こんにちは、すけやんです。
先日、キウイフルーツに関するセミナーに参加したのですが、
その健康効果にびっくり。さっそく内容をご紹介しますね。
今回教えてくださったのは、
駒沢女子大学人間健康学部健康栄養学科・西山一朗教授。
長年キウイフルーツのみを専門に研究していらっしゃる大家です!
さて、一昔前まではキウイの色といえば緑のイメージでしたが、
最近では黄色のものも見かけますよね。
キウイの世界的メーカー、ゼスプリ インターナショナルの
販売しているメインの品種は3つ。
いちばん上の「グリーン」は1970年代から販売されているメジャーな品種。
2001年に、下の「ゴールド」が日本での契約栽培をはじめ、
2012年に真ん中の「サンゴールド」の販売が開始されています。
緑色はクロロフィル(葉緑素)によるもの。
緑のキウイより、黄色のほうがクロロフィルが少なく、甘味が強めです。
次ページで、キウイフルーツの栄養についてご紹介。
そして、すけやんが驚いたのはこちらのスコア。
「ひとつのフルーツを100g食べた場合に、
一日の栄養所要量の何パーセントを摂れるか」を示したもの。
数あるフルーツの頂点にキウイが君臨しています!
具体的に、含まれている栄養を見ていくと
・ビタミンCの含有量が圧倒的に多い
キウイを1個食べるだけで・・・
「サンゴールド」ならビタミンC推奨量の1.5倍以上、
「グリーン」なら推奨量の85%以上
を摂取することができるんですって。
・食物繊維、カリウム、葉酸、ビタミンEなども豊富
・一個あたり50~60kcal程度で低カロリー
キウイは生でそのまま食べられるので、
調理によって栄養素が失われることも少ないのです。
ハーフカットで簡単に食べられて、一ヶ月ほどの冷蔵保存も可能。
それに、キウイの強みといえば一年中入手できること。
キウイフルーツの収穫時期は秋から冬にかけて。
そのため、春夏にはニュージーランド産のものが店頭に並び、
秋冬には日本産が出回っているそう。すけやん、知りませんでした。
次ページでは、キウイの健康効果をお伝えします!
こちらの表をご覧くださいね。
いちばん左上の「アクチニジン」は、
キウイフルーツだけ、しかも「グリーン」に多く含まれているたんぱく質分解酵素。
たんぱく質の分解を促す働きがあるので、
肉料理や魚料理など、たんぱく質が豊富に含まれるものと一緒に食べると
消化をサポートしてくれます。
中央上の「食物繊維」は、こちらもキウイにたくさん含まれていますが、
プレバイオティクス(腸内に存在する善玉菌を増殖させたり、
悪玉菌の増殖を抑えて、有益な効果をもたらす難消化性食品成分)として働き、
腸内細菌叢(腸内フローラ)を改善すると考えられています。
また、便秘症患者を対象にした調査で
1日3個のグリーンキウイの摂取を3週間継続したところ、
排便の頻度や容易さ、排便量といった便秘の指標が改善。
便秘改善効果があると考えられます。
そして、左下のように「血糖上昇抑制」の効果もあります。
低GI食品のため、食後の急激な血糖値上昇と、
その後の血糖値の過度の低下を抑えてくれます。
血糖値が気になる人にもおすすめしやすい食品です。
(GI値とは、食品が体内で糖に変わり、血糖値が上昇する度合いを計ったもの。
GI値が低いほど血糖値の上昇が小さくなり、インスリンの分泌を抑えられます)
これだけ多くの健康効果が期待できるとは思ってもみませんでした。
おまけに、国際シンポジウムなどで続々と臨床研究の結果が明らかにされていて、
まだまだキウイフルーツには可能性があるとのこと。
すけやんのようにバタバタ落ち着かない生活を送っている人にこそ、
さくっと食べられるキウイフルーツは強い味方ですね。
毎日の習慣にしてみたいです!
キウイについての詳しい情報は、こちらでチェックしてみてください。