楽しくてあっという間に過ぎて行った神戸での時間。
今回滞在したのは旧居留地にあります「オリエンタルホテル」です。
ご存知でしょうか、神戸には「オリエンタルホテル」と呼ばれるホテルが4件あることを。
そのうち1件は現在名前を変えてしまいましたが、
タクシーを捕まえ「オリエンタルホテルまで」とお願いすると
「どこのオリエンタルホテルへ行きましょうか?」
という答えが運転手さんから返って来ます。
現在、その4件は全く別々の企業が営んでいるようですが、
元々はどれも、その昔、ここにあったオリエンタルホテルから
育って行った方々が興されたホテルだとのこと・・・。
知りませんでした。そんなエピソードがあったんですね。
1870年(明治3年)日本最古のホテルのひとつとして建てられた
旧居留地のオリエンタルホテルは
老朽化と震災により、すっかり綺麗に建て直されてリゾートホテルのよう。
バンコクのマンダリンオリエンタルや、マイアミビーチのセタイを
コンパクトにした感じでしょうか・・・。
お部屋は、アジアンモダン。シンプルで機能的に出来ています。
昔の神戸・旧居留地の地図やお写真、そして昔の
このホテルの姿を写した写真も飾られていて、何ともノスタルジック。
さて、お部屋に荷物を置いたところで、夜の三ノ宮の街を散策です。
方々歩いたところで、「会員制シャンパンバー」へ行ってみることに。
こちら「天使のあわ」。可愛らしいお名前です。
「会員制」ですので、開けて貰えないかも・・・と思いながら、
その昔、誰かに一度連れてきて貰った淡~い記憶を
インターホン越しに話すとドアを開けて頂けました。
マスターは、物静かな感じの優しそうな方。
お写真をお願いしましたが、照れながらお断わりされました~(笑)
今宵は、スッキリとした味わいの「DEUTZ」を。
これを頂きながら、グラスのお話、ビンテージシャンパンのお話、
お食事やスウィーツとシャンパンの組み合わせ方・・・などなど、
興味深いお話をマスターから伺うことが出来ました。
そのマスターが帰り際に下さったお店のマッチ。
最近 マッチをこうして頂くことも、マッチを見かけることも
殆どなくなっていましたが
こうしてみると マッチの箱もひとつのアートですね。
自らの世界を思いっきり表現するアートも勿論素晴らしいと思いますが、
色々な制約がある中で最大限に魅力的に作り出す「広告」の世界のアートも
素敵だなぁと、この箱を見ながら思いました。
何とも云えない独特の魅力を持つ街・神戸。
今回も、お腹も心も満たされた、良いお時間を過ごすことが出来ました。
オリエンタルホテル(旧居留地)
http://www.orientalhotel.jp/
食べログ「天使のあわ」
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28001000/