HAPPY PLUS
https://ourage.jp/kounenki_no_chie/more/309886/

子宮筋腫手術の主流となった「腹腔鏡下手術」のメリットとデメリット

40~50代の5割以上が抱えているといわれる「子宮筋腫」。主な4つの手術法の中から、現在の主流である「腹腔鏡下手術」について、メリットだけでなくデメリットも、専門医の明樂重夫先生に伺いました。

腹腔鏡下手術とは、開腹せず、お腹に小さな穴をあけて行う手術。子宮筋腫だけの摘出にも全摘にも使われますが、実施している医療機関、できる医師の数はまだ多くないのが現実。

 

 

今や主流! 体への負担が少ない
腹腔鏡下手術

お腹に3~4カ所の小さな穴をあけ、腹腔鏡(カメラ)やメスなどの器具を挿入。お腹の中をモニター画面で見ながら行います

腹腔鏡下手術/イラスト

 

メリット

  • ●術後の痛みが少ない
  • ●お腹の傷あとが小さい
  • ●入院期間が短く、早期の社会復帰が可能

お腹の傷あと/イラスト

器具を入れる穴をあけるだけなので、翌日から歩くことができ、傷あとも残りにくい

 

デメリット

  • ●医療機関がやや限られる
  • ●子宮筋腫の種類や大きさなど、適用条件が限られる
  • ●開腹手術に比べて手術時間が長いことが多い
  • ●出血など予想外の事態が起きた場合は、開腹になることも

 

 

日本産科婦人科内視鏡学会サイトで、各県の腹腔鏡認定医を探せます。
■日本産科婦人科内視鏡学会HPはこちら

■日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設一覧(pdf)

■日本産科婦人科内視鏡学会認定腹腔鏡・子宮鏡技術認定医一覧

 

 

【教えていただいた方】

明樂重夫(あきらしげお)
明樂重夫(あきらしげお)さん
明理会東京大和病院院長
公式サイトを見る

日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖医療指導医。日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医。女性医療や女性ヘルスケア領域の確立に尽力

 

 

イラスト/内藤しなこ 構成・原文/蓮見則子

 

 

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

PR
<前の記事

<前の記事
第15回/今後の妊娠を望まない人に適用される、子宮筋腫のお腹を切らない治療法3つ「UAE」…

次の記事>

次の記事>
第17回/どんな子宮筋腫にも対応できる「開腹手術」のメリット・デメリットとは

この連載の最新記事

【子宮筋腫の手術法】お腹を切る?切らない? 全摘する? 妊娠を望む? 自分にとっての最良なもの見つけてください

第27回/【子宮筋腫の手術法】お腹を切る?切らない? 全摘する? 妊娠を望む? 自分にとっての最良なもの見つけてください

子宮筋腫の治療選択は「卵巣の機能を長持ちさせる」ことを優先して/明樂重夫・産婦人科医

第26回/子宮筋腫の治療選択は「卵巣の機能を長持ちさせる」ことを優先して/明樂重夫・産婦人科医

子宮筋腫で理想の治療を受けるために知っておきたい「医師の選び方」と「セカンドオピニオンの受け方」ルール

第25回/子宮筋腫で理想の治療を受けるために知っておきたい「医師の選び方」と「セカンドオピニオンの受け方」ルール

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル