秘境・大歩危祖谷のヘルシーで美肌になれる妖怪丼
日本三大秘境のひとつ徳島県・大歩危祖谷温泉郷(オオボケイヤオンセンキョウ)と聞くと、なんだか行くのも大変そうと感じるかもしれませんが、実は新幹線と特急を乗り継げば大阪から2時間半で行ける別世界です。JR特急南風は、楽しいアンパンマン列車の車両もあり、鉄道で瀬戸大橋を渡るワクワク体験に旅気分も盛り上がります。大歩危祖谷には妖怪伝説が数々あり、妖怪の中でも人気者の児啼爺(コナキジジイ)の生まれた故郷がこの大歩危祖谷。大歩危駅では木彫りの児啼爺が駅長として迎えてくれます。
ランチにぜひともいただきたいのが、1日限定20食の『妖怪・ひとつ目丼』。見た目も楽しい、大歩危峡まんなかレストランの名物メニューです。大歩危峡のごつごつした岩に見立てたのは、祖谷名物の「岩豆腐」。かつては紐でくくって険しい山道を運んだという大豆ぎっしりのお豆腐です。目玉焼きは妖怪ひとつ目入道、生姜の紅い舌を出しています。
ベースになっている猪肉のすき焼き風は、地元産のごぼう、野菜、こんにゃくがたっぷり。臭みのない猪肉は甘味があってジューシー。猪肉は他の肉に比べて脂身も赤身もカロリーが低く、ビタミンB群が豊富、またコラーゲンもたっぷりで、肌の再生や脂肪の燃焼に欠かせない美肌食材です。美味しいお肉の味がしみ込んだ野菜を一緒にたっぷりいただくことでバランスも◎。良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維たっぷりの美肌バランス食というわけです。
渓流へ降りれば観光遊覧船に乗れます。この土地独特の柱状節理の迫力ある岩の間を流れる、美しいエメラルドグリーンの渓流を屋形船で進みます。この旅のもうひとつのお楽しみは温泉です。祖谷温泉では、祖谷渓谷をゆっくりと下っていくケーブルカーに乗り、谷底にある露天風呂へ。
入ってすぐに感じるのは、とろんとろんの感触。泉質はアルカリ性単純温泉ですが、硫黄を含みふわふわと細かい湯の花が舞う温泉です。この露天風呂に注がれている源泉は38℃のぬる湯。じっとしていると微粒子の気泡が肌にびっしりとついてくる感動を味わえます。このシルキーバブルこそが祖谷温泉でしか味わえない極上の美肌湯体験、温泉に含まれる硫黄成分で血行促進され、ぽかぽかと温まってきます。
大歩危峡まんなか
ホテル祖谷温泉
石井宏子
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