スクリーンで見る彼はストイックでクールなイメージが強い。
でも素顔の西島さんは気さくでフランク、とっても優しそうな男性だ。
せっかくのこのチャンスに、彼のふだんの生活についても、聞いてみた。
(映画『人魚の眠る家』で演じた父親の苦悩を語った、インタビュー前編はコチラ)
撮影/武重到 ヘア&メイク/亀田雅(The VOICE) スタイリスト/TAKAFUMI KAWASAKI (MILD) 取材・文/岡本麻佑
西島秀俊さん
Profile
にしじまひでとし●1971年3月29日、東京都生まれ。1993年のドラマ『あすなろ白書』で注目を集める。『ニンゲン合格』(99年)、『Dolls(ドールズ)』(02年)、『劇場版MOZU』(15)など多数の映画に出演。2018年の秋は『散り椿』、『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』、そしてこの『人魚の眠る家』と、出演作が目白押し。主演映画『空母いぶき』は2019年公開予定。
ドーナッツもチョコレートも大好き。
全然ストイックじゃないですよ(笑)。
西島秀俊さんといえば、その演技力だけでなく、役作りへの情熱もかなりのもの。
演じる役に合わせて、体型まで変幻自在に変えてみせる。
「アクションがある役のときは身体が動かないと危ないですし、体型が変わることで、内面も変わりますからね。緩んだ身体だとゆったりした気持ちになるし、絞っていくと集中力がついて、ぎゅっと入り込むような感じになります。
この『人魚の眠る家』では会社経営者という役柄だったので、ある程度ゆったりしたイメージの身体にしました」
5キロ、10キロの体重増減は朝飯前、とか。
「基本、しっかり食べて、運動して、よく寝ます。ギチギチに節制することはなくて、痩せる必要があるときは、走る距離をちょっと伸ばすとか、食事をちょっとケアするとか、睡眠をよく取るとか、その程度です。
誤解している方が多いですけど、痩せるためには、しっかり寝ないと体重って落ちないんですよ。逆に太りたいときは、何かひとつ食べる物を増やすとか。生活のさまざまな場面で少しずつやると、そんなに無理しなくても、けっこう変わります」
日々鍛錬し、調整していく。そんなストイックな印象が強い。
でも実は西島さん、甘いものが大好き、という情報が!
「そうなんですよね。好きです、甘いもの。ちょっとほっとするじゃないですか。
疲れて頭が働かなくなっていると思ったら、チョコレートを口に放り込んだり。忙しくて、精神的にちょっと追い詰められているな、と思ったら、ほんとうにおいしいお茶やコーヒーをていねいに淹れて、甘いものを食べて、好きな音楽を聴いて、少しだけのんびりする。必要ですよね、そういう時間」
甘党だけど、だけじゃなく。
「お酒も飲みます。だから全然ストイックじゃないですよ(笑)。甘いものも食べるし、お酒も飲むし、両方楽しんでます」
食生活は、ごはん党。
「和食好きです。朝は必ず、どんなに早くてもご飯を食べてから出かけます。すぐにお腹が空いちゃうので(笑)、朝ご飯は絶対に抜きませんね」
シブい、ダンディ、セクシー。そんな形容詞がお似合いだけど、素顔はとってもチャーミング。生真面目で誠実な人柄が、インタビュー中のちょっと照れた表情から伝わってくる。40代半ばの男盛り、働き盛りだ。
「仕事も楽しいですしね。すぐに夢中になって、わーっと熱中しちゃうんですけど、でも僕もだんだん年齢が上がってきたので、休むことも考えろと友人に忠告されました。きちっと休む日を作って、ふっと息を抜くようなことも、覚えないといけませんね」
『人魚の眠る家』では、父親役の田中泯さんとふたりのシーンが秀逸だった。
西島さんはこの先50代、60代、大人の男としてどんな進化を見せてくれるのだろう?
「僕もやはり、貪欲に知識やスキルを吸収して、常に新しい挑戦をしていきたい。自分の人生を高めると同時に、若い人たちがより自由に活躍できるように、力を貸せるような存在になりたいと思っています」
『人魚の眠る家』
11月16日(金)より、全国ロードショー。
配給:松竹
監督:堤幸彦 原作:東野圭吾「人魚の眠る家」(幻冬舎文庫)
出演:篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加、田中哲司、田中泯、松坂慶子ほか。
(c) 2018 「人魚の眠る家」 製作委員会
公式サイト:ningyo-movie.jp