ぽっこりお腹を解消する運動を続けるのは大変という方に、脂肪をつまんで刺激を与えることで代謝させる裏ワザをご紹介します。
教えていただいたのは
中村雄一さん
Yuichi Nakamura
理学療法士。筋膜マニピュレーション認定スペシャリスト。動きの癖や姿勢から痛みを解消する専門家でもあり、便秘、冷え、生理痛など自律神経系の不調ケアも得意
半田 瞳さん
Hitomi Handa
理学療法士。筋膜マニピュレーション認定スペシャリスト。骨盤底筋と尿失禁の研究を専門に行い、多くの論文を発表。独自に開発した骨盤底筋体操の有効性も科学的に証明
つまんでほぐして代謝させる離れワザ!
脂肪リセット
脂肪に刺激を与え脳に代謝の信号を!
脂肪は、細胞が大きくなると代謝しにくくなります。ここにリリースで刺激を与え、脂肪細胞を小さくして代謝させやすくする裏ワザ。何かの質感を確かめるときの要領でつまむのがポイント。
「本来、脂肪は『脂肪がたまっているよ』と脳に伝え、脳は『じゃ、燃焼させなきゃ』と働くはずが、脂肪が硬いとその交信がうまくいかないのです。ここに脂肪がある、とつまんで脳に伝えつつ、指で刺激を与えてほぐして柔らかくすると、代謝が活性化します」(中村雄一さん)
皮下脂肪が多いお腹まわりだけではなく、腰や背中、脚などもチェックして刺激を!
ほぐすべき場所は?
- ● つまむと痛みがあるところ
- ● つまみにくいところ
- ● そもそもつまめないところ
- ● 特に硬くなっているところ
- ● 中が米粒状に感じるところ
脂肪をほぐすコツは、布などの質感を確かめるとき、指で挟んでこすり合わせるような要領。それほど力はいりません。
脂肪というと柔らかいところをターゲットにしてしまいがちですが、逆に硬いところやつまみにくいところをねらって。
お腹だけでなく、脂肪の少なそうな部分もつまんでみて。熱が加わったほうがよいので、お風呂に入ったときにやると効果的。
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/レイナ(クリスタリン) モデル/猪原えりこ スタイリスト/鈴木由里香 構成・原文/蓮見則子 撮影協力/アワビーズ