自宅キッチンのシンク下で水漏れを発見…
みなさん、ご自宅のキッチンの水栓(蛇口)が壊れたり水漏れした経験はありますか?
私は前のマンションに13年、今のマンションに18年住んでいますが、1度もそんな経験はありませんでした。もう、水栓(蛇口)というのは永遠に使えるものとばかり思い込んでおりましたとも。
ところが!
数か月前の定年して間もないある日、キッチンシンク下の引き出し収納に置いた鍋が濡れているのです。それも複数。そういえば、この前も水滴を見た気が…! こ、これはもしや!?
はい、調べましたら、上のほうから水漏れしていました。
とりあえずシンク下に2段ある引き出し収納の上の段を抜き、下の段の保存食品をリビングに避難させます。そして家にあったビニールシートを広げ、ありったけのボウルを並べました。水が落ちそうな場所を必死でカバーしましたよ。
大あわてで敷いたため、ビニールシートは昔サッカー観戦時に配布されたものでした。お恥ずかしい…。
ネットで調べるとキッチン水栓は自分で修理交換する方も多いようで、やり方を教えるサイトもありました。でもなにしろ我が家では初めてのことで、原因すら皆目見当がつかない。ここは、じたばたせず、業者さんに来てもらうことに。
原因は蛇腹ホースからの水漏れという診断
業者さんの調べによりますと…
結局、伸びる蛇腹ホースから水漏れして、水受けタンクが満杯になっているとのご指摘。キッチン水栓は、最初に蛇腹が壊れて水漏れがはじまることは、よくあるそうです。
写真では見えませんが、水受けタンクからあふれる水が、シンク裏を包む防水カバーに伝って、引き出し内にポタポタ落ちてきていたようです。
水受けタンクが満杯ということは、すでに前から水漏れしていたということです。水受けタンクの存在すら知らなかった無知な我が家。重ね重ね、お恥ずかしい…。
キッチン水栓の寿命はたった10年!? 築18年の我が家は、交換以外の選択肢なし
そして! ここで宣告されます。
「キッチン水栓の寿命は10~15年程度。18年も前のものは当然修理できないので交換しかありません」。
とほほ~。そういうことでしたら、悩む余地なし。交換即決でございます~。
しかしながら、その業者さんは、今までと同じグローエの水栓を扱っていないということで、「海外モノはサイズがよくわからないから、専門業者に頼んでください」と帰って行かれました。お手数をおかけしてすみません…。
そこからさらにネットで勉強しますと、あちこちに「キッチン水栓の寿命は約10年」と書かれておりました。たとえ大袈裟に書いてあったとしても、倍近い18年も使用したのですから、あきらめはつくというものです。ハァ~。
水漏れ被害で、竹製の鬼おろし、カビる
さて、被害状況ですが、たまたま水滴が落ちた位置が、鍋やボウル、ステンレスざるや調理道具など金モノ類の収納場所だったので、大きな問題はなかったのですが、ただひとつ! 12年愛用してきた竹製の鬼おろしがカビていました~。
一般的な大根おろしに比べて、鬼おろしでおろすと、大根のざくざくとした歯ごたえが残り、水分もキープできます。栄養を一滴も逃したくない「もったいない」気質な私の必需品です。冬の大根三昧の季節までに、新しいのを買いなおさねば。
水栓交換までの4日間を乗り切る、完璧な水漏れ対策、思いつく
さて、グローエを扱う業者さんに依頼し、来てくれるまでの4日間は、こんな水漏れ対策をしました。
シンクには水漏れした水栓のほかに、浄水器付き水栓があるのでした。浄水器付き水栓は18年たった今も無事です。ということは…お皿洗いもシンク掃除も何もかも、浄水器付き水栓だけで済ませればいいではないですか! 完璧な対策があった、と小躍り。しかし、私も夫も習慣で、つい水漏れするほうを使いそうになるので、レバーにデカデカと「使わない」と書いて貼りましたよ。
新品はやっぱりいい、スムーズな動きに感激
さて、グローエの水栓の新旧交換工事。水漏れした蛇腹部分も一見きれいで、どこから水漏れしたのかわかりません。
余談ですが、テラスで剪定した枝を、適当に小瓶にさしてシンク前に置きがちなので、ここはときどき枝葉でジャングル化します。
水栓のデザインと機能は、家庭用の一般的なもので今までと大きく変わらないのですが、使い勝手は、俄然よくなりました。水栓の首振りが軽~くなって、洗い物でも、水を貯める時でも、さっと狙いをつけられます。蛇腹のすべりもよくてシンクの掃除も楽々! やっぱり新品はいいわぁ、と納得です。
ついでに水の飛び散りを抑えるために蛇口金具を交換してみた
ところで、18年使用中の浄水器付き水栓の蛇口から、水が暴れ出るのが、実はずっと気になっておりました。植物を挿す小瓶に水を入れようと思っても、ほとんどまわりに飛び散ってしまって、なかなか溜まらないほど。
ということで、思い立って蛇口の先端の金具をネットで取り寄せましたよ。
浄水器シーガルフォーの蛇口の金具。右が18年間使っていたもので、左が新品です。左の新品は網目の下が見えますが、右は詰まって何も見えません。これを使っていたかと思うと恐ろしや~。
無事に水もすんなり流れるように。
いやはや、日々過ごしていると気づきにくいけれど、長年酷使してきたものは、きちんとケアしないと調子が悪くなっていくのだなあ、と思い知りました。
ハッ、それはもしや人間も同じこと!?
人間ドックの検査結果に、要注意の「*」マークが付くようになってきました…。ちゃんとケアしなきゃです。
さてさて、今回の「定年女子あるある(かもしれない)川柳」は。
気を付けよう ガタが来る時期 家と人