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エンディングノート作りは、過去と未来の自分と出会う「旅」だった!!

横森理香

横森理香

作家・エッセイスト。1963年生まれ。多摩美術大学卒。 現代女性をリアルに描いた小説と、女性を応援するエッセイに定評があり、『40代 大人女子のためのお年頃読本』がベストセラーとなる。代表作『ぼぎちんバブル純愛物語』は文化庁の主宰する日本文学輸出プロジェクトに選出され、アメリカ、イギリス、ドイツ、アラブ諸国で翻訳出版されている。 著書に『コーネンキなんてこわくない』など多数。 また、「ベリーダンス健康法」の講師としても活躍。 主催するコミュニティサロン「シークレットロータス」でレッスンを行っている。 日本大人女子協会代表

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2020夏。コロナな夏。必死に取り組んだ

『Never Ending Note』作り

 

今年の夏は、猛暑とコロナ自粛でどこにも行かない夏だった。

しかし、私にはこの機会にやってみてはどうか、と編集者Kから課せられたお題があった。

ミントカラーにリニューアルした『Never Ending Note 未来に残すエンディングノート 令和ブルーVer.』に、写真を切り貼りして書き込む作業である。

 

 

常々、古い写真を整理しなきゃなぁと思いつつ、クローゼットの奥にしまい込んで、見ないふりをしていた

が、プリントの時代に青春期を送り、かつ、美大生だったためカメラをいつも持ち歩いてやたらと写真を撮っていたため、膨大な量のスナップが、埃をかぶっていたのだ。

母の死後、大量の遺品を残され、その整理に半年を費やした覚えがあるので、娘にはそんな思いをさせたくない。

人生100年時代といっても、既にアラカン。そして光陰矢の如しで、月日は瞬く間に過ぎ去る。元気なうちに、写真の整理もかねて、記憶が定かなうちにw、伝えたいことも書き残しておかねば・・・。

 

 

とは思ったものの、いやー、大変な作業だった。

大量の写真の中からの取捨選択、そしてそこには、いちいち過去の自分と出会う時間の逆流がある。タイムトリップというと映画的だが、もちょっと文学的な、湿った空気に包まれるのだ。

懐かしさもあり、感情が揺さぶられるので、一日一時間が限度だった。

 

 

約一カ月の間、毎日、一時間ずつ作業をした。このノートには、過去だけではない、未来の自分まで想像させるページがある。

まだ経験したことがない年齢のページを書き込むことで、自分の「夢」や「希望」がより強いものとなった。コロナで諦めがちだったが、そんな自分に鞭打つように、私はエンディングノートを記入した。

 

面白かったのが、39で産んだ娘が、69の時には30歳、79歳のときには40歳と、娘の中年期の姿まで想像できることだった。

89のときには50歳だから、ぷっ、コーネンキじゃん。生きてれば、そしてボケてなければw そんな姿も見ることができるだろう。

 

 

人生、何でも無駄にはなっていない!

 

私の半生を、写真を通して客観的に検証すると、それはまさに、佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』。三つぐらいの人生をすでにやっちゃったような感じで、今とこれからは、おまけみたいなものだ。

 

「ターニングポイント」というページに貼り付けたのは、ニューヨーク時代の写真と、帰ってきて、雑誌の取材で熊本の八千代座に行ったときの写真。

ニューヨークに行く前、既に髪の毛を短く切っていたから、左下の写真はパーティ用の付け毛。髪の長さはアイデンティティだったあの頃・・・今は、女装のための長髪だ。短いと、オッサンみたいになっちゃうからねー。

 

「マイヒストリー」と「ファミリーマップ」には、古いボロボロの写真を切り張りした。

デジタル時代に突入してからの写真はデータしか残ってなかったから、写真用光沢紙を買ってプリントした。

うちのコピー機、縮小機能がないから、大きい写真はまずパソコンで編集して小さくし、プリントして切り張り。結構、この作業が美大生的で、人生、何でも無駄にはなってないのねと我ながら。。。

 

困ったのが、「レシピノート」だ。語り継ぎたい美味しい味って、いつもテキトーに作っているから、レシピを起こすのが本当に難儀な私の料理。

そして、自分の得意料理なんて覚えてないしねーw

なので、ちょうどこの時期、作った料理の写真を撮り、書き残した。そのいい加減さに、娘は私らしさを感じてくれるだろう。

 

いろんなページに「やりたいこと」や娘へのメッセージを書き込んでゆくと、だんだんそれは自分がやりたいことなのか、亡き母や先祖代々の「夢」が遺伝子を通して遂げたい「思い」なのか、分からなくなった。人は想像以上に、先祖代々のDNAの構成物であるらしい。

 

 

やりたいことをやり切る!!

 

クローゼットの中から古い写真を掘り出し、会ったこともない母方の祖父・杉十郎さんとも出会えた。

ちょうどお盆だったから、先祖代々、そして、過去愛し愛された亡き恋人にも。

 

 

過去の自分は、既に同じ自分ではないが、若さゆえもがき苦しんで生きていた”彼女”を、今では慈愛の気持ちで抱きしめてあげられる。

あの頃みたいな情熱や勢いはないが、年を取るのもまんざら悪いことばかりではないなと、思わせてくれる旅だった。

 

 

長引くコロナ禍、断捨離もかねて自分の半生を振り返ってみてはいかがだろうか。

きっとご自分の人生に、肯定的な感想を持てるだろう。そしてこれからの人生の、やり残したことがあぶり出されるに違いない。

 

そう、私たちには時間がないのよ!!

愚痴と昼寝は死んでからw

 

サクサクやるべきことをやって、やりたいことをやり切って、

「あー、楽しかった」

と言って死にたい(©佐藤愛子先生)ものである。

 

アイテムごとに自分のお気に入りをあぶりだす作業で「自分」が見えてきます♡

 

「私のお気に入り」ページには、やっぱり歴代の猫の写真を貼り付けました。

 

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今回、横森さんが書き込んだノートは、大事な人に想いを伝え、「もしも」の時にも役立つ一冊と話題になり、ロングセラーの新装改訂版

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