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モヤモヤ血管にまつわる疑問Q&A

奥野祐次さん

奥野祐次さん

1981年生まれ。オクノクリニック院長。放射線科医としてカテーテル治療に従事した後、現職。病的血管をテーマに「Nature Medicine」など複数の国際医学誌に論文を執筆。近著に『長引く痛みを治したいなら「モヤモヤ血管」を押しなさい』(わかさ出版)など

膝や肩、腰、肘… 痛みが何カ月も続くなら、それはモヤモヤ血管が原因かも。実はその痛み、簡単な自己療法で改善する可能性があります。

 

「モヤモヤ血管」にまつわる疑問Q&A

モヤモヤ血管とはどういうもので、なぜそこが痛むのか? できやすい年齢や場所はあるのか? そんなあなたの素朴な疑問にお答えします。

 

Q1 そもそも「モヤモヤ血管」って何?

A1 本来の正常な血管ではなく、細かな血管が無秩序に増えた異常な血管のことです。体が何かしらダメージを負うと、それを治そうと細かい血管が増えます。通常は2~3週間もすれば、自然にその血管はなくなるのですが、年齢などにより、それらの血管を減らす能力が低下していると、これが残ったり増え続けてしまいます。これがモヤモヤ血管です。

膝を血管造影で撮影したもの。[右]正常な膝。[左]膝に痛みを感じている人のもの。黒くモヤッとして見える、異常な状態のモヤモヤ血管ができています

 

 

Q2 40代から増えるって本当?

A2 五十肩や膝、腰の痛みは、よく話を聞くとヨガを頑張りすぎた、引っ越しで重い荷物を運んだなど、ダメージを受けるきっかけのあることがわかります。これらを引き金にモヤモヤ血管が増えます。そしてこれを減らす能力が40歳を過ぎた頃から急速に落ちるため、40~50代で痛みを抱えて病院に来る人が圧倒的に多いのが現状です。

 

 

まだまだあるQ! 次のページに続きます。

Q3 なぜ痛むの? できやすい場所は?

A3 モヤモヤ血管があるところに痛みが発生するのは、血管がある場所では神経も一緒に増える、という体のルールがあるからです。血管とともに神経線維も増えることが、痛みを感じる原因に。特にちょっとしたアクシデントがあったり、同じ姿勢や動作を続けることで刺激を受けやすい「関節」に、多く発生する傾向があります。

 

 

Q4 レントゲンでは写らないの?

A4 整形外科で受診すると、レントゲンを撮ることが多いでしょう。特に骨 折や骨の変形、脱臼が疑われる場合は必要です。しかしモヤモヤ血管はレントゲンでは写らず、しかもこの存在は最新の研究でわかったこと。まだ医師の間でも広くは知られていないのが現状です。そのため「特に悪いところはない」と診断されてしまうことが多いようです。

骨の明らかな変形などがあり、重症の場合は手術という方法もありますが、軽い場合は湿布薬が出されるだけのことが多いようです

 

 

Q5 自分で改善できるって本当?

A5 モヤモヤ血管を減らす治療は、「オクノクリニック」では注射やカテーテルで薬を注入します。しかし、自分で痛みを軽減する方法もあります。痛みのある部分の周辺を親指や3本の指、丸めたタオルなどを使って約15秒押すだけ。モヤモヤ血管は微細なので、押圧することで減少もしくは消失し、痛みの改善につながります。

 

次回は、自分で押圧するセルフケアの方法をお伝えします。

 

イラスト/小迎裕美子  構成・原文/山村浩子 指導・監修/奥野祐次

 

 

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