センターの活躍が、美と健康のカギです!
こんにちは。七夕も近づきましたね。夏本番ももうすぐですね。石井さとこです。
美容と健康の話題も、日焼けとかボデイケアにシフトしてきました。
が、ここは冷静に。オトナならではの口もとケアは季節を問わず、出来れば、継続性をキープし、季節や時代の流れに惑わされることなく身につけるべし。
ですが、ややこしくて身につかない・・・なんてこともあります。口もとケアの基本は歯磨きですから、それで十分よね?・・・・・・まあ、確かに。
あとは、ほら、話題の、あの変顔みたいなエクササイズとか? 効果ありそうだけど、どうなのよ?・・・・・・う、う、確かに。
いや、でも気を取り直して、いきます!!
毎日、日焼止めクリームを塗るように続けたくなる、舌のエクササイズを盛り込んだ”舌の大切な話”。
舌は、口のど真ん中。そう、センターです。
アイドルで言うと AKB48指原莉乃さん!
真ん中にいるアイドルは忙しい! とにかく動き、話し、歌い、踊りますよね。
でも、生き生きと動いてる、活躍しているのは、舌には良いこと。運動して体にいい汗をかくように、舌も動かすことで唾液がたっぷりと出ます。
唾液の話は、すごく奥が深いのですが、端的に言うと、口中の清浄化や歯の質を向上させる働きがあります。
体にいい汗をかくのは、筋トレもそうですよね。舌も筋肉で出来てますから、同じです。
いい汗、いい唾液です。
舌を使わない生活。例えば会話しないとか、飲食のバランスが悪いとか、思い当たる節があったら、改善を。最近では、スマホが普及してますからね、会話しなくてすんでしまう。
会話しない→舌の動きなし→唾液不足&顔の筋肉使わない&血流滞る。
飲食のバランス悪い→スムージーなどの飲料に偏る→噛まない→舌の動きなし→唾液不足&顔の筋肉使わない&血流滞る。
同じ流れになってしまうのです。
しかもですよ。これって、口臭の原因を作ってしまうのです。
舌はちゃんと働いてると、正しいセンターポイントに収まってます。アイドルのセンターがあちゃこちゃ移動しても、必ず最後に真ん中に収まって、はいスマイルーー☆彡
あれです。
舌の最終センターは、口を閉じたとき、舌の先が上の前歯の裏側にきちんと収納されていれば、OK!
そして、この位置に収まってると、口呼吸とか口臭などの口もとの不調も出にくく、しかもですよ、舌の真ん中の舌苔が溜まりやすい場所が口蓋(こうがい)という上顎の粘膜に触れてナチュラルにお掃除してくれる。
また、舌って首元までつながる筋肉ですから、舌の位置が上に収まっていると顔もたるみにくくなりますし、口呼吸ではなく、鼻のフィルターを通してきちんとした呼吸が確保できるから、風邪やインフルエンザ予防対策も自然と身につきます。
もしも舌の位置が下に収まっていたら、口呼吸とか鼻炎の疑いや、歯並びのずれなどが起因している可能性があるけど、生活習慣の中で舌の活躍度が落ちているのかも。
そこで。一発解消エクササイズを。簡単ですよ!
はい、姿勢を正し、レロレロレロ・・・と10回、声に出して言いましょう。
この時、「レ」は弾くように勢いよく唇の外へ。「ロ」は舌を丸くして中へ。これ、ポイント。
ちょい大げさなくらいでいいです。声に出すと、呼吸がきちんと出来て、お腹の筋肉も活動するので、エクササイズがよりしっかりと効果的になります。
レロレロと10回言ったら、口もとを閉めて。舌の位置確認を。舌がすっと上がっていたらオーケーです。使っていなかった舌の筋肉が目覚めて、上の前歯の裏側に自然に収まってきます。この位置を覚えておいてくださいね!
正しい位置に舌が収まると、口中のバランスも良くなるし、顔周りのたるみの予防になります。
舌というと、風邪などを引いた時にお医者さまが、「はい、舌を出して」と舌のチェックしますよね。舌の色で、ある程度の体の状態も推しはかることができます。例えば、赤くなってたら熱が体内に籠っているとか、暗赤色だと血行不良、舌の色がまだらで地図みたいになってたら、胃腸の調子が悪かったり、栄養バランスが悪かったりと、舌はあらゆるサインを見せてくれます。
また、あの嫌な臭い。口臭!これもまた、舌の真ん中付近の舌苔(ぜったい)から約7割出ます。
先ほどお話したように、舌の位置が収まって上顎の粘膜に触れてればナチュラルにお掃除できますし、口中のお掃除=歯磨きが出来てて、体調が良く、舌の活動も好調で、唾液というデンタルリンスがたっぷりと出ていれば、舌苔の匂いは気になりません。
舌苔は、食べかすに菌が付着した代謝産物ですから、口中が浄化されて清潔な状態であれば、匂いのもとの硫化水素が発生しにくくなるのです。
口臭はその発生が複雑で複合的で、舌だけの問題ではないのですが、されど舌。ここにポイントを絞り込みます。
舌はマッチョなマッスル系だけど、ホントは傷つきやすい乙女なの♡
これ、ホント!
舌には舌乳頭(ぜつにゅうとう)という小さな粒のような突起がびっしりとあり、ビロードの絨毯みたいに繊細な様子を呈してます。味覚とか、温覚とか、様々な外からの情報をキャッチしているのです。
同時に、食べ物をかき回して喉に入れたり会話すのにも一役。感覚プラス運動。マッスルな活躍でも、中身はデリケート。
で、気になるお掃除は?
歯ブラシでゴシゴシ? 結構やってます、なんて声も聞こえますが、歯ブラシは歯を磨くものです。硬い歯のために作られたブラシは、デリケートな舌には強いかも。実際に、患者さんの中でも毎日歯ブラシで舌磨きして、舌が傷つきダメージ回復に時間がかかった方もいます。マッスルしすぎると、デリケートな部分に支障がでるのです。
そこで、舌苔の匂いが気になった時のお掃除をレクチャーします。これも、ホントに簡単ですよ!
用意するのは、綿棒。この綿棒を軽く水に湿らせます。そして、舌の真ん中付近を奥から外に向けて、だいたい10回ほどささっと拭きます。
力は入れず、ゴシゴシとこすらずにささっとするのがポイント。これで終わり。水に湿らせた綿棒は、舌の粘膜に優しく、余分な負担をかけないし、口中の何億の菌にまみれた綿棒は捨ててしまえばOK。衛生的にも良いし、楽なお手入れだから、忙しくても身につけやすいと思います。
珈琲を飲んだ後や、舌に残りやすい食べ物を食べた後にささっとするも良し。毎日しなくてもよいので、気になったらささっとしても良いです。
私は週一くらいで、ささっとしてます。
たかが舌。されど舌!
舌の活躍で、口もとの周りに歯ッピーが沢山呼び込めるし、同時にチェック体制を整えてあげると、体調管理もできます。
口もとのセンターポイントは美と健康のキーポイントです!
★石井さとこ先生のクリニックは、 ホワイトホワイト(恵比寿店、ルミネ新宿店、ルミネ有楽町店) http://whitewhite.jp/