HAPPY PLUS
https://ourage.jp/life/consultation/301420/

加齢とともに我が強くなりババア丸出しです。どうやって直す?【30代読者のお悩み】

地曳いく子

地曳いく子

non-no、MORE、Oggi、eclatなど雑誌を始めとし、タレントの衣装も担当。イタくない大人のスタイリングを得意とし、テレビ、トークショーなどで活躍、キャリア30年のスタイリスト。大人のおしゃれを考え直す「50歳、おしゃれ元年。」(集英社)をはじめ、「服を買うなら、捨てなさい」(宝島社)、「ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo!&Don’t 」(集英社)など著書多数

記事一覧を見る

 

お悩み:その44

加齢とともに我が強くなり、何でも口に出してしまってババア丸出しです。どうすれば直せますか?(39歳・会社員・千葉県)

 

地曳さんのお答え

直さなくていいです! ババア上等!(笑)

それにあなたは39歳、まだまだ若い! 39歳でそんなことを言っていたら60歳過ぎたらどんなババアになるのか、私は本当に楽しみです(笑)。

 

私も何でも口に出して大トラブルを何度もやらかしていますけど、直そうと思うこと自体が無理! もうそれは個性ですよ。

 

でも、こんな私でも語気を和らげるという意味で、言っていいかどうかは一度深呼吸をしてから(もしくは一晩考えてから)決めるようにしています。卓球のラリーのようにパンパンパンって返しちゃうと、つい感情的になってピンポン玉どころか鉄の塊を剛速球で打っちゃうから(笑)。
同じように夜にメールとかラインもダメです。あとお酒を飲んでいるときも!

 

そうやって時間を置いても「言いたい!」と思うことだったら、それは本当に言いたいことだから、潔く言っちゃいましょう(笑)。どっちみち、いつかは言っちゃう運命です。それが早いか遅いかだけ。

 

あなたの持っている性格が歳とともに濃くなっちゃったんです。しいたけは干したほうが味が濃くなる。それと一緒で、年齢を重ねることで性格も濃くなるんですよ。より個性が強くなる。

 

イラスト/松元まり子

 

別に直さなくていいじゃないですか、どうせ自分を偽ってもいつかボロが出ますよ。それに周りの人はあなたのことを「なんでもズバッと言っちゃう人だよね」と個性的な人だと思っているだけで案外悪く思っていないかも。
それより「もうあなたって本当に口が悪いんだから~」とか言いながらも、あなたの強い個性、性格を好きでいてくれる友達を大切にしましょう。

 

恥じることなど、何もない! なんでババアがいけないの? ババアはババアなんだから、そんなババアを愛しましょう。私はそんなあなたが大好きです♡

 

 

お悩み:その45

皮膚トラブルや疲労感が取れないなどの不調が続き、気がつけば約一年生理が訪れなくなっていました。婦人科に行くと「閉経ですね」と診断され、「あ、やっぱりな」と思うのと同時に、閉経したことで見た目の女性らしさや艶やかさが褪せてしまったのではないかと、自信もなくなり気持ちも下がっています。
今までは「きれいでいたい」とファッションやネイルも念入りにしていましたが、最近は、最低限の身だしなみだけです。どうすればいいでしょうか?(48歳・会社員・神戸)

 

地曳さんのお答え

ただでさえ、閉経の時期はツラいのに、コロナ禍の閉塞感も相まって本当にテンション下がりますよね。

…お察しいたします。

 

更年期には女性ホルモンのエストロゲンが閉経とともに減ってきちゃうので、どうしても気分が落ちます。もう減ったら減ったなりのバランスで生きていくか、減った分を補うしかありません。

 

私は婦人科に行ってホルモン値を測り、処方された女性ホルモンジェルを塗りました。1個しか使っていませんが、気分も上がって皮膚もツヤツヤに。でもどんなホルモン補充療法にもリスクはあるので、お医者さんと相談した上で受けてくださいね。

 

「もう十分頑張ってきたからこれからは地味に生きよう」と思えば、そうすればいいし、「いやいや! 私はまだまだキラキラしたい!」と思うなら、自分を奮い立たせて以前と同じようにファッションやネイルを念入りにしましょう。よくお婆さんとかがすごく派手な服を着ているじゃないですか。あれは、失われていく女性ホルモンを充填しようとしてやっているんです。それと同じで自分の気持ちを上げるためにおしゃれをするのはすごくいい!

 

『50歳、おしゃれ元年。』(集英社文庫)にも書いたんですが、50歳は人生の折り返し地点。これからの人生をキラキラにするか、地味に生きようとするか分かれるんです。

 

「今から子育てをするわけでもないし、なんか私、自由じゃない? やりたい放題じゃない?」と思う人もいれば、一方で「もうこれからは隠居生活のように大人しく生きよう」と思う人もいる。
私はどちらでもいいと思うんです。やりたければやればいいし、やりたくなければやらなくていい。

 

大丈夫、あなただけが歳を取っているわけじゃない。人類みな平等に老いています(笑)。

 

あなたのお悩みを募集中!

お悩み投稿のルール

①メールの宛先:toko@shueisha.co.jp

②メールタイトル:【いく子さんの悩み相談】
※違うタイトルでお送りいただくと、受付できないことがありますのでご注意ください。

③必要事項:年齢・ペンネームのみ(本名は書かないでください)

④文字数の目安:200字程度

お悩み投稿の注意事項

以下の内容をお読みの上、ご了承いただいた上で投稿をお願いいたします。

・投稿いただいた内容は、OurAgeの企画および、集英社の雑誌・書籍等(web・SNSを含む)にて掲載、キュレーションメディア等に転載する場合があります。

・掲載する際には、ペンネームおよび内容を一部改編する場合があります。

・投稿の採用結果につきましては、お知らせいたしません。

・投稿内容等の確認のため、編集部よりご連絡する場合があります。

・投稿いただいた方のメールアドレス・ペンネームは本企画遂行の目的以外には使用いたしません。

 

メールをお待ちしています!

 

・・・・information・・・・

●本連載が“いきなり文庫!”として書籍化! 絶賛発売中です!!

『ババア上等! 番外編 地曳いく子のお悩み相談室』(集英社文庫)

50代、何を着てもヘン。わけもなく夫にイライラ。ワクワクがない。将来が不安でたまらない――。
中高年女子に押し寄せる“お悩み”の数々。ネットで検索しても、友達に相談しても答えが見つからない。
でも大丈夫! おしゃれ、仕事、人生など、全国から寄せられたあらゆる問題をスタイリストが解決&爆笑に変える。
「悩めるBBAの駆け込み寺!? テンション爆上がりスポット」も紹介。コスパ最強の1冊!

 

●絶賛発売中!
『ババアに足りないのは愛!+60からのHappyおしゃれBOOK』(集英社)

 

地曳いく子さん×漫画家・槇村さとるさんの人気シリーズ第3弾がついに発売!
2人が次に目指すのは、愛にあふれたHappyなおしゃれ!
+60から着たいブランドや、この世代ならではの秘密の痩せテクを紹介。

 

●絶賛発売中!
『ババアはツラいよ! 55歳からの「人生エベレスト期」サバイバルBOOK』(集英社文庫)

 

 

シリーズ第2弾を文庫化!
何を着てもビミョー。身体はガタガタ。心は不安定。そんな「55歳問題」をスカッと解決! 文庫版オリジナルコンテンツも豊富です。


この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

PR
<前の記事

<前の記事
第37回/仕事覚えの悪い部下にイライラ。どう指導すれば?【40代読者のお悩み】

次の記事>

次の記事>
第39回/会社の上司や同僚、部下との距離の保ち方がわからない【50代読者のお悩み】

この連載の最新記事

自分だけ嫌な仕事ばかり押し付けられる【40代読者のお悩み】

第54回/自分だけ嫌な仕事ばかり押し付けられる【40代読者のお悩み】

洋なし体型の私。何を着ても腰回りが…【40代読者のお悩み】

第53回/洋なし体型の私。何を着ても腰回りが…【40代読者のお悩み】

仕事中のおしゃべりがやめらない!【50代読者のお悩み】

第52回/仕事中のおしゃべりがやめらない!【50代読者のお悩み】

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル