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50代の自律神経の衰え。若いころの3分の1以下?/更年期不調には自律神経ケア②

交感神経と副交感神経のバランスが変化するアラフィフからは、自律神経に対する考えを変えて、“無理しない”“あきらめる”がバランスを整えるキーワードに!

 

お話を伺ったのは

梶本修身さん 医学博士

梶本修身さん
Osami Kajimoto

1962年生まれ。東京疲労・睡眠クリニック院長。医学博士。医師。大阪大学大学院医学研究科博士課程修了。2003年より産官学連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者を務める。著書に『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)シリーズなど

 

 

「交感」と「副交感」の神経バランスも変化する

 

加齢とともに交感神経と副交感神経のバランスにも変化が。

 

「若い頃はトータルパワーが高く、ふたつの神経が1:1でバランスのとれた状態。でも加齢によりトータルパワーが落ちると、敵から命を守る動物的本能から交感神経をこれ以上落とさないように働き、副交感神経の割合が減ります。

 

そのため交感神経優位になりやすく、疲れが取れにくくなるのです」

 

交感神経と副交感神経の役割

交感神経と副交感神経の役割イラスト

交感神経と副交感神経の役割表

 

 

自律神経に対する「発想」を変えよう!

 

「50代の人の自律神経の機能は若い頃の3分の1以下。これは本当なら自然界では生存できないレベルです。それなのに若い頃と同じように活動していては、自律神経に負担をかけるばかり。

 

アラフィフになったら“頑張らなくちゃ”は禁物。無理はせず、あきらめることです。人に任せられることは任せて、うまく“手を抜く”。それが自律神経を老けさせない最大のコツです」

 

自律神経を整えるポイント

  • 起きている間は自律神経の負荷を減らす
  • 寝ている間に自律神経を回復させる

 

 

イラスト/いいあい 構成・原文/和田美穂

 

 

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