こんにちは。ようやくスタートしたACIDMAN の「INNOCENCE」ツアー、初日のLINE CUBE SHIBUYAに参加し、感無量のライブ大好き編集者のすぎです。
7月のツアーファイナルまで、このまま無事に完走できることを祈っています。
さて、私の実家(愛知県)では納豆を食べるという習慣がなかったので、ずいぶん長い間、私にとって納豆は「眼中にない食べ物」でした。
食べるようになったのは30代になってから。90年代の後半に当時大人気だったシノラー(篠原ともえさん)とモデルのはなちゃんの仲良し対談という企画をノンノで担当し、2人が「納豆大好き!」「おいしいよね~!!」と、あまりに熱く語るので、「そ、そんなに?」と興味を持ったのがきっかけです。
最初の頃は、ねぎと和えて揚げに詰めた焼き納豆とか、納豆チャーハンとか、納豆チーズオムレツとかで食べることが多く、まだまだ素(す)の納豆には向き合っていなかったのですが、「納豆の大事な活性酵素であるナットウキナーゼは熱に弱い」と知ってからは、できるだけ加熱しないで食べるように。どうせ食べるなら血液サラサラにしたいですもんね。(タンパク質やビタミンB、E、Kなど、酵素以外の栄養素は加熱しても残るそうです)
そして時は流れ、気が付けば今や冷蔵庫には豆腐か納豆が必ず入っていて、「むしろ好きかも」ぐらいの域に達しています。きっと、年を取って体が健康的なものを求めているのでしょう。
味の好みは人それぞれだと思いますが、いろいろ食べてみた結果、私は「大粒」派で「しっかりとした食感があり」「豆そのものの味が感じられるもの」が好きであることが判明。
というわけで私的ナンバー1納豆は、こちら!
岡田発酵工房の黒豆納豆です。
一般の店舗での取り扱いはなく、毎週末、青山の国連大学前で開かれているファーマーズマーケットに土曜日だけ出店されています。(念のため出店日はFarmers Market@UNUのHPでご確認ください)
青山のファーマーズマーケットがスタートした2009年から、以前は土日両方、ずっと出店されていて、商品の種類はもっと少なかったような・・。
私は、このたっぷり入ったちりめんもよく買います。
パッケージの似顔絵の主である、生産者の岡田保さん。撮影のため、一時的にマスクを外してくださいました。
お年を伺うと、「昭和12年生まれだから、82か83か?」(昭和12年生まれだと今年85歳になるはずですが・・笑)。
若い頃、アメリカのオークランドに20年住んでいたという岡田さん。「Age is just a number.(年齢はただの数字にすぎない)」と、戸田奈津子さんのインタビュー でも聞いた言葉が返ってきて、ちょっと感動しました。
納豆を作り始めて約50年。暑い日も寒い日も、1日中、外で立っていても全然疲れないのは「発酵食品のおかげ」。「この仕事をやり出してから、病気を一切していない」そうです。
10年以上自家採種された国産の在来有機大豆と、宮城野菌という昔ながらの納豆菌を使用。室(むろ)の中で自然に発酵するのをゆっくりと待ち、手詰めの製法で作っているという「本物の」発酵食品。
大豆の産地や豆の大きさで、いくつか種類があって、一通り食べてみましたが、最近の私は黒豆一択。(写真は店頭にあったサンプル。注文するとクーラーボックスから取り出してくれました。遅い時間に行くと売り切れていることも・・)
無駄にタレがついていないのもうれしく、私は塩だけで豆の味を堪能するのがお気に入り。(オリーブオイルやゴマ油を足すこともあります)
1パック85g、3パック550円と、納豆としては少しお高めですが、納得の満足感です。
築地の大きな漬物屋さんで会計をしていたという奥様のテイ子さんのおかげで、今はお取り寄せもできるようになったとか。
注文は電話 044-976-0872 またはFAX 044-977-4960 のみとのことですが、機会があれば、ぜひ一度お試しください。