血圧調整に注目の画期的成分「NO(エヌオー)<一酸化窒素>」。そのNOを作るのに必要な食材とは? 高血圧治療の第一人者・市原淳弘先生にお伺いしました。
お話を伺ったのは
市原淳弘さん
Atsuhiro Ichihara
東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科教授。日本内分泌学会内分泌代謝科専門医。日本高血圧学会理事。高血圧治療の第一人者として、日々患者に向き合う。著書に『食べ方、座り方、眠り方で下がる! 血圧リセット術』(世界文化社)など
NOを作る食材をとる
NOは、タンパク質の構成要素であるアミノ酸のシトルリンとアルギニンから作られます。これらを多く含むのは、赤身肉や鶏肉、大豆製品やすいかやきゅうり、ナッツなど。ポリフェノールを含む食品と一緒にとると、NO産生を促す酵素が活性化。また、ビタミンCやEにはNOを保護する働きが。
「正座 ⇆ 足踏み」をする
正座を崩すと、止められていた血液が一気に流れて血管を刺激し、NOが産出されます。
- ①正座して1~3分キープ。
- ②足がしびれてきたらゆっくり立ち上がり、その場で30秒足踏み。
①・②を3セットを目安に繰り返して。
【NO(エヌオー)<一酸化窒素>】について詳しくはコチラから
[参考文献]
『食べ方、座り方、眠り方で下がる! 血圧リセット術』(市原淳弘著/世界文化社)、『「治せる高血圧」を見逃すな!』(市原淳弘著/学研プラス)、『高血圧 最高の治し方大全』(市原淳弘共著/文響社)
イラスト/寺田久美 取材・原文/安齋喜美子