前編では、台所用スポンジや出汁、デンタルフロスなど日常生活のためストックしているものをご紹介した。
後編は日常ではなく非常時を意識して備えたストックのご紹介をしたい。
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水、乾電池を備蓄しているのはもちろんだが、他はたとえばペーパーショーツとからだ拭き。
震災体験者の声を集めた記事を読んでいたら、避難所で支給されてうれしかったものに
「紙パンツ」
「使い捨ての体拭きタオル」
とあったのでストックすることにしたのだ。
このように新聞や雑誌などに掲載された経験者の声を読んで、自宅に置くようにしたものは他にもいくつかある。
そのひとつがラップ。
災害時、怪我をしたときは包帯代わりになり、寒いときは体に巻くとけっこう暖かいとのこと。
なのでいろんなサイズを多めに用意している。
また断水してお皿を洗えないときは、あらかじめ皿にラップを敷きそこに食べ物を盛り付け、食べ終わったらラップを外して捨てれば洗わずに済むともあった。
チャック付きポリ袋。
このチャック付きポリ袋の中にお米と適量の水を入れ、そのまま鍋で煮るとご飯が炊ける(しかも炊けた後そのまま袋の上から握れば、手を汚さずおむすびが握れる!)、またスマホを入れれば防水カバー代わりにできるというのを知って以来、多めに用意するようになった。
(防災グッズについては別の記事「備えあれば憂いなしと減災・防災のためコレ買いました」もあります)
なのに……
マスクは備蓄していなかった。
花粉症ではないのでふだんマスクを使わないせいか、考えがおよばなかったのだ。
今回、これには本当にがっかりした。
でもダメもとで防災リュックをのぞいてみることにした。
もしかしたら通販で購入した「救急セット」に2~3枚くらいは入っているかもしれない、と淡い期待をもって。
結果は……
あった!
20枚くらい。
自分がリュックにマスクを入れていたことは全く覚えていなかった。
!
頭が閃いた。
だったらあそこはどうだろう。
しまったことを忘れているマスクがあるかもしれない……
それは歯磨き粉や綿棒などをストックしている棚だった。
奥まで見てみた。
ここにもあった。
こうして結果、なんと合計47枚のマスクが見つかった。
この47枚にどれだけ心理的にも救われたことか。
私は決して忘れないだろう。
「47枚あれば一ヶ月半は乗り切れる。
その間に次の手を考えればいい」
と、ひとまず心に余裕ができた。
収納のプロやミニマリストなどの話をきくとよく
「今はコンビニもドラッグストアもスーパーもたくさんある便利な世の中なのだから、日用品のストックは必要ないと思います」
とか
「コンビニが我が家の冷蔵庫、倉庫がわり」
という意見に出会う。
それを聞くたび
「確かにうちの周りもコンビニだらけだよなぁ」
とうなづく反面
「でも、世の中何が起こるかわからないし……」
と悩ましかった。
そこへ今回社会問題にまで発展したマスクの絶対的不足のなか、防災リュックや棚の中から47枚のお宝(マスク)を発見した私は思いを強くした。
「やはり一番頼りになるのは日頃からの備蓄だ」と。
最後にうちのストック品にはこんな物もあります、というアイテムをご紹介する。
何だか、わかるでしょうか。
これを見てすぐ何かわかった方は、きっとお掃除の通では。
答えは「換気口用換えフィルター」です。
換気口(うちには4つあります)をふと見てフィルターに汚れが溜まっていたら、即交換したいせっかちな性分なのです。