「ブラッシングとは、髪をとかすのではなくて、頭皮をとかすことです」と本山さん。シャンプー前に行えば、汚れが落ちやすくなり、疲れたときに行えば、リラックス&リフレッシュ効果も! いつでもどこでも代謝が上がって髪も体も好調になる、本山さん流スカルプストレッチ・ブラッシングのプロセスを公開!いつでも、どこでも、やればやるほど代謝も上がりますよ!
Brushing
1 中間から毛先の髪のもつれを取る
ボブ以上の長さがある人は、あらかじめ毛先のもつれを取り、ブラシの通りがよくなるように毛先をとかします。髪が短かったり、パーマが強めにかかっていたら不要です
2 耳上から耳を囲むようにとかす
生え際の指1本分くらい前からブラシを当てて、耳上から耳を囲むようにとかして。ブラシのピンを頭皮にしっかり当てながら行うことも大切。リンパの流れも促進できます
3 頭の中央は生え際の手前からとかして
前頭部の中央も皮下に筋肉が走っているので、指1本分くらい手前からとかすと、血液の流れを促進できます。ブラシを縦に入れ、頭頂方向に向かってとかし、頭頂あたりで止めて
4 衿あしも、首から始めて頭頂部へ
お辞儀をするように頭を前に倒し、首から衿あしを頭頂部方向にとかし上げます。腕を上げるブラッシングは、肩や肩甲骨を動かしてリンパを流すことにもつながるので一石二鳥!
5 頭頂部は交差するようにとかす
頭頂部は、ブラシを持ち替えながら、右前から左後ろへ、左前から右後ろへ、と交互に斜めにとかして。終わると頭皮がポカポカと温かくなり、血行がよくなるのがわかります
[写真右から]
プロが支持するブローブラシ
ヘアサロンで人気のプロ仕様ブラシ。頭皮への当たりが柔らかく、静電気が発生しにくい豚毛製。毛先の繊細なカット面にも職人のこだわりが。
ブローブラシL-381 ¥4,000/サンビー工業
本山さん監修のブラシ
長いピンと短いピンがあり、その間に髪が通ると、キューティクルが引き締まりツヤが出やすくなる設計。
スカルプブラシワールドモデル(ロング)¥6,472/エス・ハート・エス
柔らかさが大切!
ブラシの選び方
ブラシは頭皮への当たりが痛くなく、リラックスできるクッション性のあるものがおすすめ。新たに買うときは、ピンのしなりがよく柔らかいものを選んで
隅々まで洗える
シャンプー中のブラッシング法
「泡立てたときに手ぐしでブラシの通り道を作ってから行えば傷みません。ブラシで毛と毛の間までしっかり洗うと、立ち上がりやツヤ感が違いますよ」
1 泡立てて手ぐしを通したら、耳上→頭頂部へとかします。途中で止め、毛先まで抜かなくてOK
2 流すときもシャワーを当てながら、ブラシでとかします。すすぎ不足による頭皮トラブルも解消!
前述のロングタイプとブラシ部分は同じ作りですが、柄が短く、お風呂での洗髪時に使いやすい形状。付属のブラシ立ても便利。
スカルプブラシワールドモデル(ショート)¥5,518/エス・ハート・エス
撮影/フルフォード海 ヘア&メイク/薄葉英理(ロッセット) モデル/松原昇子(MyAge/OurAge美活部) スタイリスト/日置 彩 構成・原文/伊熊奈美