歩いて楽しむ冬の京都 その1

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寺と神社の旅研究家。

女性誌の編集者を経て、寺社専門の文筆業を始める。各種講座の講師、寺社旅の案内人なども務めている。著書に「京都仏像を巡る旅」、「お江戸寺町散歩」(いずれも集英社be文庫)、「奈良、寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)、「近江若狭の仏像」(JTBパブリッシング)など。

歩いて楽しむ冬の京都

その1

 

寺社部長の吉田さらさです。

全国の寺社を巡り、旅に役立つ情報をお届けしています。

今回は、冬の京都をゆるゆる歩いて楽しむ散歩コースをご紹介します。

まずは、京都観光の王道とは少し離れたところにある重森三玲(しげもりみれい)庭園美術館~吉田山のコース。むろんこのあたりにも吉田神社や京都大学など京都を代表する見どころは数々ありますが、東山や祇園周辺などと比べれば、ぐっと人は少なく、自分のペースでゆっくり歩くのに最適です。

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スタートは、重森三玲庭園美術館。

こちらは、重森三玲さんが長くお住まいになっていた旧邸で、その一部が一般公開されるようになったのは2005年のことです。遺族の方によって運営されており、たくさんの見学者には対応できないため、事前申し込みが必要で、限られた人数しか入れません。わたし自身も、一度行きたいと思いながらなかなかチャンスがなく、今回が初めての訪問でした。

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京都好き、庭園好きの方ならよくご存じのことと思いますが、重森三玲さんは、昭和を代表する庭園家(作庭家、庭園史研究家)です。力強い石組と独創的な苔の配置で、古い時代のものとは趣きを異にするモダンな印象の庭園を作られました。代表作は、東福寺の方丈庭園、大徳寺山内瑞峯院(ずいほういん)庭園など。そしてこちら、重森三玲庭園美術館の書院前庭園も代表作のひとつです。

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「庭園美術館」という名前がついていますが、重森三玲さんとそのご家族が実際に暮らしておられた邸宅であるため、展示物は庭園と建物そのものです。もとは吉田神社の神官の邸宅(社家)だったものを、重森さんが昭和18年に譲り受けられました。そのため、建物は江戸時代のもの。そこに重森さんが新たに設計して建てられた二つの茶席、重森さんご自身の作品である書院前庭、坪庭が加わり、江戸期のものと昭和のものが融合する特別な空間となっています。

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こちらを見学させていただくには、まず、以下のサイトにあるアドレスに申し込みメールを送るか、もしくは電話で予約します。参加可能な日時もサイトに明記されています。

メールの場合は、折り返し確認メールが送られてきて予約完了です。

http://www.est.hi-ho.ne.jp/shigemori/association-jp.html

 

見学時間が決まったら、あまり早く行かないこともポイントです。待ち合わせスペースがないため、もし早く着いたら、周辺散歩などで時間調整をしてから行きましょう。

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貴重な文化財を傷めないために、ご案内の方の指示に従って見学します。見学できるエリアは、書院とその前庭及び茶室(冬季、12月~3月中旬)です。茶室は入室することも可能です。その場合も、茶室に入室するか否かは選択制で、入場料が違いますのでご注意ください。写真撮影不可の場所もありますので、きちんとマナーを守りましょう。

 

冬季こその見どころもあります。次のページに続きます。

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第49回
歩いて楽しむ冬の京都 その1

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