年明け早々に、台湾~中国の温泉を巡る旅に出ております。まずは、台北の北投温泉で1泊。でも、その前に、什錦麺で有名な『張呉記』でランチです。レトロな雰囲気の店構えと赤い看板に書いてある文字「古早味現妙料理」にそそられます。これは、古き良きおかあさんの料理は素晴らしい!みたいな意味。ね。美味しそうでしょ?
店の中はお客さんでいっぱい。レトロな雰囲気なんだけど、ちょっとオシャレでいい感じのインテリアです。
そして、これが「什錦麺」。日本でいう五目そばですが、台湾のこの店では十の錦だから、十目そばってこと。優しい味わい。でも、具材の美味しさがぎゅぎゅっと出たスープが太めの麺にからんで、幸せな美味しさ。野菜、シーフード、肉、レバーや砂肝、もうこれ1品だけでも、色々な栄養がとれて、バランス満点です。
こんなに大きくて一人前、しかも110台湾ドル、だいたい400円くらいです。すごい。
さらに、み~んなが食べてる、この店で2番目に人気の謎のごはんがあるのです。これは「猪油拌飯」といって、豚の油の香味油を白飯にかけたもの。バター醤油ごはんみたいで、これがまた、超オイシイ。
おいしくてヘルシーな台湾ご飯、次ページにも続きます!
ふわっふわの厚揚げ豆腐と、黒きくらげのコリコリとした食感、ネギの香りの組み合わせが絶妙の炒め物。これを「猪油拌飯」にオン・ザ・ライスにしていただくのが台湾流。
「紅麹鰻」。紹興酒などの醸造に用いる紅麹に漬け込んだ、アナゴ(台湾で鰻と書かれているのはアナゴだそうです)を、唐揚げにした料理なのですが、なんともいえず、旨味があって後を引く美味しさ。紅麹は、消化を助けて血行を促進する滋養食にも使われる発酵調味料。台湾では、美味しくて体にもいい一石二鳥のお料理が多いのです。
「什錦麺」は10人前の丼というのもあって、みんなでシェアしたり、ひとりで大食いに挑戦する人もいたりして、話題になっています。その丼が店内に置かれているのですが、抱えきれないほどの大きさ。いつの日か大人数でシェアしてみたい!
さて。美味しすぎてお腹いっぱい元気いっぱいになりました。北投温泉にガツンと入って燃焼、燃焼。
張吳記什錦麵
台北市北投區大業路280巷35弄2號 Beitou 112
電話:02 2892 2207
石井宏子
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