HAPPY PLUS
https://ourage.jp/life/consultation/250301/

50代「何を着てもどこかおかしい、 似合わない!」自分に合う服はどう探す?

地曳いく子

地曳いく子

non-no、MORE、Oggi、eclatなど雑誌を始めとし、タレントの衣装も担当。イタくない大人のスタイリングを得意とし、テレビ、トークショーなどで活躍、キャリア30年のスタイリスト。大人のおしゃれを考え直す「50歳、おしゃれ元年。」(集英社)をはじめ、「服を買うなら、捨てなさい」(宝島社)、「ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo!&Don’t 」(集英社)など著書多数

記事一覧を見る

<お悩みその22>

似合う服がなくなった。どんな服を着てもどこかおかしいと感じるようになって、服が買えなくなってしまいました。自分に合う服はどのように見つけたらよいですか?(59歳・自由業・兵庫県)

40代以降によくある「去年OK、今年がっくり」現象

<お答え>

この「似合う服がわからない」というお悩み、本当にたくさんの方からいただいています。そんなあなたはまず、50代になったらこれまでとは違う自分で、違う人生を送り始めたと思ってください。

 

もし、今も20代30代のときの「似合う」の基準のままだったら、はっきり言って似合う服なんかほとんどありません。「どうしても昔の好みから抜け出せない」という方も多いんですが、1回、全身を鏡でよく自分を見てみよう! この年代になると、体型だけじゃなくて顔や体全体の雰囲気も変わってきます。本当にたま~に、20~30年前の服で似合うものもあるかもしれないけど、そんなのは100枚に1枚以下です。時代も自分も変わったから、それはもうしょうがないことなんです。

 

昔のモノを大事にするのはサスティナブルでいいことかもしれないけど、似合わない服を着てずっと不機嫌でいるほうが損だし、まわりにも迷惑です(笑)。だから、自分に似合う服のベクトルや基準を、ここで1回、見直しましょう。今、自分がどんな気持ちで、どんな服が好きでどんな服はイヤか、どんな自分を目指しているかを一度リセットすること。

 

そして「新しい私」となって、新たな自分に似合う服を探す。まずそれが第一です。

 

そのためには、私の著書の中でも何回か書いたんですが、まず、自分の持っている服で、似合わない服、「足を引っ張る服」をどんどんリストラしていくこと。去年似合っていても今年イマイチ、と思ったらそれはもう処分。40代以降になると、この「去年OK、今年がっくり」現象がよく起こります(笑)。だから、「ギャッ…こんなはずでは~!」とか落ち込んでいないで、「もうこの感じの服は卒業したんだな」と思っていさぎよく捨てましょう。

 

次に、新たな自分としてこれから服を見つけるにはどうするか。

まず、自分の予算内の服屋さんに行きましょう。リッチな人ならグッチに行ってもいいし、低予算に抑えたいならユニクロでもZARAでも。その中で、あなたが「あ、この人の格好好きだわ」とか「この人いい感じ!」というスタッフや販売員さんを見つけましょう。いなかったら次の店に行く。

 

そして、「いい感じ!」と思った販売員さんに相談してみるんです。すると、その販売員さんの目でおすすめのものを出してくれると思うんですね。それをとりあえず着てみる。「え~!?」っていうぐらい似合わないのもあるかもしれないけど、中には「あれ? 今までこういう服は手に取ってこなかったけど、なんだかちょっとかわいく見えるんじゃない?」っていう服が必ずあるはずです。

 

そうして他人の目を1回借りてみると、そこが糸口となって、あ、今の私にはこういう服が似合うのかも、ということが見えてきます。実際に買う買わないはあなたの自由。もしちょっと迷ったときは、いったんそこを離れてお茶でもしてみましょう。それで忘れちゃったら、それはあなたの網に引っかからなかった服だから忘れてよし。

 

こんなふうに、もう1回、人の手を借りて、自分の好きな服探し、自分を助けてくれる服探しの旅に出ましょう! めんどくさいけど(笑)。

 

私自身も最近、このメソッドはよくやっていて。例えば、くるぶしまでの長いワンピースや細いジョギパンなんかは、昔だったら絶対買わなかったけれど、今はヘビロテしています。年齢とともに雰囲気が変わってくると、思わぬもの、以前は買わなかったような服が似合ったりするので、そこはぜひお楽しみに。

 

あなたもきっと、新たな道が拓けるはず。新しい時代が始まりました。新しい自分に似合う新しいスタイルを見つけてくださいね。

 

 

 

イラスト/松元まり子

・・・・・・・・・・・

 

「ババア上等!悩み相談」では、あなたのお悩みを募集中!

 

【お悩み投稿のルール】

①宛先:toko@shueisha.co.jp  ←こちらまで!

②メールタイトル:【いく子さんの悩み相談】※違うタイトルでお送りいただくと、受付できないことがありますのでご注意ください。

③必要事項:年齢・ペンネームのみ(本名は書かないでください)

④文字数の目安:200字程度【注意事項】以下の内容をお読みの上、ご了承いただいた上で投稿をお願いいたします。

 

・投稿いただいた内容は、OurAgeの企画および、集英社の雑誌・書籍等(web・SNSを含む)にて掲載、キュレーションメディア等に転載する場合があります。

・掲載する際には、ペンネームおよび内容を一部改編する場合があります。

・投稿の採用結果につきましては、お知らせいたしません。

・投稿内容等の確認のため、編集部よりご連絡する場合があります。

・投稿いただいた方のメールアドレス・ペンネームは本企画遂行の目的以外には使用いたしません。

 

投稿お待ちしています!

 

・・・・information・・・・

 

●2020年11月26日発売『日々是混乱 これが私のニューノーマル』(集英社)

 

 

ホーム社の文芸サイト「HB」で地曳さんが連載した1年半のエッセイが一冊に。

 

「BBA(ババア)であっても新しい自分に出会うことをこれからの喜びにしたい」と、コロナ禍の中、時に悩みながらもポジティブ思考で綴ったエッセイにきっとあなたも勇気づけられるはず。地曳さんの暮らしが見えてくる、愛用のアイテムやお気に入りスポットなどの写真も満載です!

 

MyAge

大人のからだバイブル vol.2 「痛み知らずの体になる!」

OurAgeの人気記事が1テーマムックに!
何度も読み返せる保存版OurAgeです。

MyAge
試し読み Amazon Kobo 7net

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

特別ステップアップセット!モイスチャークリーム 1×3本が付いてさらにお得なセットが販売中!

特別ステップアップセット!モイスチャークリーム 1×3本が付いてさらにお得なセットが販売中!

PR
<前の記事

<前の記事
第21回/マスク生活でメイクするのがおっくうに…。これが定着しそうで怖いです

次の記事>

次の記事>
第23回/わけもなくイライラ、やる気が出ない… 最近、気持ちが不安定です

この連載の最新記事

趣味や“推し”がいない…【40代読者のお悩み】

第61回/趣味や“推し”がいない…【40代読者のお悩み】

“上品見せ”の服がわかりません…【50代読者のお悩み】

第60回/“上品見せ”の服がわかりません…【50代読者のお悩み】

もうすぐ定年。どうなる私!?【50代読者のお悩み】

第59回/もうすぐ定年。どうなる私!?【50代読者のお悩み】

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル