在宅勤務しているのがもったいないぐらい(笑)、窓の外はいいお天気! 外出自粛期間中、運動不足解消と気分転換のため、朝か夕方に必ずご近所を散歩するようになりました。
以前は歩いて20分ほどの近所の公園まで、が定番ルートでしたが、さすがに毎日となると飽きちゃうので、毎回「いかに違う道を楽しんで歩くか」が課題。
「あ、こんなところにこんな道が…」
「今日はこっちに行ってみよう!」
とウロウロ気の向くままに歩いていると、季節柄、たくさんの花が目に入ります。そのきれいさに、思わずスマホのカメラでパチリ!
そうこうするうち、見たことのない花、知らない花を見つけて写真を撮るのが、毎日の散歩の大きな愉しみになりました。名づけて「ご近所花散歩」。
写真を撮って帰ると、ネットで花の名前や由来を調べるのも楽しいもの。よく似た花でも、じつは全然違う種類だったりすることもあります。
たとえばこの2つ↓。春先から遊歩道や道端に群生する小花で、これまで区別がついていなかったのですが、左は「オーニソガラム ウンベラータム」。キリスト生誕の夜に光輝いた“ベツレヘムの星”に例えられ、和名はオオアマナ(大甘菜)。右は、葉っぱがニラそっくりな「ハナニラ」です。
こちらの2つも園芸用の花としてよく見かけます。私はどちらも「ベルフラワー」かと思っていたらさにあらず…。
さらにトンデモ勘違いは、こちらの2つ↓。
私はなんと、左の花を「忘れな草」だと思っていたのですが…(-_-;)、右が「忘れな草」。左は「ミヤコワスレ」(和名は「深山嫁菜 ミヤマヨメナ」)なのでした。トホホ
こちら↓もよく似てますが、左はいい匂いのする「ニオイバンマツリ」。最初は濃い紫、それがやがて薄い紫から白へと変化する、珍しい花です。右は、この春の散歩で初めて知った「アグロステンマ(和名:麦仙翁)」という花。
清楚な白い蘭の花2種。左は岩や大木にくっついて咲く「セッコク(石斛)」。右は公園などの大樹の陰にひっそりと咲く「シャガ」。こちらは「胡蝶花」とも呼ばれます。
こんなふうに、和名やその漢字には花の出自や形が秘められていることが多いよう。和名を知ると、ますますその花に愛着がわいてきます。
花散歩をするときは、
「人の敷地に足を踏み入れないこと」
「個人宅の窓や人にカメラを向けないこと」
をルールにしていますが、なにげない道端の雑草にもこんな愛らしい花が!
最初はせいぜい40分、5000歩ほどだったのが、花につられて歩き回っているうちに、1時間、1時間20分…と時間も距離も増え、最近では8000歩以上ラクラク歩けるように。
とりどりの色と姿形で目を楽しませてくれる花たちのおかげで、この時期の健康を楽しみながらキープしている私です。