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秋の六本木で少女マンガの世界を回遊する

吉田さらさ

吉田さらさ

寺と神社の旅研究家。

女性誌の編集者を経て、寺社専門の文筆業を始める。各種講座の講師、寺社旅の案内人なども務めている。著書に「京都仏像を巡る旅」、「お江戸寺町散歩」(いずれも集英社be文庫)、「奈良、寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)、「近江若狭の仏像」(JTBパブリッシング)など。

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こんにちは。寺社部長の吉田さらさです。

 

今回は、この秋、六本木界隈で開催されている少女マンガ関連の展覧会を二つご紹介します。

 

『誕生50周年記念─ベルサイユのばら展─ベルばらは永遠に(~2022年11月20日(日) 東京シティビュー)』と、『美少女戦士 セーラームーン ミュージアム(~2022年12月30日(金)』。

 

ベルサイユのばらとセーラームーンは、大ヒットした年代は違いますが、ある程度以上の年齢なら、少女時代に、いずれかのマンガに熱狂した方が少なくないと思います。まず少女マンガ誌に連載され、TVアニメや劇場アニメ、ミュージカルにもなり、たくさんのグッズも販売され、海外でも人気。日本のマンガ文化は世界に誇れるアートなんですね。

 

 

さて、まずは、どちらかというと自分の世代になじみ深い『誕生50周年記念─ベルサイユのばら展─ベルばらは永遠に』から見てまいりましょう。

 

『ベルサイユのばら』は、週刊マーガレット(集英社)に1972年から1973年まで連載されたもので、作者は池田理代子さん。連載が終了したあとも、宝塚歌劇団によって舞台化され、社会現象を巻き起こすほど大ヒットしました。

 

あれからもう半世紀! 学校で皆と奪い合って週刊マーガレットを読んでいた日のことをはっきり覚えています。

 

©池田理代子プロダクション

 

会場は六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビュー。

入ってすぐ、等身大の登場人物と一緒に写真を撮れるコーナーがあります。

左から、オスカル、マリー・アントワネット、ルイ16世。窓の外には、東京タワーをはじめとする東京のビル群。この方々とこの場所で写真を撮れるなんて、夢のようです。

 

 

©池田理代子プロダクション

 

連載されていた週刊マーガレットの表紙の原画を特大のパネルにしたもの。

フランス革命さなかの光景を描いたものでしょうか。

 

 

©池田理代子プロダクション
制作:文化服装学院オートクチュール科学生
企画制作:メイプル

 

女性でありながらマリー・アントワネットの身辺を守る役目を担ったオスカル。いつもはりりしい軍服姿でしたが、フェルゼンへの実らぬ恋心のため、生涯でただ一度だけドレスを着ました。

 

このドレスは、原画をもとに、文化服装学院のオートクチュール科の生徒さんたちが、『ベルサイユのばら35周年記念展(2007年~2009年)』のために制作したものです。

 

 

©池田理代子プロダクション

 

当時のマンガ雑誌にはカラー印刷のページはほとんどなく、原画も黒1色で描かれるのが普通でした。こちらは、上が貴重なカラー印刷用の原画、下が黒と赤2色印刷用の原画です。

着色は、池田理代子先生ご本人によるものです。

 

 

©宝塚歌劇団

 

男装の麗人という設定がぴったり合致し、宝塚歌劇場の人気演目にもなった『ベルサイユのばら』。ファンはたまらない華麗なポスターの数々。

 

 

©池田理代子プロダクション

 

人気上昇とともに、さまざまなグッズが作られました。

それにしても、こんなどん兵衛まであったとは驚きです。

 

 

©池田理代子プロダクション

 

なんとこれは大相撲の懸賞旗。2017年の初場所で、オスカル様が土俵を回ったのです。

 

 

©池田理代子プロダクション

 

題材が華やかなので、ミュージアムショップにも、華麗なグッズが並んでいます。

その中でも目を引いたのは、この「ベルサイユのばらカレー」。

一口食べるとそこはフランスですって! どんな味なのか、興味津々。

 

 

ベルサイユのばらCAFEも併設されています。

こちらは、ベルサイユのローズアフタヌーンティー5500円。

見た目もお値段もリッチでゴージャスです。

 

 

『誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 ベルばらは永遠に』

東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)

2022年9月17日(土)~11月20日(日)

詳細は、公式サイトをごらんください。

 

 

 

引き続き、六本木ヒルズから徒歩10分ほどの六本木ミュージアムに行ってみます。

 

こちらはかつて「スヌーピーミュージアム」があった場所に、コンテンツのさらなる楽しみを提案するするミュージアムとしてオープン。2021年に六本木ミュージアムと改名し、現在は『美少女戦士セーラームーン ミュージアム』を開催中です。

 

美少女戦士セーラームーンがなかよし(講談社)に連載されたのは1992年から1997年。作者は武内直子さんで、この展覧会は30周年記念です。

 

そうか、ベルばらブームの20年後なのですね。

わたしはこのころはすでに大人になっていたのでさすがに読んでおりませんが、TVアニメは目にしたことがあります。時々、ちょっとセクシーなシーンもあったりして、「へえ、このごろの女の子はおませさんだなあ」と感心した記憶があります。

 

世代は少々違っても、少女が好むキラキラした世界には共通点がありますね。

アニメの原画などに、つい見入ってしまいます。

 

 

こちらは当時売られていたグッズの数々です。

こういうものもすごく魅力的で、対象年齢だったら、絶対欲しくなっただろうなあ。

 

 

かわいい花嫁衣裳。

セーラームーンのファンの方は成長してもそのままファンで、ご自分の結婚式にこういう衣装をお召しになったりするそうです。

 

 

ミュージカルで使われた衣装。羽付き衣装に乙女心を直撃されます。

 

 

写真提供/セーラームーン ミュージアム

 

 

原画もたくさん見ることができます。

「ベルサイユのばら」が連載された70年代にはまだマンガ誌にカラーページはほとんどなかったのですが、90年代はカラーもふんだんに使われました。

原画展示は3期に分かれ、入れ替えが行われます。

 

・Vol 1 7月1日(金)~9月4日(日)(終了)

原作第1部・第2部を中心とした原画60点

・Vol 2 9月10日(土)~11月6日(日)(現在展示中)

原作第3部・第4部を中心とした原画60点

・Vol 3 11月12日(土)~12月30日(金)

原作第5部を中心とした原画を展示予定

 

 

グッズ売り場も、もちろん大充実しています。

この展覧会のために作られたオリジナルグッズもあります。

 

このネオンサインは44万円。

まさか売れないだろうと思っていたら、なんと、購入されたお客様がいたとか。

セーラームーンファンは熱烈で永遠なのですね。

 

 

美少女戦士セーラームーン ミュージアム

六本木ミュージアム

~2022年12月30日(金)(展示替えのため、11月7日(月)~11月11日(金)休)

詳細は、公式サイトをごらんください。

 

©︎Naoko Takeuchi

 

 

𠮷田さらさ 公式サイト

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