近くも遠くも快適に見えることは、プライベートの楽しみや仕事の効率にも大きく関わるものだと感じているふみっちーです。
今回も、遠近両用コンタクトを使い始めた人にお話を聞いてみましたよ。
松本千登世さん(52歳)/美容エディター
鋭い審美眼によるMyAgeでの連載コラム『もう一度、大人磨き』も大人気! さまざまなメディアでエッセイや美容特集を担当し、著書には『結局、丁寧な暮らしが美人をつくる。今日も「綺麗」を、ひとつ。』(講談社)など。
「近視のため老眼だと気づくのが遅かったようで、2〜3年ほど前から、近くの見えづらさを自覚するようになりました」と松本さん。
「疲れているときは特に、字を読むことが億劫になってきて…。こういうことから老いが来る?好奇心が失われていくの?と感じていました」
とはいえ、老眼にネガティブなイメージは持っていないのだとか。
「老眼でメニューの文字が読みにくくなったけど、『私も同じものって注文するから大丈夫』というお話を伺ったことがあり、“老眼は可愛いもの”だと思っていました。コンタクトで対処して見えるようになれば、毎日がもっと楽しくなりそうですよね」
PC作業は、コンタクトを外して裸眼で。
手元は見えやすくなるけど、遠くは…
気分を変えたいとき、ノートPCを持参してカフェで仕事をすることもあるという松本さん。
「老眼が進んだため、コンタクトの度数を下げて対処していたのですが、それでも手元はまだ見えづらい。そこで、集中してPC作業をするときにはコンタクトを外して裸眼にしています」
カフェでの作業は、まわりの人の観察も兼ねて。その人の立ち居振る舞いなど、外見だけではない女性の魅力を独自の視点から発信している松本さんにとって、人観察は大切なお仕事のひとつとも言えます。
「でも、裸眼だと遠くは見えていない状態なんですよね」
次のページに続きます。 もうひとつ、老眼で困るのは「新色の撮影の時」と松本さん。
「スタジオでは、たくさんの商品を次々と撮影していきます。撮った順番に合わせて品番をメモするのですが、文字が小さくてほぼ読めない(笑)」
ときには、スタジオのスタッフに声をかけて代わりに読んでもらうこともあるんですって。
「スピード感が必要なのに、自分で頑張って読んでも、人に読んでもらっても余計な時間がかかってしまいます」
そこで、遠近両用コンタクトに替えることを決意。
「疲れていると眼球が重く感じたりと、目は“疲れセンサー”でもあると思うんです。手元の距離がもっと見えやすくなれば、姿勢にも肩コリにも良い影響が現れてくれそう」
さて、実際の使い心地は!? 次のページでご紹介します。
見えづらい気持ちも、見えるありがたみも
わかるから人に優しくなれる
松本さんが使い始めたのは、ボシュロムの遠近両用ワンデー「バイオトゥルー® ワンデー マルチフォーカル」。
「これまで使っていたコンタクトはもう少し厚みがあったので、この薄さに慣れるまで少し戸惑いましたが、違和感のないつけ心地が快適ですね」
ワンデーなので、出張時にケア用品が不要だったのも便利だったとか。そして、手元がとても見えやすくなったそうですよ!
「インタビューのとき、その方の顔を見つつメモを取っているんですが、今まではメモに焦点が合わず、勘で文字を書いていました。それが、目線を変えたときもすぐにピントが合うようになりました」
見えづらくなったことを「仕方ない」と感じ、そのまま何も対策をせずに“快適に見えること”をあきらめるのは豊かじゃない気がする、と松本さん。
「年齢を重ねるといろいろなところに不調を感じることも増えるから、その分人の痛みもわかるようになってくるもの。見えづらい辛さ、見えるようになったありがたみの両方を知ると、人に優しくなれます」
(個人の使用感であり、 見え方や装用感には個人差があります)
おお〜、イイ言葉をいただきました! これはふみっちーもノートにメモメモ♪
松本さんの毎日を
ごきげんにするアイテムを拝見
遠近両用コンタクトを使い始めたことで、毎日がさらにハッピーに。そんな松本さんが愛用しているアイテムを教えてもらいました。
「左は、口紅。この春夏の新色はフューシャピンクやレッドっぽいピンクなど、ピンクのオンパレードです。実は、赤よりも色選びが難しいカラーです。唇の色によって発色も違ってきますから、実際につけてみて、肌がくすんで見えないか、歯が黄ばんで見えないかなどを確認することが大事です。似合う色を見つける作業は楽しいものですし、小さな字で書かれた品番も見えるようになりました」
右はセミオーダーしたノートで、表紙にはご自身のお名前「CHITOSE」のロゴ入りです。
「表紙の素材やリングの色、用紙を好みでカスタマイズできるんです。思いついたことは何でもその場でメモする“メモ魔”なんですが、今までは大きな字で自由に書きたくて、紙は無地を選んでいました。自分が書いた字も見えるようになったので、次回はラフコンテを描くときのために方眼用紙も良さそう」
あと2つのアイテムは…。次のページへ! 字を読もうとすると疲れるからと、活字から離れていた時期もあったという松本さん。
「こうやって人は本を読まなくなるものなのか、と思っていました。でも、コンタクトを変えてから目が疲れにくくなったので、また本を持ち歩こう、出張先にも持って行こうという気持ちになってきたんです」
大好きなコピーライターさんの著書は何度も読み返し、そのたびに立ち止まったり、振り返ったりするきっかけにしているとか。
「職業柄気になって購入していた、言葉が持つ微妙なニュアンスや類語を紹介した「語感の辞典」も、手元の見え方がラクになったおかげで活用するようになりました。近頃は何でもPCで検索できますが、辞典で一生懸命探した言葉のほうが、愛を持って使える気がします」
(個人の使用感であり、 見え方や装用感には個人差があります)
そして予備のコンタクトは、お気に入りのポーチに入れて。
「ヘアサロンのオーナーがプロデュースしたこのポーチは、ポケットがたくさん付いていて、収納力があるのにコンパクトにまとまります。いつも入れているのは、目薬、ロールオンフレグランス、ネイルオイル、リップクリーム…」
外出先ではメイク直しをほとんどせず、日焼け止めなどを手でのばして馴染ませているんですって。
「私は、いつでも上機嫌でいたいと思っています。先日インタビューした女優さんも、『いつも感謝することを探している』と話していました。人はイヤな出来事に引きずられがちですが、常に上機嫌でいるタフさを身につければ、ごきげんなことが寄ってくると思うのです。私が大好きな人たちは誰もがそんなタフさを持っていますし、そんなところに憧れています」
見えづらさが解消されたことでごきげんに。おかげで、お気に入りのアイテムももっと好きになってくる…。遠近両用コンタクトは、そんな「ごきげん」をいっぱい増やすきっかけにもなるんですね♪
下記公式サイト内の「朝の瞳からごきげん力UP Labo」では、松本さんをごきげんにするもうひとつのアイテムが紹介されています。それは、エイジングケアとして松本さんが朝晩に愛用中の目もとアイテムだとか。早速チェックしてみてくださいね!
ボシュロム「バイオトゥルー® ワンデー マルチフォーカル」公式サイト
撮影/冨樫美和