手仕事に触れて山菜でデトックス ~宮城県・栗原市花山~
ゴールデンウィークは鳴子温泉へじぶん湯治にでかけておりました。温泉ロングステイのいいところは、その日の予定を気ままに決められること。長年の友達が住むすぐお隣の栗原市へワンデイトリップに出かけました。
まず、向かったのは花山湖。この湖を見下ろす場所で陶器を焼いている工藤修二さんの「座主窯」へ。
花山湖を見渡すテラスの木陰でぼーっとするのもいい気分。工藤さんご夫妻がいつも笑顔で迎えてくれるギャラリーの入口は芝桜が満開でした。
東北の土で釉薬を使わず、赤松の薪窯で焼きあげる陶器。この穴窯にがんがん薪をくべて一気に温度を上げて三昼夜焼きあげる手法。
熱々の窯の中で赤松の灰が踊り、その灰のかぶり具合によって、同じ器でもガラスのような艶がでたり、淡い赤みがさしたり、ひとつひとつ異なる表情がすてきです。
おちょこだって、こんな風にディスプレイされていると、本当にどれだけ眺めても飽きない楽しさ。もう、この棚のまま持ち帰りたい気分です。
ここに立ち寄ったもうひとつの理由は、「てから」の高橋幸代さんの朝焼きパンやジャムを連休中だけ販売しているから。「てから」のお店は現在開店準備中、ジャムだけはオンラインショップでも買えるようになりましたが、数が少ないため売り切れ続出。今は朝焼きパンなどは、栗原市のイベントなどで販売しているだけなんです。カンパーニュや、お米と小麦を両方使って焼くごはんパン、ぷくぷくに膨らんだスコーンなどなど、「どうしてこんなに美味しいの?」と涙目になってしまう感激の逸品です。これも素晴らしい職人の手仕事ですね。
ジャムやマーマレードは「素材に二度目の旬を与える保存食」という高橋さん。四季折々の国産の果物や野菜を、添加物を使わずに、ご馳走料理として手作りしています。わー、もうこんなに売れちゃってる。急いでゲットしないと!
そして、栗駒山山麓の花山といえば“そば”。ランチは「ざらぼう」名物のぶっかけそばをいただきました。山菜茶屋「ざらぼう」は築50年の農家の納屋を解体・移築。漆喰や無垢材など自然素材のここちよい空間です。無農薬・有機栽培で栽培する自然農法の畑の野菜や山菜を販売。
その山菜の天麩羅がごろっとのった手打ちそば。苦味と甘味と旨味のバランスが絶妙の山菜に旨味たっぷりのおつゆをかけて、お蕎麦は辛み大根としいたけがアクセント。春の初めにだけいただける山菜は、冬の間にためこんだ老廃物や毒素を排出するサポートをしてくれるデトックスビューティ食です。山菜のほろ苦い成分・アルカロイドは、利尿排毒作用、食物繊維が便通を整えてくれます。そして、抗酸化作用が注目されている“そば”。春のアンチエイジングにぴったりのお昼ご飯です。
座主窯
https://www.facebook.com/sabinowarabi
てから
山菜茶屋 ざらぼう
http://www17.plala.or.jp/zarabo/
*土・日・祝日のみ営業 午前11時~午後4時(売切れ次第閉店)
*平日は5人以上の予約で営業(要事前相談)
石井宏子
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