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乳がんサバイバーになっても私がランニングを辞めないわけ/50代。乳がんサバイバーになりました。

hijiri

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おでかけ女史組メンバー。都内在住の50代。2019年5月に乳がんと診断される。放射線治療、ホルモン治療を受けながら仕事を続けている。

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ランナーでいる理由とは

hijiriさん ランニング

私の趣味の一つはランニングです。
サバイバー治療中もお医者様と相談しつつ走っていたことは連載でも書きました。そのせいなのか、もともと運動神経がいいとか好きとか思っている方も多いみたいです。

 

実は私が走り始めたのはほぼ50代になってから。白状すると、若い頃はわざわざ走るなんておかしな人達だと本気で思っていたくらい(笑)運動が嫌いでした。
子供の頃から通信簿の体育はいつも「がんばりましょう」でしたし、マラソン大会はよくてビリっけつか、棄権で見学が普通のことでした。

 

そんな私がなぜ走るようになったかは、またどこかで機会があればお話ししたいと思いますが、乳がんサバイバーになっても相変わらず継続して走っているのは、治療中にしみじみ実感したことがあるからです。
それをぜひみなさんにも知っていただきたくて、これを書いています。

 

治るスピードだけなら30代?!

 

私の乳がんは、当初の検査結果よりも実際には範囲が広く、結局三回手術をしたことはこの連載でもお伝えしました。
手術の時は、できる限り切る範囲を減らした方が感染症などマイナス要素を減らせます。つまり簡単に言うと、同じ場所を三回、切って縫ってを繰り返したわけです。

 

そうなると、やはり一般的に患部に炎症など起こしやすいらしいのですが、私は全然でした。傷が塞がるスピードも速く、「回復力だけなら30代」と太鼓判(?)を押してもらったくらいです。
三回目の手術の時なんて、もうその印象が定番になって、あまり心配してもらえないという物足りなさまでありました。

 

これ、なにが原因かというと、どうも一番は血流が原因らしいのですね。
運動などで身体を動かすと、体内にたくさん酸素を供給するために、身体の隅々まで毛細血管が張り巡らされます。傷が治るためには酸素や栄養が行き渡らなければいけませんから、血流が良ければそれだけ回復が早いという理屈です。

 

年齢を重ねると、そういう細部の機能はどうしても落ちてくるものです。ちょっと調べてみると、毛細血管は30代から衰え始めるそうです。
年を取るとあれこれ治りが遅いといわれる所以は、こんなところにあったのですね。だから30代なんだ、納得。

hijiriさん グッズ

 

身体を鍛えておけば回復が早い

 

もちろん、血流だけではありません。手術後の回復スピードには、やはり体力が大きく影響するそうです。実際に寝たきりのイメージが強い手術後でも、問題ない場合は軽い運動(歩いたり散歩など)を推奨されますし、数日の入院だけでも体力の低下は実感しましたから、やはり身体を動かすことはとても重要なのだと思います。

 

「身体を鍛えておけば、万が一の時に治りが早い。」

 

この事実に気が付いてからは、できる限り身体を動かすことを意識しています。どんな手段であれ、身体を鍛えておくことは、ダイエットなど見た目のことだけでなく(それも重要ですが)、あちこちガタがきやすい私たちにとても大事なことだと、自分の体験からも断言できます。

 

ちなみに、毛細血管が若返ると、免疫力もアップするという研究結果もあるそうです。ウィズコロナの生活にもきっとメリットがあるのではないでしょうか。

hijiriさん 靴

走るようになるとやたらとランニンググッズが欲しくなります。化粧品と同じで「あれがいい」と聞くと試したくなるからです。
ステイホーム期間のオンラインショップはまさにランナーホイホイ。
シューズを二足も買ってしまいました・・・。

 

趣味のつきあいが新しい世界を見せてくれる

 

ランニングに限りませんが、趣味のつきあいって重要です。特に私たちのような年齢の女性だと、意識しておかないと、家族と職場、せいぜい近所の人としか話すことがない、なんてことになりがちです。

 

とはいえ、なかなか新しい友達ってこの歳では作りにくい。そんな時に有効なのが「好きなこと」が同じのコミュニティです。

 

それに、家族や仕事関係の人だと病気のことなど黙っていることは難しいでしょう。でも、時にはその事実を知っている人と話すのが嫌な時もあります。楽しいことだけ、わくわくすることだけおしゃべりしたいということだってあるはずです。

 

そんな時、趣味の話題はうってつけです。今はコロナ渦もあり、なかなか集まることは難しいかもしれませんが、例えばランニングなら一緒に走ればすぐに打ち解けますし、走ってみたいレース、自分の練習方法などあれこれおしゃべりすることは楽しいものです。そのうえで、そこまでの深いおつきあいをする必要もありません。

 

もちろん、つきあいの深さはそれぞれですので、伝えようが伝えまいが自由だと思います。でも、こういうまったく現実と切り離された時間も、メンタルがマイナスになりがちな闘病中は大事なことなのではないでしょうか。

 

実際に私も走るようになっていくつかのランニングのグループにゆるーく参加しています。私はシリアスランナーでもなく一人で走ることも多いのですが、新しいコミュニケーションも広がりましたし、さぼらず走らなきゃというモチベーションにもなっています。

 

※シリアスランナー=記録などを目指し、日々ハードなトレーニングを行っているランナー。月間走行距離数百kmに及ぶような人も多く存在する。

hijiriさん スカイツリー

ステイホーム中もあれこれランドマークを設定して街ランを楽しんでいました。
これはスカイツリーを目指して走ったときのもの。円形の鏡の前で記念撮影してみましたよ。

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