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感動間違いなし! スーパー歌舞伎Ⅱ 「ワンピース」

響

洋の東西を問わず、「ストーリーのあるモノ」に魅かれます。〈歴史あるもの〉〈流行りもの〉双方ともに好き。皆様に幸せ訪れる様なお出かけを、東京中心にお伝えしてまいります。

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観に行ってまいりました‼︎ スーパー歌舞伎Ⅱ (セカンド)「ワンピース」

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コミックと縁遠い生活を送ってきたため、アニメを幾度か目にした程度。ただ、ワンピースの魅力を熱く語ってくださる方が多々いらして、内容は知っている。そして、歌舞伎大好き。

 

…そんな私が実際に鑑賞しての感想は、「是非とも劇場に足を運んでいただき、新しい歌舞伎の世界を楽しんでもらいたい!」

 

鑑賞後は、お会いする方全員に「是非ご覧ください!」とお伝えし、あたかも宣伝部長の様になっている私でございます。

 

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定式幕もワンピース版です

 

歌舞伎は通常、幕間(まくあい)をはさんで4時間から4時間半くらい。

歌舞伎に興味はあっても、劇場に足を運ぶまでには至らない方から

「歌舞伎って、長くありません?」

「途中、寝ちゃいません?」

そんなご質問を受けることがあります。

実際、上演の長さに躊躇なさっている方も多いと伺います。

 

 

本公演も幕間2回をはさんで、およそ4時間半。ですが、ご心配に非ず!でございます。

 

内容も言葉もわかりやすい現代劇仕立て。プロジェクションマッピングはじめ、様々な最先端の演出でも楽しませてくれます。

 

「歌舞伎なんて、絶対寝るわー(笑)」

鑑賞前に語っていた学生さんたちも、とても楽しんだと伺いました。

寝てる暇なんて、ございませんもの。

 

また、浅草で会える《あの5人》(浅草のブログは、こちら)を思わせる登場シーンや早変わり、見得(みえ)など歌舞伎の要素もしっかり入っています。

 

〈初めてさん〉にも〈歌舞伎が大好きな方〉どちらにも堪能していただける舞台だと思います。

 

幕間の際にも

「凄いっすね」(男性)

「歌舞伎って面白いかも」(お若い方)などの興奮気味なお声がたくさん耳に入ってまいりました。

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グッズもたくさんあります。缶バッジは入荷待ちでした

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お客様は、お小さいお子様からご年配の方まで。男性も女性も。また、海外のお客様もいらっしゃいました。MANGAが老若男女問わず、しかも世界中でたくさんのファンに愛されているのと一緒でしょうか。

 

さて舞台は、ワンピースファンの間でも大人気の《頂上戦争編》

*巳之助さんと隼人さんの本水での立ち廻り

まさに、見せ場。迫力があって、格好いい!

 

 

*主題歌「TETOTE」に合わせた猿之助さんの斜め宙乗りと役者さんたち

高いテンションの役者さんたちが花道や通路まで来てくださり、盛り上がります。

イメージは、宝塚のショータイムが弾けたバージョンです。

数多ある見どころシーンの中でも、特に記憶に残るシーンです。

 

また、巳之助さん演じる〈ボンちゃん(ボン・クレー)〉は、必見です。

「キャラが憑依している」と言われているくらいです。

いつも歌舞伎で拝見する巳之助さんとは、まったくの別人。演技の引き出しが増え、これからがますます楽しみになってまいりました。お父様の三津五郎さんも、新しい巳之助さんをきっと天国で喜んでいらっしゃることと思います。

 

そして、右近さん演じる〈白ひげ〉。

存在感に歌舞伎らしさが際立ちます。

 

私が本公演をオススメする最大の理由は、ライブ感を味わえることです。

出演者の皆様、スタッフの方々、そして観客の皆様が徐々に一体化していく感覚は、歌舞伎の新しい形だと思いました。

本来、歌舞伎はその時代の先端をいくもの。

はじまりに立ち合えたことは、とても幸せなことです。

 

作者・尾田さんの描く“海賊というかぶき者”を軸に、ワンピースの世界観と歌舞伎の世界の融合。スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」は、きっとMANGA同様に世界中で愛されていく気がしております。

 

公演後には、皆様がすっかり歌舞伎とワンピースファンになっている感じがしました。

「良かった〜」というお声も方々から聞こえてきました。

 

 

「今回はONE PIECEの素晴らしさを伝える舞台にします」

猿之助さんの宣言通り、私もすっかりワンピースファンになりそうな予感です。

帰宅後にYouTubeも覗いてみましたし、購入した筋書を毎日、何度も楽しんでいます。

 

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とても読み応えがあります

 

漫画は、繋がりや伏線が随所に散りばめられているそうです。

大ファンの子たちが

「尾田さんは、神でしょ」

と熱く語ってくれたことを思い出しました。

次回観劇の際には、漫画の世界観をきちんと学習して(笑)、違う切り口からも楽しんでみたいと思っています。

 

上演までの沢山の努力の積み重ね、そして舞台を造る仲間としての強い結びつきがあったからこそ、素晴らしい舞台になったのだと思います。

 

猿之助さんの宿命、右近さんの今の立ち位置と白ひげの使命が重なっていることをはじめ、この公演は何か大きな力に導かれている気がしながら、感慨深く拝見いたしました。

 

こうして新しいものが加わっていきながら、歴史が紡がれていくことが、私が歌舞伎に魅かれる理由のひとつなのかもしれません。伝統を守りながら進化し続ける歌舞伎。若手役者さんの活躍をはじめ、目が離せません。

 

本作品を入口にして、歌舞伎という伝統芸能に関心を持つ方がますます増えることを期待しています。

✳︎《あの5人》の演目も、来春早々に新橋演舞場で上演されます。

 

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スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」は、来年、大阪公演、博多公演も決まっています。先代猿之助さん(現・猿さん)が手がけたスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の様に、ずっと愛される作品になることと思います。

 

「初演から見ているんです♪」と自慢したい作品に、また出逢うことができました。

ワンピースも歌舞伎も素晴らしい!

 

舞台に関わった全ての方に(鑑賞のお時間をともに過ごした観客の皆様も)、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

 

皆様、ありがとうございます。

 

今を生き、前に進んでいくパワーをいただきました。

 

 

スーパー歌舞伎II(セカンド)「ワンピース」

松竹創業120周年 平成27年度(第70回)文化庁芸術祭参加公演

平成27年10月7日(水)~11月25日(水)

 

新橋演舞場

www.shinbashi-enbujo.co.jp/

 

大阪松竹座

平成28年3月1日(火)~25日(金)

http://www.shochiku.co.jp/play/shochikuza/

 

博多座

平成28年4月2日(土)~26日(火)

http://www.hakataza.co.jp/

 

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