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乳がんの発見から手術、放射線治療まで。約1年の道のりは(まとめ②治療編)/50代。乳がんサバイバーになりました。

hijiri

hijiri

都内在住の50代会社員。2019年5月に乳がんと診断される。仕事を続けながら同年10月までに3回にわたる手術を経て、2020年1月に放射線治療が終了。現在は、10年間にわたるホルモン療法薬の服薬を継続、年に一度の検診で経過観察中。放射線治療中も継続したランニングの趣味が高じて、ランニングアドバイザー、スポーツ医学検定2級、ナヴィゲーションスキル ゴールドレベル等の資格を持つ。「琉球茶道ぶくぶく茶」東京分室主催。元おでかけ女史組メンバー。

 

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まとめその2は、題して「乳がん発見・手術編」。

どのように乳がんが見つかったかから治療完了まで、時系列で日記風にまとめてみたいと思います。

 

2019年4月某日

 

一週間ほど洋服にぽつぽつ血がついていることに気づく。

別に怪我しているわけではなさそうだし、うーん、これなんだろう?

 

ふと乳頭を絞ってみたら、あれ!血が出てるのここから!?

これってまずいのでは!!

 

慌ててパソコンで近所の病院を調べる。

当初は婦人科を調べていたけど、胸の診察は乳腺科であることを知る。

 

4月某日翌日

病院が開く時間を今か今かと待ち、ほぼ時間ぴったりに駆け込む。

予約がないので当初は怪訝な顔をされたが、受付で出血のことを綿々と訴えると、乳腺科の空き時間に受診できるよう手配をしてくれた。感謝しかない。

今更考えると、医師の休憩時間に侵食してしまってたのかしら?お医者様は大変だなあと改めて感じる。

 

やさしそうな女医さんに症状を訴えたところ、触診ののち、右だけでなく左にもしこりが認められるのですぐに検査しましょうという話になった。

 

血液検査、マンモグラフィーはクリアしたものの、エコー(超音波)検査はアウト。

左右双方に5mm程度の腫瘍があることが判明してしまった。

 

4月某日その2

 

マンモトーム生検実施。

φ5mmの針を突き刺して細胞を取り、良性か悪性かを検査するらしい。痛そう。

 

実際には麻酔をしていたのでそこまでではなかったものの、自分の胸の中で針が動く感覚はやっぱり微妙に痛いし気持ち悪い。

検査後の胸の汚さ(傷後)に凹む。

 

5月某日

 

マンモトーム生検の結果が出る。

出血していた右胸は良性。この時点では出血も止まっていた。

 

でも、左胸の腫瘍はステージIの乳がん判定。ショック。

 

5月某日その2

 

主治医と相談のうえ、6月後半に全身麻酔による乳房温存手術(局部除去)を受けることに決定。

その準備として、X線単純撮影、心電図検査、呼吸器検査、MRI検査を受ける。

 

MRI検査は造血剤も入れるところからひたすらキツイ。

点滴したままのMRIなんて苦痛すぎる。

 

6月某日

 

三泊四日の入院。

手術は入院翌日、当日は検査以外割と普通に過ごせた。

 

当日は全身麻酔なので全然覚えてないけど、夜は点滴の痛みで眠れず困った。

早くうちに帰りたいなー。

 

手術後に先生から「センチネルリンパ節生検で転移があったけど、0.2mm以下だったから大丈夫だからね。」と言われたことだけぼんやり覚えてる。

 

7月某日

 

手術後一回目の様子見受診。

 

患部の状況は悪くないらしいけど、ここしばらく水が溜まってしまって痛いので抜いてもらう。

太めの注射器1本分。

 

7月某日その2

 

手術から約1か月。

 

生検結果が出る。

結果は・・・再手術!

 

ショック半端ない。

 

8月某日

 

再手術のために入院。

今回は局所麻酔での手術のため、手術当日に入院。

 

あまり麻酔が効かない体質の私。

薬が少なかったのか手術の間も結構意識がはっきりしたままで、結構シュールだった。

 

9月某日

 

またもや約一か月待って、再手術の生検結果が出る。

結果は・・・なんと再々手術!!

 

手術で除去する部分はある程度余裕をもって設定されるので、それでもがんが取り切れていないということは検査結果そのものがずれている可能性も否定できないらしい。

不安であれば全摘も視野に入れるかどうか聞かれるが、正直頭が回らない。

 

今後の対応方法や主治医の考えをあれこれ聞いて、検討するということでこの日は一旦帰宅。

 

9月某日その2

 

主治医とあれこれシュミレーションした結果、再々局部手術+放射線治療でいくことにした。

もちろん転移や体の他の場所にがんがいる可能性はあるけど、どれを選んでも絶対大丈夫にならないなら、これがベストと思うしかない。

 

 

10月某日

再々手術のために入院。

三度目ともなると慣れたもの(笑)

 

前回の反省(?)から薬多めにしていただいたので、今回はうとうとしている間に手術終了。

 

11月某日

 

約三週間を経て、再々手術の生検結果が出る。

結果は・・・がんが取りきれたというお墨付き。ばんざい!

 

これでやっと放射線治療に進めるぞ。

 

ただ、結果的にはステージIIだったみたい。

ちょっとショックだけど、大きさの問題だけみたいだし、センチネルリンパ節生検でもOK出たんだから大丈夫、と自分に言い聞かせる。

 

11月某日その2

 

放射線治療開始。平日のみ30回通ったら治療は終了。

終わるころには年も変わってるなあ。こんなに長引くなんて思わなかった。

 

いやいやもう少しだし!頑張ろう!!

 

2020年1月某日

 

やっと、放射線治療終了!

 

放射線治療って日焼けみたいなものなんだなと実感。

焼きすぎた焼き鳥みたいな黒い胸を見るとかなり気持ちが凹む。

でも、数か月で色も戻るそうだし、今はあまり考えないようにしよう。

 

2020年2月某日

 

放射線治療終了から約一か月。

乳がんが見つかってから1年弱。

 

やっと経過観察でいいという診断になった。うれしい!

 

これで終わりじゃないし、毎日のホルモン剤もあるし、再発検査も年に数回はしなきゃいけないけど、でもとりあえず一旦終了だよね。

 

お疲れ様、自分。

 

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