年齢とともに変化する骨盤底筋に起こりうるリスクとは?③40~50代(更年期)


閉経以降の体の若さを保つには

骨盤底筋(こつばんていきん)と腟の若さ、骨量をキープ!

 

 

閉経後は女性ホルモンの分泌が欠乏して、骨盤底筋や腟が緩み、骨粗 しょう症予備軍になる心配も…。

まずは筋力の衰えや骨量減少を食い止めて、50代の体を老年期まで絶対にキープしたい!

 

 

 

“過去のダイエットが影響するってホント?”

 

“くしゃみをすると尿もれが!”

 

“実母が骨粗しょう症です。娘 の私もなりやすい?”

 

“腟が乾燥して、かゆくて不快”

 

“SEX するとヒリヒリしてもうイヤ!”

 

“トイレに行きたい!と思ったら間に合わず…”

 

 

 

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弾力が命!

骨盤底筋は年齢とともに変化します

 

 

40代以降、徐々に弾力が失われていく骨盤底筋。

年齢とともに変化するから、思わぬリスクがあることを、きちんと知っておきたい!

 

ここでは、骨盤底の変化や気をつけるべきこと、起こりうるリスクなどをご紹介します。

 

今回は、40~50代(更年期)の状態についてです。

 

 

 

 

【40~50代(更年期)】

女性ホルモンの量の減少によって
緩んできます

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40代の骨盤底筋は伸縮力や弾力が失われ、30代よりも薄くたわんできます。

 

「骨盤底筋が緩む最大の原因は、年齢とともに女性ホルモンのエストロゲンが減少すること。閉経してエストロゲンの分泌が止まると体の組織が衰えるため、腟や膀胱の粘膜が薄くなり、骨盤底筋の筋肉量が減少します。そこに過去の出産経験や生活習慣なども影響し、さまざまな不具合が生じることがあるのです。一見痩せていても内臓脂肪が多い人、便秘がちで強くいきむ排便習慣がある人は、骨盤底筋に負担をかけやすいので要注意」

 

特に、この世代の骨盤底筋トラブルの中で最も多いのは、くしゃみや咳が出たり、重いものを持って腹圧をかけた瞬間に尿もれする〝腹圧性尿失禁〞です。

 

「骨盤底筋のハンモック機能が衰えると、腹圧によって膀胱が上から押されたときに尿がもれてしまうのです。これは尿道口を締める筋肉が緩むことが原因ですが、骨盤底筋を鍛えるトレーニングを根気強く続けることで改善できるので、あきらめないでくださいね」

更年期(閉経前後)になると、骨盤底筋の弾力が失われ、骨盤臓器が下垂ぎみに。子宮が背中側を向く子宮後屈になりがちです

更年期(閉経前後)になると、骨盤底筋の弾力が失われ、骨盤臓器が下垂ぎみに。子宮が背中側を向く子宮後屈になりがちです

 

松峯寿美さん Hisami Matsumine

MyAge_010_119-松峯寿美さん

1946年生まれ。東峯婦人クリニック院長。医学博士。日本産婦人科学会専門医。

東京女子医科大学、同大学院卒業。

1980年に開業以来、妊娠・出産・更年期・老年期まで、

婦人科系のQOL(生活の 質)を保つ医療を実践。

骨盤底筋トラブルの治療や子宮脱を改善する経腟手術なども行う。

『女性の医学BOOK』(永岡書店)など著書多数

 

 

福岡由理さん Yuri Fukuoka

MyAge_010_119-福岡由理さん

1982年生まれ。理学療法士。

東峯婦人クリニックにて産前・産後の骨盤底筋ケア、更年期以降の尿もれ、

骨盤臓器脱の予防・改善に有効な骨盤底筋トレーニングを指導している。

全身のバランスを整えて不調を改善する理学療法を行う。

共著に『ウィメンズヘルスと理学療法』(三輪書店)など

 

 

次回は、60~70代以降の骨盤底筋の状態と起こりうるリスクについてご紹介します。

 

 

イラスト/かくたりかこ 取材・原文/大石久恵 監修/松峯寿美、福岡由理


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