おしゃれとエイジング対策、両方がかなう大人のトレンドヘアとは?
髪が細くなって頭皮が目立つ、ふんわり感がなくなってボリュームが出にくくなる、白髪が目立ってきた、うねりや広がりが加速してスタイリングが決まらない…。
40代、50代と年齢を重ねるにつれ、増えてくる髪の老化悩み。
髪悩みは上手にカバーしたいけれど、今っぽくておしゃれで、いつまでも若々しく見えるヘアスタイルでいたい!
そんなおしゃれとエイジング対策の両立を目指す、大人のための「トレンドヘア」を紹介します。
センスのよさと高い技術で人気の美容師さんが提案する、最新のヘアスタイルとは?
今の髪型に満足できていない人、新しい髪型にトライしたいと思っている人は必見です!
■大人のためのトレンドヘア・ファイル
大人の髪悩みを全方位解決!?
ブリーチハイライトと白髪がミックスされたデザインカラー。コンパクトなショートボブをふんわり立体見せ!
今回、ヘアモデルになっていただいたのは、望月麻夕子さん(58歳・カラーコーディネーター)。
※2024年8月14日時点でのプロフィールです。
白髪、ぺたんこ、メリハリがなくて寂しく見えがち…。
そんな大人の複合的な髪悩みを解決に導いてくれるのが、白髪生かしのハイライトカラーとバランスのとれたショートボブの組み合わせです。
レイヤーを入れて動きやエアリー感を出しやすくした髪に、ハイライトの立体見えの相乗効果で、ふんわりした絶妙な毛流れが生まれます。
目指すのは、ポジティブな気持ちになれるショートスタイル。
エレガントな雰囲気をまとわせながら、ハイトーンカラーでポップなニュアンスをプラス
「約15年前、年齢による髪の悩みや、しょんぼりした気持ちを払拭するようなヘアスタイルの提案をしてくれたのが、ヘアサロン『kakimoto arms(カキモトアームズ)』。それ以来、ずっとおまかせしています」と語る望月さん。
太くて硬い髪質なのに、トップがぺたんとしてきたり、白髪が目立ってきたり…。
悩みひとつひとつに寄り添い、ずっと若々しく見えるヘアスタイルにしてくれるそう。
望月さんのこだわりは、エレガントであること。
「短いスタイルでも刈り上げにはしない、着物を着たときでもアップにできるヘアスタイルに、とお願いしています」
ヘアカラーを明るくすることをためらっていましたが、今回は思い切ったブリーチハイライトに挑戦しました。
■おしゃれ見えのポイントは?
ブリーチで作る細かなハイライトが白髪とブレンドされ、いい具合に。
白髪染めを使わなくてもカムフラージュできるため、白髪染めすることに疲れた人は、ぜひ試してほしいテクニックです。
■もともとの髪は?
【Before/髪を変える前の望月さん】
太くて硬い髪質なのに、最近は頭頂部の立ち上がりやボリュームが減って、ぺたんとしがちなのが気になります。
白髪が目立ってきているのも悩み。
■大人のトレンドヘア作り・その1
【カット】は?
細部に長さを残し、短くても、フェミニンな品の良さを損なわないバランスに
ベースは、耳下の長さのショートボブ。
頭の丸みに沿ったシルエットになるよう、後頭部の下のゾーンはグラデーションカットに。
そのとき、後ろの衿あしは、左右両側をやや長め、中央を短めにして、正面から見たときに、衿あしの髪がチラリとのぞくバランスにします。
前髪は目にかかるくらいの長さに設定し、真ん中を短め、両端を長めにしてサイドにつなげたフレアバング。
※フレアバングとは、真ん中から左右に広がるように流れる前髪のこと。
ハイライトカラーと相性がよく、ふんわりした動きが強調されます。
■大人のトレンドヘア作り・その2
【カラー】は?
細かく入れた、たっぷりのブリーチハイライトで、白髪をカバーしながら華麗なオーラを!
衿あし以外の髪全体に、細かくブリーチのハイライトを入れてから、明るめのカラーをかぶせます。
ベースのカラーは、ベージュにほんのりシルバーを混ぜたシルキーベージュ。
黄みやギラつきを抑え、まろやかなくすみを感じさせるおしゃれな色みです。
カラー剤は、白髪染めではなくファッションカラーを使うのがポイント。
白髪には色が入らないため、白髪とブリーチハイライト部分が自然になじみ、まるで本物のブロンドヘアのような立体感が生まれます。
■大人のトレンドヘア作り・その3
【スタイリング】は?
カールアイロンで内巻きワンカールに。
巻いた髪をざっくりほぐし、ラフな動きをつけて
髪を洗ってタオルドライしたあとに、保湿系のトリートメントをなじませてから、ドライヤーで髪を乾かします。
乾かしたあとは、直径32mmのカールアイロンで、毛先全体をワンカールの内巻きに。
トップは根元から巻き込み、ふんわりさせます。
カールアイロンで全体を巻き終えたら、ざっと巻きをほぐします。
ファイバーワックスをあずき粒大、両手に取ってなじませ、髪全体にもみ込んで、「束感」仕上げにします。
サイドの髪を耳にかけ、前髪からサイドに流れるラインを整えたり、後ろの衿あしの左右両端が前から見えるようにすれば完成です。
【終わりに】
「私の瞳の色が薄いので、それを考慮して、明るい髪色にしてくれたのもうれしい!
それに合うように、今日は服もパッとした鮮やかなカラーを選びました」と望月さん。
気分を上げてお出かけしたくなるようなヘアスタイル、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【カットを担当した美容師さんはこの方!】
細畑久寿(ほそはた ひさとし)さん
ヘアサロン「kakimoto arms 二子玉川店(カキモトアームズ 二子玉川店)」
店長
モード系からやわらかい雰囲気のスタイルまで、幅広いイメージのボブが得意。
社内外のコンテストや撮影に参加し、優勝経験もある実力派のスタイリスト。
しっかり一人一人のライフスタイルを考え、その人の持つ魅力や可能性をさらに広げられる提案をしてくれます。
【カラーを担当した美容師さんはこの方!】
坂口綾菜(さかぐち あやな)さん
ヘアサロン「kakimoto arms 二子玉川店(カキモトアームズ 二子玉川店)」
カラーリストチーフ
豊富な経験と知識を持ち、幅広い年齢層のお客さまを担当。
トレンド感あるハイライトデザインや、おしゃれに楽しめるナチュラルウィービング、白髪を生かしたカラーのほか、まろやかな仕上がりの絶妙ヘアカラーなど、こだわりの詰まったデザインに仕上げてくれます。
美容やファッションが大好きで、最新の美容情報トークもお客さまに好評。
●「ナチュラルウィービング」とは?
「ウィービング」はハイライトのこと。
地毛を残しつつ、地毛になじむような明るさのハイライトを全体に入れるテクニックです。
地毛を残すので、根元の髪が伸びてきても、色の差が気になりにくいのがメリット。
【今回担当した美容師、細畑久寿さん、坂口綾菜さんのいるヘアサロンはこちら】
kakimoto arms 二子玉川店(カキモトアームズ 二子玉川店)
東京都世田谷区玉川2-23ー1 二子玉川ライズ Dogwood Plaza 3F
公式サイト:https://kakimoto-arms.com/
東急田園都市線・二子玉川駅直結のビル、二子玉川ライズ Dogwood Plazaの3階にあるヘアサロン。
フレンチシックなスタイルをイメージした内観。
パリのアパルトマンのような、プライベート感が漂う居心地のいい空間です。
カット、ヘアカラー、ネイル、それぞれのプロフェッショナルのスタッフが丁寧に対応してくれます。
撮影/青柳理都子〈人物〉 メイク/広瀬あつこ 取材・文/斉藤裕子