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別れ話をするときは、自宅でなくオープンスペースで

一条ゆかり

一条ゆかり

いちじょう・ゆかり 漫画家。「デザイナー」「有閑倶楽部」「プライド」など、OurAge世代なら誰もが夢中になったヒット作多数。大酒豪、愛煙家など破天荒な伝説あまたあれど、現在は家庭菜園でトマトを育てるなど、いたって健康的な日々。この連載では先生の数多くの名言から、特にOurAge世代向けの言葉をピックアップ。込められた”愛とムチ”の意味を、解説いただきます!

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恋人に別れ話を切り出すとき、注意したいのは、その場所です。

 

相手はきっと動揺して「どういうことだよ!?」「オレが悪いっていうのかよ!!」なんて感情的になりますよね。それを避けるには人の目があるところで話すのが一番です。

 

そうすれば相手は、冷静になろうと努力するはずです。隣りのテーブルがそれほど近くなくて、適度にがやがやしているファミレスとかが最適なんじゃないでしょうか。

 

反対にダメなのは相手の家や自分の部屋。密室だと、彼が激情して危険かもしれないし、ベッドに押し倒されて、なしくずし的に別れ話がナシになる可能性も(笑)。「こんなところで話す話じゃないだろう。家に行こう」と言われても絶対オーケーしないように。

 

それから相手はたいてい「悪いところは直すから」などと言って引き留めようとしますが、ほだされてはいけません。たいてい同じ理由でイヤになると思います。しかも前よりもっと早い速度で。相手はその場しのぎで言っているだけで、人の人格はそう簡単には変われないんですよ。

 

どっちにしても別れ話はもめるし、お互いに傷つけあうことになります。美しい別れなどないと思って、覚悟してください。

一条連載_ill

 

ぶ~け1992年11月号表紙

 

取材・文/佐藤裕美

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