コロナでマンションの小さなジムがクローズ、ランマシーンが使えなくなって1年と数か月。
寒くても暑くても走る気がなくなり、「食べ過ぎた翌日は走る」という習慣がほぼなくなってきている昨今。
なんだか体が重くて、長く上手く走れなくなったと悩んでいたところに、割と家が近いランナーの素敵女医の谷先生が、「トレーナーさんにパーソナルでランをみていただいている」という情報をいただいたので、ご一緒してみることに!
皇居付近で待ち合わせ、教わったあと皇居ランをするというレッスン。おおー、歩かないで走れるかなあ、と最近すっかり弱気のまま向かいます。
颯爽と走っているのは、トレーナーの三浦直樹さん。
パーソナルランニングレッスン《ROUGH》主宰、初心者でも「怪我無く疲れず楽しく走る」をモットーに、ランニングを指導、正しいフォームを知りたい、膝が痛くなって困っているというようなお悩みにも応えてくれる心強い味方なのです。
「走るってどういうイメージですか?」と、いきなり三浦さんから質問が。
「えーと、 上半身をなるべく上下させないで、腰で身体を押し出していくような感じでしょうか?」
「それは疲れる走り方ですね。重心が下がっていると疲れます。ほとんどのランナーがそうなのですが、下半身が先に出ると、腰が落ちて膝が曲がります。そうすると猫背になり、スピードは出ない、疲れる。そして、そのままで走ると膝を痛めたりするのです。
身体の一番大きな筋肉のももを上げると疲れますよね。実は、ももを上げても先には進めません。その場行進をしているようなイメージです。」
えーーー!!!
「重心は上。ランニングはジャンプ運動の連続。筋肉は伸ばして使うのです」
何と!! 三浦さん、それはどういうことですか??
「まず大切なのは、姿勢です。横から見て、耳、肩、骨盤、膝、くるぶしが一直線になって立っていること。
できるだけ筋肉を使わずに、立ち、走ること。つまり、立っている時、前ももがゆるゆるであること。
前ももに力が入っている場合は、つま先重心になっています」
なるほど! さっそく、姿勢からレッスンしていきます。
上半身で意識するところは、みぞおち。みぞおちを縮こまらないように伸ばしておくと、胸も広がります。
みぞおちから足が生えているイメージで走ります。
下半身で意識するところは、くるぶしの真下。着地した時、かかとの足裏真ん中、足の骨の真下に重心がある感じです。
かかと体重になっていないか、立っている時に前ももがゆるゆるか、ももをつかんで左右にぶるぶる揺らしてみます。
今のところ、大丈夫そう!
あとは足の人差し指が、まっすぐ正面を向いていること。
蹴る時、かかとの足裏真ん中と、足の親指の下と小指の下の三角形に等しく力が入ると軸がブレない。
この3点に注意します。
みぞおちから水平ビームが出てるイメージで! 猫背にならないように。
「裏ももとお尻の筋肉で身体を前に押し出すのですが、つま先で押し出さないで、地面を蹴った足を後ろに蹴り上げていきます。
つまり後ろ足がメインで、後ろ足で身体を押し出す感じ。階段を駆け降りるイメージです」
最初のラン。腰から走るイメージの時は、確かに重心が低い感じ。
レッスン後。同じ前足の角度の時に、後ろ足が蹴れています。
足を後ろに蹴っていく、裏ももとお尻の筋肉で身体を前に運ぶイメージだと、軽やかな推進力を持って、前に進んでいける!!
「斜め上にエネルギーを運んでいく感じです。ランニングはジャンプ運動の連続なので、高さが出る分、頭が動いてもいいのです」
「効率よく脂肪燃焼もしたければ、一般の人だと心拍数が110くらい、おしゃべりしながら走れるくらいのペースで長く走る方が効果的です」
なるほど、なるほど。どうしても早く走ろうとするので、本来ストライドがかなり長いほうなのですが、力を抜いてゆっくり、フォームを意識して走ると、ほんとうに楽ちん、軽やか! 長く走れそうです!!
ということで、皇居1周5キロを、時速7キロペースで走ります。
もちろん、準備ストレッチを。後ろももとふくらはぎを「裏面に刺激を与える」くらいのかんじでストレッチ。
立って広めに開脚して、膝曲げずに前に屈伸など、やはり足裏ラインに刺激を与えておきます。
ランのポイントも、ラン前のストレッチも、終わった後のストレッチも、YouTube「三浦直樹 RUN Plus Channel」
で公開されているので、是非参考にして下さい!
途中、みぞおちのあたりが痛くなって歩いちゃいましたが、「あまり筋肉を使わないでラクに走る」と長く走れるし、つらくないので、これは続けられると思いました。最初から早く走ろうと思わずに、ゆるゆる走るのがダイエットにもいいし、続くコツと心得ました!
最後に、ふくらはぎと、アキレス腱、もも裏のストレッチをして終了。
また何度かフォームチェックしてもらうパーソナル、お願いしたい~けど、その前に、YOUTUBEでおさらいチェックをしないと!! これとても分かりやすいです。
何人かでレッスンを受けることもできるので、興味ある方はチェックしてみてくださいね!!