みなさま改めまして歯ッピーニューイヤー!というか、前回の記事からあっという間にひと月以上経ってしまいました。
昨年末に15年共に暮らした愛犬を失い、泣き暮らす?間もなく自分の誕生日を迎え、なんとか63歳になり、今年もこの様にコラムを書かせていただき感謝ばかりです。生き様、歯様を皆様にお見せしながら、少しでも歯ッピーな投稿になればいいなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
歯の“赤茶ぐすみ”は、老け見えの赤信号
マスクから開放されつつあるこの頃です。
長いマスク生活でやっと口もと全開放。すれ違う人の笑顔がキラキラして見えます。口紅も売れ行きが好調だそうです。若い世代の女子は濃い赤を選んでてキレイなお肌が映えてみえます……が、
あれ? 前歯がなんかくすんでる?
せっかくの笑顔とメイクが一発で台無しになるのが、前歯に口紅……なんです。歯紅(はべに)ともいいます。この歯紅、以前は妙齢の女性が多かったですが今や年齢関係なく起きています。
しかも悲しいことに本人は気がつかず、周りはしっかりと気がついていてさりげなく注意するのも憚られる感あります。歯紅の怖いところは時間の経過とともに滲み、広がり、赤茶色の歯の色に見せていきます……。これが“赤茶ぐすみ”。せっかくの若見え美人が一気に老け見えに転落します。
乾燥の季節こそ、歯ぐすみ警報
歯がくすむ原因は、大きく分類すると
1生活習慣
2虫歯
3加齢
になりますね。
歯紅は1の生活習慣に起因しています。どんな生活習慣? それはあのマスク生活で身についてしまった口呼吸です。息苦しさからマスク下で口呼吸になるケースはコロナ禍で増加しましたが、結構これを引きずっている方も多いです。
口呼吸がくせになると、まず唾液が減り、口内の乾燥が進みます。唾液は口内を潤わしながら、汚れを洗い流し、歯の表面を虫歯にならないように守る働きをする天然のデンタルリンスですが、口呼吸が唾液の敵になるんです。
口呼吸は呼吸が浅くなるので、体も緊張状態になるためネバネバ唾液が出ます。リラックスした鼻呼吸は深い呼吸なので洗い流し効果の高いサラサラ唾液が出てきます。サラサラ唾液こそ歯紅がつきにくい、つまり歯の“赤茶ぐすみ”を予防してくれる望ましい唾液なのです。
サラサラ唾液と歯の拭き掃除で“赤茶ぐすみ”を予防!
歯の“赤茶ぐすみ”を予防する方法があります。
・自分の舌で歯の拭き掃除
口呼吸は舌の下がりも起因するので、舌の位置アップと舌をゆっくりと回しながら歯の表面をなめて拭き掃除する、マスク老け撃退顔トレの10秒舌回しをお勧めします。
舌の運動不足解消、サラサラ唾液が出てきて歯紅も落ちます。顔下半分の気になるたるみ予防にもなります。ゴリラ顔、臆せずやっちゃいましょう☺
・綿棒でキュキュット歯の拭き掃除
前歯ってガラスのようなツルっとした面というわけではありません。人によっては凸凹が目立つことも。私の前歯もそうです。凸凹面には色素汚れが付きやすく、歯ブラシで落としきれないのです。なので、毎日こまめに綿棒でキュキュット前歯を拭き掃除します。白い綿棒が潰れて、紅茶や赤ワインのステイン汚れが目に見えて落ちているのを目視できるのも、良いです。
歯紅が気になるならテイッシュを使って拭くのも良いと思います。歯紅や着色汚れは時間の経過で落としにくくなり、こびりついてくるので、ついたかな?と思ったらなるべく早めに落とすことがポイントです。
サラサラ唾液の秘訣は、毎日を歯ッピーに過ごすこと
コロナ禍が明け、状況が変化してきました。予期せぬ災害で不安感もありますね。ため息をついてしまう事も多いと思います。ため息は口呼吸です。
ストレスから適度に自分を開放してあげたり、姿勢を正してみたり、何とかなるさと口角を上げたり、毎日の生活をなるべくご機嫌に楽しく過ごす事でサラサラ唾液が出てきます。
歯ッピーな2024をお祈りいたします。
はにふえろ✨
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毎日の顔トレと、新しい口もと習慣でご機嫌な口もとになりましょう!