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東京国立博物館「トーハク」の庭園は一見の価値があります

響 (OG)

響 (OG)

洋の東西を問わず、「ストーリーのあるモノ」に魅かれます。〈歴史あるもの〉〈流行りもの〉双方ともに好き。皆様に幸せ訪れる様なお出かけを、東京中心にお伝えしてまいります。

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いつも素敵な展示で賑わっている東京国立博物館。

通称「トーハク」の庭園で、深まる秋を楽しんでまいりました。

 

トーハクの敷地は、もともと寛永寺の境内でした。

(寛永寺は現在、トーハクの裏手にあります)

庭園は、本館北側にあります。

 

寛永寺のお庭だったと考えられています。

 

毎年2回、春と秋に公開。

今回、秋の庭園開放に行ってまいりました。

 

鑑賞に行った展示会場が大変混雑していたので、

(会場を出たら、入場制限がかかっていて、なんと70分待ち!)

庭園に出た時の清々しさは、格別でした。

思わず、深呼吸。

 

本館を背に、池を中心に反時計回りに5つの茶室を拝見しながら

散策することにしました。

 

まず、【九条館】を拝見します。

赤坂の九条邸にあった建築。

木造平屋建て。

欄間には、カリンの一枚板に藤花菱の透かし彫りが施されています。

建物の佇まいはもちろんのこと、

窓越しに見える庭園が雅やかで、とても素敵です。

住まってらした方の風流な暮らしぶりが伺えます。

 

【応挙館】を拝見し、庭園中央の池の辺りで庭園を見渡し、

美しさに足を止めます。

池の前のベンチにかけた女性たちが、

何とも穏やかな表情で庭園を愛でていました。

 

次に【五重塔】を拝見します。

5.7mの銅製の棟。

最上部の相輪(そうりん)には、龍が絡みついています。

やや遠目からでもわかる造りの細やかさに、目を奪われます。

 

【春草蘆】を拝見します。

河村瑞賢・作。

横浜・三渓園などいくつかの移築を経て、現在の庭園に落ち着いています。

茅葺が趣深い建物です。

 

茶人・小堀遠州の建てた茶室【転合庵】の裏手は、池の逆側。

池越しに、本館の光景が広がります。

通常は見られない本館の裏側です。

金森宗和好みで、

かつては大和の三茶室といわれていた【六窓庵(ろくそうあん)】

趣があります。

にじり口にある手水鉢(ちょうずばち)は、四方仏水盤といわれる形式のもの。

 

庭園内には、スケッチを楽しむ方もいらっしゃいました。

池の近くのワゴンでコーヒーなどの飲み物を購入し、

のんびりゆったりと過ごすこともできます。

 

トーハクの庭園は、東京にいながらにして日頃の喧騒を忘れ、

しっとりと深まりゆく秋を堪能するのにぴったり。

 

次の庭園公開は、春実施。

美しい桜、そして風薫る季節を楽しむことができます。

トーハクの庭園は、

オトナ女史の皆様にお薦めの「憩いの空間」でございます。

 

暮れのお忙しい時期を迎えます。

女史の皆様、どうぞお身体の調子を崩されませぬ様に。

 

 

東京国立博物館

http://www.tnm.jp/

 

 

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