こんにちは。吉川千明です。
寒い毎日が続きます。寒さに体が縮こまってしまいますね。
写真は昨年末、t.cubeの玉木順子さんに撮ってもらいました。
「還暦を超えると楽になるよ〜」
人から聞いていた通り、私もどんどん元気になってます。
さて、今日は、読者から来るお手紙に、私も応えてみようと思います。
Q 夫とうまく行きません。経済的なことが心配で、別れたいけど、ふんぎりがつきません。
どうしたらよいでしょうか。
わかります。今の状況を変えたいけれど、これから先の生活が不安ですよね。
わたしの話が参考になるかどうかはわかりませんが、
本日は、あの時、私がどうしたか少しだけ書いてみたいと思います。
相手もあることですし、決断ということのヒントだけ、書きたいと思います。
私は、51歳の時、離婚をしています。あれから10年以上経ちました。
『自分で決断したことだから』『これでいいのだ。』と思っても、
それはそれで、傷口が癒えるのに、長い時間がかかっています。
ようやく、さすがに普通になったのは、本当に最近のことです。
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さて、更年期は、特殊な時期だと思います。
体調が悪いところに、色々な問題が起こってきます。
問題が起こるから、体調が悪いのかもしれません。どちらが先なのでしょうね。
46、7歳の頃、今、思えば、本格的に更年期に入った頃から、
体調がとてもよくない上に、夫との関係がうまくいきません。
数年は、離婚というより、どうにか元に戻らないかと努力しておりました。
家庭内で別居したり、元に戻してみたり。
しかし、とにかくうまくいかないし、噛み合わない。
仕事も一緒にしていましたので、
外目にはうまくいっているようでしたが、状況は最悪でした。
私が、「ここまでにしておこう」と思ったのは、ある晩のことです。
会社から自宅までの道、たった3、4分の道を歩いていた時のことです。
すっかり冷え切って、体が氷のようです。
ふ〜と、『このままいくと鬱になるな』『死ぬな〜』と思いました。
『こんなことで、病気になったら、せっかく産んでくれた親に申し訳がない』
『このへんにしておこう』『次に何かあったら、もう辞めよう』
つきものが落ちたように、その場でそうすることに決めました。
せっついたり、からんだり、感情のもつれで、意図しなくても、
何かのはずみで事故となったら大変です。
潮どき、というものがありますものね。
意図せず、そういう時が来て、急に家を出ることになりました。
決めた通り、迷うことなく別居をし、1年経った2011年の震災の後に離婚をしました。
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もちろん、その間には色々な手続きややりとりはありましたが。
当時、大学生になったばかりの娘にもかわいそうな思いをさせたと思います。
「家が安定してなかったから」と言われてきましたし、
「申し訳なかった、ごめんね」と言ってきましたが、
そうかもしれませんけど、そんな娘も30歳を超えました。
あとはあなたの力でしょう!
社会で自立できるようにと、時代を切り開いてきた女性達がいる反面、
私達の時代は、同世代のほとんどは学校を卒業し、就職はするものの、
3年目くらいで結婚し、同時に会社を辞め、子供を産む。
専業主婦になるのがスタンダードな時代だったように思います。
長く仕事を離れていたり、その経験がなかったり、
夫と離れたくてもお金、これからの人生のことが心配で決断できない。
よくわかります。
安易に誰にでも離婚はおすすめできませんが、
自分の人生をどうしたいか、よく見つめて決断されたらよいと思います。
私は、このままいくと『病気になるな』と思って決断しました。
これが最善だったかどうかは、わかりません。
これでいいと思っていても、長くクヨクヨもしてきました。
しかし、誰のせいでもなく、自分で決められたことには満足しています。
今日は、いつもと違うことを少しだけ書かせていただきました。
読んだ方の、何かのヒントになればよいなと思います。
今、私は元気にしています!
ありがとうございました。