板倉由未子　五感を癒やす週末香港クルーズ①

板倉由未子(いたくらゆみこ)

トラベル＆スパジャーナリスト

出版社の編集者を経て現職に。世界を巡り、女性誌、会員誌、ウェブを中心に、土地に息づく文化、癒し、美、食をテーマに旅企画を手掛ける。世界各地のスパや療法、健康＆美容法をテーマにしたトークショーなどにも出演。「スパは土地の文化を凝縮した空間。肌で土地を味わえば、旅はいっそう豊かに」。またイタリア愛好家で、各州の人々と食を取材した『イタリアマンマのレシピ』（世界文化社刊）を構成＆執筆。HPはhttps://www.yumikoitakura.com

週末クルーズは、新たな香港滞在スタイル

日本人にとって馴染み深いアジアのデスティネーションといえば香港！　週末を利用して気軽に行けるので、定期的に訪れている方も多いでしょう。今回はそんなリピーターにおすすめしたい新たな香港の滞在スタイル、「ワールドドリーム」という豪華客船の「パレス」に滞在する、気軽でリュクスなウィークエンドクルーズ(2泊3日)の旅です！

2016年11月、カジュアルなスタークルーズとラグジュアリーなクリスタルクルーズを所有するゲンティンクルーズラインから、ドリームクルーズがアジア初のプレミアムクルーズラインとして登場！　第一船としてシンガポール発着の「ゲンティンドリーム」、そして、2017年11月には、今回ご紹介する香港発着の「ワールドドリーム」が就航しました。以来、香港人や近隣アジアの人々が、まるで日本人が温泉に行くような感覚で利用し始め、クルーズがとても身近なものになっているのです。

金曜日、香港へ出発！

日本を午前中に出発すると、約4時間半で香港国際空港に到着。船は空港からタクシーで30分ほどのところにある九龍島のカイタッククルーズターミナルから21時に出港します。18時半から20時くらいまでにチェックインすればいいので、尖沙咀で少し街歩きやアフタヌーンティーなどを楽しんでから向かうのがおすすめです。「ザ・ペニンシュラ香港」の辺りからターミナルまでは、タクシーで20分ほどです。

「ワールドドリーム」は、全長335ｍ、全幅40m、15万トン。ゲストとクルーを合わせると5,300人以上を収容する大型客船です。客室数は1,686で、カテゴリーはバルコニーなし、バルコニー付き、スイートと大きく分けて３つあります。全ゲストの滞在費には3つの無料レストランでの、1日5食(朝、昼、夜、モーニングティー、アフタヌーンティー)、施設内に設置されたセルフサービスの飲み物、宿泊、プールやジムの施設利用、船内のエンターテインメントショー鑑賞＜一部有料＞が含まれています。

スイートに滞在して「パレス」のゲストに

OurAge世代は、断然スイート(全154室　広さは37㎡～224㎡) に滞在するのがおすすめ！　24時間バトラーサービス付き、優先乗船＆下船、スイート以上のゲストのためのエリア「パレス」にある専用のプール、スパ、ジム、カジノ、レストランなどの利用、ヨガなど独自のエンリッチメントプログラムへの参加、wifiパッケージ、その他さまざまな優先特典が含まれているからです。

いよいよ出港の時間！