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北海道ならではの風景お届けします。知床世界自然遺産の知床国立公園へ

elel(OG)

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(エルエル) 札幌で夫とふたり暮らし。金融関係で働いています。パンを作るのも食べるのも大好きで、小麦大国北海道の美味しいパンを探し歩いています。北海道は食材そのものが美味しい土地。見所も沢山あります。北から発信するおでかけをご紹介します。旅行とヨガがストレス解消法。

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観光客の少ない今こそ、道民割を使って北海道内を回ってみようと道東の旅へ。
山ほどの除菌グッズ持参で、感染対策に気を配り、雄大な自然に触れようと世界遺産の知床へ向かいます。

 

同じ北海道とはいえ、私の住む札幌から知床までは車で7時間近くかかります。

 

1日目は、知床世界自然遺産の知床国立公園へ。


こちらには、知床五湖という5つの湖があります。この湖を散策するコースがあって、個人でも回れるのですが、せっかくなのでガイドツアーにしました。

 

平日なのとコロナの影響で、ツアー参加者は私と夫の2人。
散策するには、レクチャーを受ける必要があります。
レクチャーの内容は、散策のマナーや注意点、後はヒグマと遭遇した場合の対処です。


回るルートと最近のヒグマの目撃情報。

 

カレンダーには、ヒグマの目撃された日が記されているのですが、8月には、ほぼ毎日目撃されている週も。
ヒグマが目撃されたら、その場でツアーは中止。引き返す事になります。

 

ガイドさんは、もしヒグマに会ったら、慌てないで私の指示に従ってくれれば大丈夫ですと言うので、もうおまかせするしかありません。

 

スタート時の草むらに入る時、パンパンと手を叩いて音を出し、草を揺らしてクマに人間がいることを知らせます。クマは臆病なので、人間を察知すれば近づいて来ないそうです。


5つの湖の回り、3kmの道のりを色々説明やバードウォッチングなどをしながら3時間かけて回ります。
しばらくは、ヒグマの件で脅されていたので、黒い木の影や風の音に、クマの幻覚や幻聴で、ひゃーとかうわっとか言う度にガイドさんと夫に「どうしました?」とか「何なの!」と呆れられました。

 

散策する道のりはかなりの森で、簡単な遊歩道はあるものの結構険しいです。とはいえ、本来は自然の中に勝手に人間がお邪魔しているだけで、人工的に作るのは制限があるので、これが当たり前だったりするのです。


湖に反射する知床連山が美しい。
空気も澄んでいて、オホーツク海からの海風が吹き込んで来る場所はヒンヤリします。根っこがむき出しになっている倒木が多いのですが、ものすごい強風で根ごと倒されるそうです。

 

遊歩道にかかっている倒木以外は自然保護のために手をつけないなど、観光のためより、自然を守る方に力を入れている事がこの公園にはたくさんありました。ヒグマに遭遇することもなく散策は終了。

 

翌日は船で知床岬に向かいます。
知床岬は国立公園内の特別保護地区で、道路が開通していないので、立ち入りが出来ない区域。船からしか見ることが出来ないのです。


乗船前にスタッフの方がアルコール消毒のスプレーをかけてくれて、船内ではマスク着用、ソーシャルディスタンスについては可愛いくまさんからお願いされます。

 

知床岬を目指して、知床半島を進みます。


カムイワッカの滝。アイヌの人々が神様の水と呼んだ温泉の流れる滝。


タコのように見えるタコ岩。


断崖絶壁やたくさんの滝を眺める事が出来ます。知床五湖から見た知床連山とはまた違う角度の山の景色が見えて来ます。


そしてとにかく海の色が美しい。
深い青がキラキラしているのです。
この海は、冬は流氷に埋め尽くされます。

 

写真に撮る事は出来なかったのですが、イルカも現れました。
ヒグマの遭遇率が90%以上という事だったのですが、見つける事は出来ませんでした。多分昨日、湖の散策で会いませんようにと願っていたのが叶ったのでしょうか。

 

そしてクライマックスは知床半島の先端、知床岬。キャッチフレーズは日本最後の秘境。立ち入る事が出来ない場所。


ここが目一杯近づいている所です。
森繁久彌さんの唄う「知床旅情」が船内に流れるのも相まって、いやでも気持ちが高ぶります。ちなみに出発の時は、加藤登紀子さんが唄うバージョンでした。

見えずらいのですが、左側にうっすらと影のように写っているのが、北方領土の国後島。
地図で見た事はあったものの、実際はこんなに近いのかと驚きます。
さすが世界遺産なだけあって、知床の自然には圧倒されました。

 

今のご時世、なかなか遠くへお出かけするのは大変だと思います。
皆様に、このような感じのご紹介で、北海道への旅行気分だけでも味わっていただければいいなぁと思いながらまとめています。

早く安心で楽しい旅が出来るようになりますように。
そして、観光地である北海道にたくさんの皆さんがまた戻って来てくれますように。

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