実はわたくし、大人になってから歯科を訪ねたことが数えるほどしかないという闇歴史を隠し持っております(-_-;)。
小さいときは人並みに虫歯になっては歯医者さんでワーワー大泣きしながら治療していただいたのですが、その後は虫歯知らずの親知らずレスのおかげで、学生時代は年2回の歯科検診のみ、社会人になってからは年に1回、会社の歯科検診で歯のクリーニングをしてもらう程度でここまで過ごしてきました。
しかし、昨年からのコロナ禍で、思えば3年近く歯のクリーニングもしていない…。そろそろ行ってみるか!と気楽な気持ちで、先日、近所の歯科医を訪ねたところ、若くて美人の先生いわく
「んー、かなり歯周ポケットが深くなってしまっているところがありますね。歯茎も部分的に腫れていて歯肉炎を起こしちゃってます」
ぎょえ~(;・∀・)
たった3年の空白で歯周ポケット5ミリに!?
今まで歯周ポケットが深いなんて言われたことないのに、たった3年でまさかの宣告。ポケットの深さが記された紙を見ると、確かに4ミリとか5ミリとか、最大では6ミリなんて恐ろしい数字がちらほら…。当然、歯石もたっぷり溜まっていて、がりがりゴリゴリ削られて口の中はスプラッタ!
血まみれクリーニングがひととおり終わった後、美人女医さんからは、歯磨き指導と合わせて「ぜひ歯間ブラシを使ってみましょう」という提案が。
「今、あさこさんの歯茎はぶよぶよで腫れている状態なのですが、今日かなり歯石を除去したので、そこに歯石がまた溜まらないように、しっかり歯磨きをしていただくのと合わせて歯間ブラシで歯と歯の間もきれいに保つようにしましょう。そうすることで、歯茎がきゅっと引き締まってくれると思います」
いやもう頑張りますとも! またスプラッタクリーニングになる恐怖も相まって、その日から朝晩欠かさず、歯磨きの後に、歯医者さんでいただいた「SSS」サイズの極細歯間ブラシで奥歯から4カ所ほどの歯と歯の間をキュッキュッとお掃除。
歯間ブラシ初心者の私は、最初はうまく歯の間にブラシを差し込めなかったり、始めて数日の間は使うたびに出血したりしていましたが、3日後ぐらいからは血も止まり、なんとかコツもつかんでスムーズにできるように。
↑こちらは最近愛用している市販のSSサイズ。SSSはドラッグストアではあまり扱いがないのですが、最初SSSから始めてその後SSにしたら問題なく使えています。
そして20日ほどのちにまた受診したところ、美人女医さんから
「すばらしいです! 見違えるぐらい歯茎が引き締まってきれいになっていますよ」
とうれしいお褒めのお言葉が!(^^)!
ほらほら…と並べていただいたbefore・afterの画像を見ると…(以下、お見苦しい写真をお目にかけてすみません!!)。
左は3月末のbefore、右は4月中旬のafterですが、赤紫に濁っていた歯茎の色が明らかに明るくピンクっぽくなってます。
さらに先生によれば、歯と歯の間にある歯茎の三角地帯が、ぶよ~んとむくんで水っぽかったのが、シャープな三角になって引き締まっているのがわかる!…んだそうで、「劇的に変わりましたよ~」とたいへんほめていただきました。
正直、画像を見ても自分では“劇的”感はよくわからなかったのですが(;’∀’)、実際に改めて歯周ポケットを調べてみると、以前は3㎜とか4㎜あった部分が0㎜~1㎜に、最大6㎜の部分も3㎜ほどに激減! たったの20日間がんばっただけでこの効果って、すごいな歯間ブラシ!
すっかり先生のほめ育てに乗っかり、その後も毎日朝晩、歯間ブラシを使うのが習慣になった私。日頃きちんと口腔ケアをしている方からすると「今さら何言ってんの!?」だと思いますが、本当に自分にとってはいまさらながらの
「口腔ケアの夜明け」。
思えば、数年前から、食事していて歯にものがはさまりやすくなったり、歯茎が上がって歯が長く見えるようになった気がする…と、自分の口腔の衰えサインには気づいていながら、何の手も打ってこなかったことが大問題なのでした。
56歳にしてかな~り遅ればせの歯間ブラシデビューしたのをきっかけに、これからはもっと「口腔ケア」しなくっちゃ! と決意を新たにしたしだいです。