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歩いて楽しむ冬の京都 その2

吉田さらさ

吉田さらさ

寺と神社の旅研究家。

女性誌の編集者を経て、寺社専門の文筆業を始める。各種講座の講師、寺社旅の案内人なども務めている。著書に「京都仏像を巡る旅」、「お江戸寺町散歩」(いずれも集英社be文庫)、「奈良、寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)、「近江若狭の仏像」(JTBパブリッシング)など。

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歩いて楽しむ冬の京都

その2

 

寺社部長の吉田さらさです。

全国の寺社を歩き、旅に役立つ情報をお送りしています。

今回は、知る人ぞ知る、京都の大人の隠れ宿をご紹介します。

 

宿の名前は「京小宿・八坂 ゆとね」

全部で七室しかない、小さな居心地のよいお宿です。

清水寺、高台寺、八坂の塔、二年坂、産寧坂(さんねいざか)などの近くにあり、徒歩だけで京都を代表する見どころを回れる、とても便利な立地です。

100年以上前に建てられた古い建物をリノベーションし、5年ほど前にオープンしました。

以来、口コミで人気が高まり、今では、なかなか予約が取れないほどだとか。

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実はわたしもまだ泊まったことはないのですが、若き女将の大西朝子さんとお友達になったため、お部屋を見学をさせていただくことができました。たくさんの観光客が行きかう通りに面しているのに、お宿の中は別世界のように静かで落ち着いた雰囲気。一度泊まると大ファンになって、何度も泊まりに来る方がいるというお話も頷けます。

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※ベッドは『群青』の間、ティーセットは『桔梗』の間の写真です

 

お部屋は和のテイストを残した洋室で、ふかふかのベッドが入っています。

テレビやコーヒーマシンなど、必要なものがすべてそろい、一度お部屋に入ったら、ここでずっと過ごしたくなってしまいそう。お風呂は部屋ごとにあり、すべて香りのよい檜風呂。アメニティはロクシタンです。

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「このおじゃみクッションが、外国からのお客様にも好評なんですよ」と、女将の朝子さん。おじゃみとはお手玉のこと。そう言えば、子供のころに遊んだお手玉は、こんな形をしていましたよね。

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共有スペースには、京都関係の本や飲み物、ゲームなどが置かれています。

「ここも居心地がよいらしく、せっかく京都にいるのに、ついここで長時間過ごしてしまうお客様もいらっしゃいますよ」と、朝子女将はにっこり。

 

 

そしてお食事は…次のページに続きます。

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併設された「木草弥(きくさや)」というお店でいただくお食事もたいへん魅力的のようです。

料理長は、京都の老舗料亭からいらした新進気鋭の大島祐二さん。

片泊まり(朝食のみ)、素泊まりなどの選択もできますが、やはり、一泊二食付きでお願いして、ゆっくりお料理を味わってみたいですね。

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お料理は月替わり。旬の素材と季節感を取り入れ、見た目も味も楽しんでもらえることを念頭に置いて作っているとのこと。朝子女将によれば、「人生最後の食事はここでしたい」と言うほど惚れ込んでいるお客様もいるそうです。

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2月のお料理は、節分の鬼の形をした人参とイワシがポイント。観光のオフシーズンである寒い時期にも来てくださるお客様を楽しませたいという、料理長の願いが込められています。

 

節分にイワシを食べるのは、関西、特に京都ではよく知られた習慣で、食べるだけでなく、柊の枝に突き刺して玄関に飾ったりもします。イワシを焼くときの激しい煙とにおいが邪気を追い払うという魔除けの意味があります。

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朝食のポイントは、南禅寺蒸しという茶碗蒸しの中に梅干しが入ったものと鮭の幽庵焼きです。

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「ちりめんじゃこも料理長の手作りで、販売の依頼もあるほど人気があります。出汁巻き卵は、わたしも個人的にお正月用に作ってもらうんですよ」と朝子女将は力説。それはぜひいただいてみなくては。

 

京小宿・八坂 ゆとね

http://www.kyokoyado.com/

※大人気の小さなお宿です。ご予約はお早めに。

※お料理の写真は、「京小宿・八坂 ゆとね」さんからご提供いただきました。

 

 

次のページで、観光もご紹介します。

ゆとねさんを一歩出たら、そこは京都観光の中心地、八坂です。このエリアは、近年、外国人観光客が増えたこともあり、ハイセンスな和の雑貨屋さんなどが、新規開店しています。

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「京東都」はニッポンの伝統 =「京都」とニッポンの今 =「東京」を掛け合わせたブランドネーム。和風でありながら現代的な模様を刺繍したグッズがたくさん。どれもこれもかわいくて、全部買い占めたくなってしまいます。

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「大塚呉服店」には、自由に楽しく着物を着るためのアイディアがいっぱい。このごろでは、外国人観光客も新しいセンスの着物を着こなして闊歩していて、もう日本人と区別がつきません。それだけ着物も国際化したということでしょうか。

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このエリアのシンボルは八坂の塔。

正式名は法観寺(ほうかんじ)、聖徳太子によって建立されたと伝わる歴史の古い寺です。

現在の塔は1440年に再建されたもので、高さ49m。東寺(とうじ)、興福寺(こうふくじ)の塔に次ぐ高さです。あまり知られていないことですが、実はこの塔は、内部拝観が可能で2階まで登ることができます。ただし公開は不定期なので、たまたま拝観できる日に当たったらラッキー!

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その手前に、やはりこのあたりのシンボル的存在である八坂庚申堂(やさかこうしんどう)があります。

ここは、奈良のならまちにある庚申堂とともに庚申信仰の発祥の地とされ、くくり猿と呼ばれるカラフルな魔除けのお猿さんが、たくさんぶら下がっています。欲をひとつ捨てると願いが叶うと言われているようです。

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以前は、訪れる人はそう多くはなかったのですが、今では外国人観光客に大人気で、くくり猿の前で写真を撮るカップルがあちこちに。確かに、ちょっとほかの国では見られないポップアートのようにも見えてきますね。

 

八坂庚申堂

http://www.geocities.jp/yasakakousinndou/index.htm

 

 

 

吉田さらさ公式サイト

http://home.c01.itscom.net/sarasa/

個人Facebook

https://www.facebook.com/yoshidasarasa

イベントのお知らせページ

https://www.facebook.com/yoshidasarasa2

 

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