏休みの混雑前でまだ海水の透明度が高い。そして台風の心配もない。良いことずくめなのです。

 

今回私たちは海中道路から、さらに海の上にかかる浜比嘉(はまひが)大橋を通って浜比嘉島へ。

島の西側にある浜比嘉ビーチ。日曜でも家族連れが3組だけ。のんびりくつろげます。ここから車で15分ほどの伊計島は管理された有料ビーチが多く観光客で賑わっていますが、私はネットが張られ監視員のいる管理ビーチが苦手なので浜比嘉島が落ち着きます。

 

お腹が空いたので、大好きな古民家食堂『てぃーらぶい』へ。
「てぃーらぶい」とは沖縄の言葉で、ひなたぼっこ。こんなお家の縁側でお昼寝したら、さぞ気持ちいいだろうな……といつも思います。

 

古民家は築90年以上。お家もお庭も、隅々まで丁寧にお手入れされているのが伝わってきます。床の間に三線が置いてあったり、壁には子どもが描いた絵が飾ってあったり、島に流れるゆったり時間を味わえる癒しの空間。

オーナーの中山直樹さん。島の良さを分かち合いたいという想いが丁寧につくられたお料理と共に伝わってきます。お店では義理のお父様が畑で作られる無農薬野菜を使うことも。お店の方々の気さくであたたかい笑顔や声がけも、親戚の家に来たような安心感を与えてくれます。

 

メインメニューは、沖縄そばに小鉢2品、甘味1品がつく「てぃーらぶいの沖縄そば膳」。そばは「中身そば(豚モツ)」と「ソーキそば」の2種類で、ソーキは塩味としょうゆ味の2種類から選べます。

【左】「塩味付けソーキの入ったソーキそば」…塩味ソーキ最高! と娘が大喜び。ふっくらした卵焼きも出汁を吸っておいしそう。目を引く紫色は「紅芋のナーントゥ(餅)」
【右上】「県民が愛してやまない中身そば」…豚モツを干し椎茸やこんにゃくと一緒にかつおだしで煮たスープに、おろし生姜を加えるとより一層風味豊かに。手前の小鉢が「大根ともずくのさっぱり和え」、右奥が大好きな揚げたて「じーまみー豆腐」。1つ目はそのまま、2つ目はそば出汁に浸して食すのがお勧めだそう。
【右下】クバの葉で作られたウチワに貼られたメニューがかわいい。

 

食後は島内をぐるりとドライブ。
浜比嘉島は神々の島とも言われ、琉球神話では琉球の創世女神アマミキヨが夫のシネリキヨと共に浜比嘉島で子育てをしたとか。現在も『シルミチュー』『アマミチュー』という霊場があり、人々が無病息災や子宝祈願に訪れます。

『アマミチュー』
アマミキヨとシネリキヨが眠るお墓。歩いて島に渡ることができ、岩でできた島の一角にお墓があります。今でも毎年旧暦の元旦には、集落のノロ(女司祭)による女五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄などの祈願が行われているそう。

『シルミチュー』
鳥居をくぐって長い階段を登ると、アマミキヨと夫のシネリキヨが子育てをした洞窟があります。(洞窟入口の柵は、ご神事の時以外は開かないので外側から祈祷する形になっています)

 

浜比嘉島の霊所は特に子宝祈願にはご利益絶大と言われ、ずいぶん前になりますが皇族の方もお忍びで(といっても大抵SPがいっぱいついて通行止めになったりするのでお忍べないのですが 笑)祈祷にいらしたことも。その際には前述の『てぃーらぶい』でお食事をされたので、その時間帯は当然貸切。偶然訪ねた私はお店に入れず海で遊んで皇室の方々が帰られた後に出直したことがありました。ご利益のおかげか否かはわかりませんが、私の友人でも、ここで祈願した後に子宝を授かった夫婦が3組いるので、もしかしたら本当に効き目があるのかも!?

 

シルミチューのそばには兼久ビーチという天然ビーチもあってこちらも穴場。個性的な形をした大きな岩々が独特の雰囲気を作り出しています。水の透明度が抜群で遠浅なので、潮がひいているとかなり沖まで歩いて行けます。娘が小さい頃はよく水遊びをしにここに連れてきました。

浜比嘉島の後は、海中道路で繋がる4島の一番奥にある伊計島までドライブ。帰りがけに宮城島のフードカー“HIGE’S(ヒゲーズ)”でドリンクを購入し、テラスで風にあたってひと休み。こちらも美味しそうなフードメニューがたくさんありましたが残念ながらこの日は完売だったのでまたの機会にご紹介しましょうね。

 

さぁ、これから夏本番!!
元気に太陽を浴びて夏を楽しむぞ♪

 

古民家食堂てぃーらぶい

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