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原日出子さんの閉経ストーリー/女性ホルモンのサプリ、運動や食事改善で、40代のうつ状態から脱出できました

女優の原日出子さん(63歳)に、閉経に至るストーリーをお聞きしました。更年期の入り口で、それと気づかぬままに不調が続きうつ(鬱)状態に。その後、知識を得たことで、積極的に栄養面等の対策をとり回復に向かっていったそうです。

知識は最強の味方! うつ状態からの脱出ストーリー

実は閉経よりもずっと前、更年期の入り口で不調に悩まされたという原日出子さん。職業柄、体調がつらくても人前では顔に出せず…いつしかうつ状態に陥ってしまった一人です。長い更年期を乗り越えての美と健康。それこそ、屈託のない笑顔の源なのかもしれません。

 

原 日出子さん(63歳・女優)

原 日出子さん

 

●閉経歴

  • ・44歳……………子宮筋腫により月経過多に(ここからの3年は闇の中だった)
  • ・45歳……………貧血・動悸・息切れ・冷え・不眠など不調に見舞われ、うつ状態に
  • ・47歳……………周囲に更年期をカミングアウトし、気持ちが楽になる
  • ・48歳……………食生活により、体調がよくなることを知る
  • ・50歳……………月経がまばらになりはじめる。体調は上向きに
  • ・53歳……………月経が1年ほどこないため、ほぼ閉経だと思っていた(実際は違った)
  • ・54歳……………食事と運動で元気になるが、時々出血したりおりものが多かったりしたため、数年間は替えのショーツやパッドを携帯していた
  • ・58歳……………完全に閉経したことを知る。身も心も人生最強に元気!
  • ・63歳(現在)…知識に磨きがかかり、少しのことではへこたれない体に

 

つらい更年期の始まりは、閉経の予兆よりずっと前

──数年前、本誌の取材で、53歳で閉経したと伺いました。

 

「それがね、違っていたんです。そこからまだ、時々思い出したようにちょろっと出血があったり、薄い血まじりのおりものみたいなものがビシャビシャに出ることもあって。数年間はいつもパッドや替えのショーツを持ち歩いていたんです。無排卵月経が終わったのは58歳頃でしたね」

 

──原日出子さんは更年期障害に翻弄されたというイメージですが…。

 

「そう、若いときから月経が重く、貧血もひどかったのですが、44歳頃からの不調はまさに更年期のような症状。あの3年ほどは真っ暗闇でした。冷える、眠れない、動きたくない、電話にも出たくない。朝ごはんを作って家族を送り出したら寝室にこもって寝てしまう。

 

泊まりの仕事なんて行ったら疲れ果て、帰宅するなり数日間寝込んでしまう。貧血も輪をかけてひどくなり白目も真っ白、歯茎も真っ白。トイレで動けなくなったり。月経はあったので閉経を疑うこともせず、何か怖い病気なんじゃないか、死ぬかもしれないと不安もありました。

 

そのうち徐々に夫も機嫌が悪くなるし、こんな状態のままでは家庭崩壊してしまうと思い、周囲の人に相談したりして。結局、夫にも泣きながら打ち明けました。優しい夫は私の更年期が人よりも重いことを理解してくれた半面『じゃ、僕はどうすればいいの?』と、だんな様あるある(笑)。何もしなくてもいいの、更年期が終わればよくなるから、そっと見守っていてねと」

 

──そこからどう復調へ?

 

「知人にすすめられた発酵食品のサプリを飲み、マッサージに通い、ゆっくり元気になっていきました。私の命の恩人ともいえるその発酵食品はちょっと高額なんですが、今も飲み続けています。高級ブランドのバッグや宝石は買わなくても、これだけは一生飲み続けたいです。

 

同じ頃ちょうど『命の母』のCMオファーが来て『これは渡りに船!』と開発の方に更年期のことをいろいろ教えてもらいました。それからは栄養や健康に関する知識を積み重ねた時期です。

 

おかげで月経がまばらになりはじめた50代は、めきめき元気で健康体に。ほぼ閉経していた50代後半は栄養を考えた食事をし、運動も頑張ったので、それまで栄養不足でペラペラに薄くなっていた爪も強く、細く弱っていた髪にもコシが戻りました。コロナ前は身も心も最強に元気だったんじゃないかな。眠れないなんてことはなく、一度も目が覚めずに8時間は寝ていました」

 

──まさに「知は力なり」ということでしょうか?

 

「本当に。女性ホルモンと健康に関する知識がないまま更年期に突入すると、怯えるばかりで希望も見失いがちです。更年期をこじらせると私のように不調が長引いて、体もメンタルも新たな病気につながってしまうこともあると思います。閉経というもの、更年期というものについて、正しい知識を持つことがすごく大切だなと感じています」

 

運動不足解消にはウォーキング

運動不足解消にはウォーキング。思い立ったら即、近所へ。自然の中、季節を感じながら歩けばリフレッシュ効果も大

 

[左から]「CBDタブレット オーシャンシトラス」(H THINK)、「CBDオイル」(H THINK)、「エクエル」(大塚製薬)

[左から]持ち歩いている「CBDタブレット オーシャンシトラス」とMCTオイル入りの「CBDオイル」(2点ともH THINK)。手指の痛みがほぼ楽になったエクオール含有食品「エクエル」(大塚製薬)。

 

[左から]「newBasic」、「カルマグ300」、「VD1000」(3点とも日本機能性医学研究所)。「アルティメットオメガ」(ノルディックナチュラルズ)

[左から]3点は8年以上飲んでいるサプリ。これがないと不安になってしまうほど、体内の栄養バランスを整えてくれるマルチなサプリ「newBasic」、カルシウム&マグネシウムを補う「カルマグ300」、ビタミンD補給に「VD1000」(3点とも日本機能性医学研究所)。含有量で選んだフィッシュオイル「アルティメットオメガ」(ノルディックナチュラルズ)/すべて本人私物

 

[左]「和 植物発酵食品」(アルティス)。[右]「焙煎ごぼう茶プレミアムブレンド ごぼうのおかげ」(あじかん)

[左]原日出子さんが15年以上も愛飲し、「死ぬまで飲み続けたい」という発酵食品。100種類もの植物を焙煎・発酵させた栄養機能食品「和 植物発酵食品」(アルティス)。[右]快便の秘密は冷蔵庫に作り置きしているごぼう茶。「焙煎ごぼう茶プレミアムブレンド ごぼうのおかげ」(あじかん)/すべて本人私物

 

 

 

原 日出子さん
Hideko Hara

1959年生まれ。女優。専門学校で演劇を学び、劇団四季の研究生に。’79年、映画でデビュー。’81年、NHKの連続テレビ小説「本日も晴天なり」のヒロイン役に抜擢(2022年〜’23年に再放送されて話題に)。以来、40年以上にわたりテレビドラマや映画、舞台でコンスタントに活躍。バラエティ、情報番組、CMなどにも多数出演中。
Instagram:@hara_hideko

 

 

撮影/柳 香穂<物> 取材・原文/蓮見則子

 

 

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