【ビューティレシピ付き】効果的な髪と肌のホームケア／トップリゾートのウェルネス専門家がおすすめ！①　

板倉由未子(いたくらゆみこ)

トラベル＆スパジャーナリスト

出版社の編集者を経て現職に。世界を巡り、ライフスタイル誌、ウェブなどラグジュアリーメディアを中心に、各地に息づく文化、美、食、健康をテーマに、五感に響く企画を手掛ける。世界中のウェルネスの専門家との交流も広い。また、イタリアと料理をこよなく愛し、イタリア各州の人々と食を取材した『イタリアマンマのレシピ』(世界文化社刊)を構成＆執筆。旅、癒し、健康、イタリアなどをテーマにしたイベントのナビゲーターや各プロジェクトのアドバイザーも務める。https://www.yumikoitakura.com/

世界中がコロナと共存しながら生きる道を模索する昨今。ウェルネスやサスティナビリティにこだわりのあるサービスを提供する「シックスセンシズ」の専門家たちに、今、日々の生活の中で心がけたいことを、世界中のウェルネスリトリートを体験取材し続けている、トラベル＆スパジャーナリストの板倉由未子さんがリモート取材しました。

こんにちは。トラベル＆スパジャーナリストの板倉由未子です。“ウィズコロナ”で過ごす新しい生活が始まりましたが、みなさん、お元気ですか？　先日の「チバソム」の連載に続き、私がこれまで世界中のウェルネスリトリートを体験取材してきた中で、信頼している「シックスセンシズ」のウェルネスの専門家に、今行いたい、お家でのビューティケア、食生活に関するアドバイス、ヨガストレッチなどについて、リモート取材しました。近い将来、リゾートを訪れる日を心待ちにしながら、心身のケアを！　今回から４回に渡ってリポートします！

「シックスセンシズ」は、1991年の創業以来、自然派ラグジュリーリゾートの先駆的存在として、旅慣れたヘルスコンシャスな人々から、愛され続けています。現在15か国に18の施設を展開し、どこも、非日常を味わえる絶好のロケーションにあります。

グローバルな視点、そして地域社会や生態系との共生をモット―に、遊び心あふれるユニークな体験、温もりや共感を呼ぶおもてなしを提供しています。また、早い時期から、プラスチック容器や包装の排除、再生クリスタルボトルの使用などを始め、自然環境の保護活動も行っています。客室、食事、スパなどすべて、エコロジカルかつヘルシーですが、規制やストイックなムードはなく、どこまでウェルネスを追求するかはゲスト次第です。本格的なウェルネスプログラムに取り組むことも、気ままにのんびり休暇を楽しむことも可能。ラグジュアリーでありながら、肩の力が抜け快適なヴァカンスを満喫できる――それが、「シックスセンシズ」の魅力だと思います。

第1回目は、エネルギー医学やカウンセリングを学び、スパ業界で20年以上のキャリアもつ、「シックスセンシズ」のスパ部門でトレーニングディレクターを務めるタミー・デントさんに、この時期、お家で実践したいビューティトリートメントについて伺いました。「家にいる時間が長くて運動不足になると、血液循環が悪くなってリンパの流れが滞りやすくなります。結果、毒素が体内に蓄積して、くすみや疲れが皮膚に現れてくるのです。また、ストレスによって、湿疹や乾癬などの皮膚疾患を発症することも。そして、屋内にいると、日光を浴びることで得られるビタミンDが不足する可能性があります。ビタミンDは免疫システムを強化し、早期老化の原因となるフリーラジカルを破壊することに働きかけます。また、髪の太さを維持し、既存の髪が時期尚早に抜けてしまうことを防ぎ、新しい毛包の作成をサポートしてくれるのです。これから挙げる3つのセルフケアトリートメントは、できればヘアマスクの放置時間にフェイスマスクもして、シャワーで洗い流す時に、ボディスクラブを行ってください。週１回、一連の流れとして楽しんで」とタミーさん。