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自分の才能があるところをみつけられた人は幸せ

一条ゆかり

一条ゆかり

いちじょう・ゆかり 漫画家。「デザイナー」「有閑倶楽部」「プライド」など、OurAge世代なら誰もが夢中になったヒット作多数。大酒豪、愛煙家など破天荒な伝説数多くあれど、現在は家庭菜園でトマトを育てるなど、いたって健康的な日々。この連載ではOurAge世代への”愛とムチの金言”を、ビシビシといただいていきます!

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マンガ家の萩尾望都さんとは、ともに1949年生まれで同じ年なんですけれど、私、デビューした頃、萩尾さんの作品が大好きだったんですね。漫画のすべてから文学の香りがしてくるでしょう? 「本当に同じ年!?」って、びっくりして、きっとすっげえ頭のいい女なんだろうなと思ってました。

 

同じ頃にもう亡くなってしまったけれど、岡田史子さんというマンガ家がいて、彼女の作品もやっぱり知的で、バカには読めないというか…哲学してました。当時は、そういう賢そうに書く人に憧れていて、自分でもそういうものを描きたいと思っていたんですヨ。

 

でも、実際、描いてみると、自分の中に文学的要素がないものでボロが出ちゃって、ミーハーな自分には無理だなとすぐに悟りました(笑)。じゃあ、自分はいったい何を描けばいいんだろうと考えたときに、自分の性格、自分の考えをやっぱり生かして描くしかないと思って、今の路線に切り換えたらうまくいったんですね。

 

テーマにしたのは、一貫して女性の自立。『有閑倶楽部』みたいな学園コメディも意外にウケたけど、まさかああいうマンガを自分が描くとは思ってなかったのよ(笑)。

 

でも、それから何年かして岡田文子さんと友達を通じて会ったときに、岡田さんが言うには、「本当は一条さんみたいな、もうちょっとキャッチーな漫画が描きたかった」って。「でも、どうやっても書けなかった」って。私と正反対だったのよね。二人で思わず大笑いしちゃいました。

 

だから、なんでも自分の「持ち場」っていうものがあるんだと思う。自分の好きなものと、才能があるところは別なので、仕事で成功するには、自分が何に優れているのかを冷静に見極める客観性が必要だということですね。

 

ちなみに萩尾さんが私の作品について、どう思っていたか、聞いたことはないです。縁があったら一度、話してみたいかな~と思います。

一条連載_ill

 

有閑倶楽部」りぼんオリジナル1987年初夏の号口絵ポスター

 

取材・文/佐藤裕美

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