虫歯や歯周病でもないのに歯が痛むなど、相次ぐ口腔内のトラブルは、嚙み締めが原因かもしれません。歯を削る前にチェックして!
嚙み締めが原因となり、さまざまな症状が現れます。神経に高い圧力がかかり続けることで、虫歯でもないのに痛んだり、熱いもの冷たいものがしみる知覚過敏になる、以前に治療したかぶせ物が破損する、唾液の減少や味覚の異常などを引き起こす、といったようなこともあります
噛み締めのチェック法は、次ページにも。
[左]
どのくらい嚙み締めていられる?
上下の歯を嚙み合わせたまま維持してみて。数秒~数十秒で歯を離したくなったらOK。普段から嚙み締めのある人は、いつまでも続けられます
[右]
舌の両縁がギザギザしていない?
嚙み締めている人は、歯列の内側に舌が押しつけられるため、舌の両縁が歯列の形にギザギザに。頰の内側の粘膜がギザギザしている場合もあります
次回は噛み締めによる歯のトラブルについて、くわしくご紹介します。
撮影/中川十内 イラスト/内藤しなこ オブジェ/カイフチエリ
構成・原文/山村浩子