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慢性腎臓病が増えている!?/Dr.根来の体内向上プロジェクト

根来秀行教授

根来秀行教授

1967年生まれ。最新刊『ハーバード&パリ大学 根来教授の特別授業「毛細血管」は増やすが勝ち!』(集英社)が好評発売中!ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、世界の最先端で臨床・研究・医学教育にあたる。

いし こんにちは。ぐうたらライターのいしまるこです。
「根来教授の体内向上プロジェクト」の新企画をスタートしますよ。

 

 

根来 ごぶさたしております。根来秀行です。
今回のテーマは「腎臓年齢を若く保つ!」です。
早速ですが、いしまるこさん、腎臓の場所わかりますか?

 

 

いし えっと、腰の少し上あたりですよね?

Dr.negoro_Ill

根来 正解。左右一対で、ソラマメのような形をしています。握りこぶしほどの大きさですが、心臓から送り出される血液の約40%が、常に腎臓に送られてきているんですよ。

 

 

いし へぇ〜。大量の血液ですね。

 

 

根来 はい。腎臓はこの大量の血液から体に必要なものを選別し、不要なものは尿として排出してくれるのです。
血液を濾過して老廃物などを体外に排泄しているのは、腎臓の中の「ネフロン」という組織です。

 

 

いし あ、ネフロン知ってますよー!
ネフロンは毛細血管のかたまりである「糸球体(しきゅうたい)」と「尿細管」から成り、ひとつの腎臓に約100万個も詰まっているんですよね。
『ハーバード&パリ大学根来教授の特別授業「毛細血管」は増やすが勝ち!』で読みました!

 

 

根来 さりげなく宣伝ありがとうございます(笑)。
ネフロンはいつもフル稼働しているわけではなく、かなり予力を蓄えた状態で働いています。ですから、病気や生体腎移植で片方の腎臓を失った場合でも、残りのネフロンが働き、腎機能を保つことができます。

 

 

いし 働き者ですねぇ。見習わないと。
ネフロンのおかげで、腎臓はあまり老けないんですか?

 

 

根来 30〜40代になると腎臓も徐々に老化してきます。
ただ予備能力が高いため、腎機能の低下は無症状のまま水面下で進行します。

 

 

いし 水面下で…。

 

根来 実は近年、慢性に進行するさまざまな腎臓の病気「慢性腎臓病(CKD)」が急増しています。患者は1330万人と推計され、新たな国民病ともいわれていますが、初期にはほとんど症状が出ないため、健診で異常を指摘されても軽く考え、放置する人が多いようです。

 

 

いし その気持ちもわかるなあ。

 

 

根来 しかし腎臓は尿を作るほか、血圧や水分、電解質のコントロール、骨の形成など生命を維持するためのさまざまな仕事を担っています。
腎機能が衰えると、やがて命の危険につながることもあるんです。

 

 

いし 腎臓って、オシッコを作るだけじゃないんですね〜。
では、次回は腎臓の働きについて詳しく教えてください。

 

 

 

それではみなさん、今日も素敵な1日を!

Dr.negoro_photo

 

 

 

取材・文/石丸久美子 撮影/森山竜男 イラスト/浅生ハルミン

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