おうちごはんが続いて、料理の比重が高まっている昨今。ちょっとくたびれてきたフライパンをそろそろ変えないと。そんな折、目に留まったのがこれ。
4月21日発売の「バーミキュラ フライパン」。ん~、佇まいが何ともスタイリッシュ。
底面部を見ると、「VERMICULAR」の刻印が上質感を漂わせています。
実はこれ、数年前「バーミキュラ ライスポット」でも話題になった鋳物ホーロー鍋メーカー、愛知ドビーの新製品で、予約開始からわずか3週間で予約台数が1万5000台を突破、5月末には売上げが3万台を越え、発売時からすでに入荷待ちという、話題の人気製品だったのです。
ラインナップは26cm (深さ4cm)¥16,830、24cm(深さ5cm)¥16 ,280(いずれも税込)
ハンドルはオークかウォールナット。木製なので料理の時に熱くならないし、手なじみがとてもよく、使い込むと味が出そうな雰囲気がいい感じ。
本体は鋳鉄で、表面はホーローコーティング。なのに直径26センチでほぼ1.1㎏という軽さと、1.5mmというこの薄さは10年かけて製品に漕ぎつけたという苦労の賜物。
ホーローも新たに開発されたもので、水なじみがよく、効率的に熱を伝えるので、高い熱容量を持つ鋳鉄とこのホーローによる「エナメルサーモテクノロジー」は、食材から出た余分な水分を、一気に蒸発させて、旨みを凝縮するのだそう。
フッ素加工のフライパンは撥水性が高く水をはじくので、水分を飛ばすのに長い時間がかかるけれど、この鋳鉄ホーローだとあっという間なのです。これが瞬間蒸発ということ!!
ガス、IHどちらにも対応可能で、別売りのリッド(蓋)は持ち手の鋳鉄がスタンドになるのも嬉しい。26cm 用リッド¥4,070、24cm 用リッド¥3,850(いずれも税込)
さっそく、これも話題のレシピ1「箸の止まらないもやし炒め」にトライ。
基本、使い方は鉄フライパンと同じだけれど、付属のレシピブック(総ページ80p、レシピもお手入れ方法もばっちり載ってる)を見て、基本の使い方をチェック。強火でしっかりと予熱をして、油をなじませてゆらゆらと煙がでてきたら、火加減を調整して調理開始。蓄熱性の高さを活かすためにこの予熱がポイント。もやしだと、1分ほどでもやしが透き通ったら塩胡椒を振って出来上がり!
わかります? シャキシャキのみずみずしい食感がたまらない~。 加えて、もやしの香りと味わい、甘みが立ちのぼり、ほんとにお箸が止まらない!! 確かに旨みが濃い!
ちなみに、美と健康にこだわるOurAgeの編集としては、もやしも食物繊維が普通のもやしの1.5倍で、イソフラボンが含まれる大豆もやしをチョイス!
続いては、アスパラガスのソテー目玉焼きのせ。
基本のレシピ2の「感動の目玉焼き」のメニュー。確かに、ふちがカリカリで、ふたなしでも黄身にとろみがついて、いい感じ。ちゃんとフライパンの上で、目玉焼きが滑ります!
もちろん、アスパラガスも内側のみずみずしさはキープ!
お肉は、火加減次第でカリッと具合を調整。これは最初の試作で火力を強めに調理しましたが、それでも外はカリッと中は赤くても火が通っていてジューシーふっくらという仕上がりに。これは、ステーキや、鶏の皮つきのソテーでも同じ。
均質な火の入り具合は鋳物職人の技を感じます。(ちなみにうちはIHです)
私は豪快料理も多いので、迷わず26㎝をチョイスしましたが、深さ4cmでもアクアパッツァは難なく仕上がります。ルックスがスタイリッシュなので、もうフライパンごとテーブルに出しても問題なし! 私的には28㎝を作っていただきたいくらい。この素材でこの軽さは驚異的! 鯛もふっくらジューシーに。
きのこのソテーも、貝のようにぷりっぷりの仕上がり。
これは、ビネガーにつけてマリネにすれば、4~5日だって持ちます。
ぷりっぷりのままで楽しめるから、腸内環境のためにもあと1品って時にお役立ち!!
ちょっと熟成させたインカの目覚めも、表面カリッとパリッと、中しっとりに揚がります。
今朝も、レタスとおじゃこのさっと炒めも、シャキシャキに仕上がり、ぺろりと完食。
鍋も振らなくていいし、水が出て野菜炒めがうまく仕上がらない~って人も、失敗があまりなくなるかも。
ま、最初の予熱をちゃんと待たないで焦って調理をスタートすると底にくっついちゃったりするので、コツは必要。そこがまた、慣れるといい感じに料理が仕上がるので、その時は嬉しさもひとしおだったりして、心をくすぐられるのです。
この「旨さを凝縮させる」バーミキュラ フライパンは、1点1点手作りで耐久性も高いのですが、万が一の時のサポートも万全。何度でも修理が可能なのです(有料)。つまり一生もの! ホームページにレシピが上がったり、コンシェルジュが相談に対応していたりという姿勢にも、誇りある日本の高品質なモノづくりの姿勢が垣間見られます。こういうのってなんだか大事に使いたくなる!
ついつい料理に力が入る時期、使うごとに発見があるので、さらにいろいろ作ってみたくなってます。作って食べすぎて太らないようにしないと~~!