小学5年で眼鏡デビュー、高校1年からはコンタクトに。この道(!?)約40年、筋金入りの近視人間です。神様に何かひとつ願いをかなえてもらえるとしたら、「視力をよくしてください!」とお願いする、と決めています。そんな私がつい先日出合ったのがこちらの本『魔法のメガネ屋の秘密』(集英社刊)。
“魔法のメガネ屋さん”と呼ばれ、完全予約制&なかなか予約が取れないらしい眼鏡店『眼鏡のとよふく』(千葉県佐倉市)の方が語る、本当に自分の目に合っている眼鏡とはどういうことなのか、ひいては「見える」とはどういうことなのか、「よく見える」ためには日常の生活も含めてどうするべきなのか、について、たっぷり&じっくりと書かれています。
「視力は見る力の一部にしかすぎない」「ひとは、実際は眼で見るというより、眼を通して、大脳で物体を見ている」「ものを見る力は、視力と視覚との総合バランス」などなど。つまり、度数を上げて視力を出すだけでは目にとって&身体にとって不十分、逆に身体の不調の原因になっている可能性もある、ということなんですね! まさに目からうろこ、いや、目からコンタクトレンズ、な話が満載! 「そ、そうだったのかーー! でもなんかわかる!!」と大きくうなずきながらイッキ読みしてしまいました。「世界の見え方が変わる」(どうも、ぐぐっと立体的に見えるらしいです。飛び出す絵本!? リアル3D!? てか、今見えている光景はじつはリアルじゃないってこと!?)という“とよふく”さんの眼鏡。検査→フレーム選び→顔合わせに2時間半〜3時間かけるという話も、この本を読んで超ナットク! 著者の方の体験記も参考になります! 「眼が喜ぶメガネってことか! 予約しかない〜〜!」と、スケジュール帳をガン見しているところです(ちなみに著者の方の場合、なんとか予約できたのは半年後だったそう。むむむ〜〜)。