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治療の前と後、同じ生活習慣ではいい歯は保てません!【歯科医がレクチャー】

人生後半戦、ケア次第で大きく差がつく!

生涯健康な歯でいたいなら

50歳からやるべき7カ条

 

20歳、30歳上の先輩方とお話しすると「歯が美しいと見た目もきれいだし、しっかり食べられて元気でいられるものよ」と言われたりします。健康な体は健康な内臓でつくられます。その始まりが口、そして歯。人生100年時代、そのケアでこの先、差がつくのです。健康でいるために、これから何をすべきかを考えてみました

お話を教えてくれたのは

山口義徳さん Yoshinori Yamaguchi

山口歯科クリニック院長。歯科医。日本大学松戸歯学部卒業。1997年、東京・恵比寿に山口歯科クリニック開設。 日本顕微鏡歯科学会認定医、臨床顕微鏡歯科研究会主幹。顕微鏡やCTを使用し細部までケアする最新治療を行う

 

 

歯のケアは全身の健康・美容の要!

顔にはシワやたるみが現れ、体には脂肪も…。こんな変化を迎えるMyAge/OurAge世代。劣化は口の中でも起きています。そして、口と全身の健康、見た目の美しさは比例しているともいわれています。更年期でもあるMyAge/OurAge世代の口腔内に何が起き、歯のケアをどう考えるべきか、歯科医に伺いました。

 

 

治療の前と後、同じ生活習慣ではいい歯は保てません

 

最新の顕微鏡歯科治療を行っている山口義徳先生。細部までケアできるため、歯のメンテナンスの精度も高いといわれています。でも、最新治療を行いながら山口先生が確信したのは、全身ケアとの共存だと言います。

 

「細かな部分まで丁寧に治療を行って も、また同じ場所や違う部分に問題を抱える患者さんも少なくありません。やはり、治療後に治療前と同じ食生活や生活習慣を繰り返してしまうと、同じようにトラブルが再発することが少なくありません。歯周病になると全身に影響するといわれますが、生活習慣が歯に与える影響も大きいのです」

 

そんなことから山口先生は、治療オプションとして分子整合栄養学も取り入れています。

 

「糖質の摂取量の高い人は、その習慣を継続し続けると、歯のトラブルを起こしやすい傾向にあると考えています。低血糖になるとアドレナリンが優位になり、歯をくいしばったりするので、歯がもろくなってしまうこともあるようです。こういった糖質摂取のアドバイスをすることもあります。私自身、糖質を抑える生活で体調も歯もいい状態を保っています。パーツで考えるのではなく、歯も全身で考えていくことが必要だと思いますね」

 

 

 

イラスト/内藤しなこ 取材・原文/伊藤まなび

 

 

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