老化による容姿のくずれに悩む人、更年期症状で毎日がつらい人など、年齢を重ねたらまた新たな悩みが…。心の重しをすっと取り除いてくれる人生賢者の回答は、人生を前向きに照らしてくれるはず!
Q 老化する容姿をどうしたらいい?
50歳になり、顔も体もラインがくずれてきました。ほうれい線がくっきりだし、目の下にもたるみが。胸は垂れるし、二の腕もだるだる。何かしなくては―と思いつつ、美容整形する気にもなれず。老いには抗うべきなのか、それとも受け入れるべきなのでしょうか。(50歳・ 専業主婦)
お悩みに答えてくれる人生賢者は
地曳いく子さん
Ikuko Jibiki
スタイリスト。30年以上にわたり数々のファッション誌やタレントの衣装などを担当。『50歳、おしゃれ元年。』など著書多数。近著に「若見えの呪い」(集英社文庫)、「日々是混乱 これが私のニューノーマル」(ホーム社)など。OurAgeの連載『地曳いく子のババア上等! 悩み相談』も切れ味のよさで大人気
A 未来の自分から「ありがとう」と感謝されるように頑張って!
50歳。まだあきらめるのは早いです。今のうちにできることはなんでもやりましょう。私もいろいろ試しました。ほうれい線にはマスク型の美顔器を試したし、目の下のたるみにはアイクリームを塗りまくり。眼瞼下垂の手術も保険適用で4万円ぐらいでやりました。
ハンドクリームも侮れません。毎日塗っていると、半年後には少しマシな自分になっているんですよ。これが60歳を過ぎると現状をキープするのが精一杯になるけれど、50歳だったらまだ改善できる。今のうちにどれだけポイントを稼いでおくかで、5年後、10年後が決まります。
未来の自分から「ありがとう」と感謝されるように頑張って!
Q 更年期症状で毎日がつらい
更年期の真っただ中で、体調が安定しません。動悸で息苦しくなったり、夜中に目が覚めたり。ホットフラッシュもひどくて冬でも扇風機が欠かせず、外出時は上着を脱いだり着たりして調整しますが、わずらわしくて外に出るのもおっくうに。気分も落ち込みがちです。(54歳・専業主婦)
お悩みに答えてくれる人生賢者は
地曳いく子さん
Ikuko Jibiki
スタイリスト。30年以上にわたり数々のファッション誌やタレントの衣装などを担当。『50歳、おしゃれ元年。』など著書多数。近著に「若見えの呪い」(集英社文庫)、「日々是混乱 これが私のニューノーマル」(ホーム社)など。OurAgeの連載『地曳いく子のババア上等! 悩み相談』も切れ味のよさで大人気
A 更年期症状は病気。つらかったらクリニックに行ってください
私も一時期、更年期症状がひどくて、体はだるいし、やる気は起きないし。カーッとほてるのでタートルネックも着られませんでした。でも友達がみんな同じ時期に更年期になったので、「実は私も!」って悩みを打ち明け合って、それで乗りきれましたね。
冬でもみんなユニクロのエアリズムを着て(笑)。とはいえ、更年期症状は立派な病気なので、つらかったらクリニックに行きましょう。最近は薬もいろいろあって、私が処方されたのは軽いジェル状の薬。1日ワンプッシュして皮膚に塗るんですけど、けっこう効きました。
お医者さんとの相性も大事なので、何軒か回って、話をよく聞いてくれる先生を見つけてくださいね。
イラスト/坂本奈緒 取材・原文/佐藤裕美、本誌編集部